111回目を数える京都南座顔見世興行のチケット
今回は見送るつもりでいたが、
勘三郎さんの訃報に触れ、後悔の無いようにしたいと思い予約。
南座顔見世はチケットの売れ行きが良く、
既に予約開始日を過ぎているので、あまり良い席は期待できず、
なんとか「12/25 夜の部」「12/26 昼の部」の二等B席を予約する事ができた。
日帰りで観劇したかったが夜の部の終演時間が9時を過ぎるので
近鉄特急の最終に間に合わず、南座近くのホテルを予約し、翌日昼の部を観劇する事にした。
3連休に続く2日のお休みは痛いが、後悔したくないと思っての観劇。
往復のバスも予約できた。
舞台は一期一会
役者さんの熱演を劇場で拝見する昂揚感は格別のものがある。
多分wowowで放送すると思うけど、やはりリアルタイムで観てみたい
昨日はTVも新聞も勘三郎さんの報道が重なり、寂しさを実感しながらも
もっと舞台を拝見したかったと我儘な気持ちが頭を擡げる。
勘九郎さん七之助さんご兄弟を応援したいと思い、南座顔見世興行の観劇を決行することにした。
京都四條南座
吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎
六代目中村勘九郎襲名
平成24年11月30日(金)~12月26日(水)
〈昼の部(午前10時30分開演)〉
第一 佐々木高綱(ささきたかつな)
佐々木高綱 我 當
子之介姉おみの 孝太郎
馬飼子之介 愛之助
高綱娘薄衣 新 悟
佐々木小太郎定重 進之介
高野の僧智山 彌十郎
第二 梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
鶴ヶ岡八幡社頭の場
梶原平三景時 團十郎
娘梢 七之助
奴菊平 家 橘
囚人剣菱呑助 市 蔵
俣野五郎景久 男女蔵
青貝師六郎太夫 彌十郎
大庭三郎景親 左團次
第三 寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
曽我五郎時致 勘太郎改め勘九郎
曽我十郎祐成 時 蔵
小林朝比奈 橋之助
化粧坂少将 七之助
喜瀬川亀鶴 壱太郎
梶原平三景時 市 蔵
梶原平次景高 薪 車
近江小藤太 男女蔵
八幡三郎 愛之助
鬼王新左衛門 翫 雀
大磯の虎 秀太郎
工藤左衛門祐経 仁左衛門
第四 玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう)
吉田屋
藤屋伊左衛門 藤十郎
吉田屋喜左衛門 彌十郎
女房おきさ 吉 弥
扇屋夕霧 扇 雀
〈夜の部(午後4時15分開演)〉
第一 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
同 二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
早野勘平 仁左衛門
女房おかる 時 蔵
斧定九郎 橋之助
千崎弥五郎 愛之助
母おかや 竹三郎
一文字屋お才 秀太郎
不破数右衛門 左團次
第二 六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
勘太郎改め勘九郎
幹部俳優出演
第三 新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい)
静御前/新中納言平知盛の霊 勘太郎改め勘九郎
武蔵坊弁慶 團十郎
舟子岩作 扇 雀
同 浪蔵 七之助
亀井六郎 男女蔵
片岡八郎 壱太郎
伊勢三郎 新 悟
駿河次郎 薪 車
舟長三保太夫 左團次
源義経 藤十郎
第四 関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)
稲川内より角力場まで
稲川次郎吉 翫 雀
女房おとわ 孝太郎
北野屋七兵衛 薪 車
鉄ヶ嶽陀多右衛門 橋之助
東西合同と銘打つだけあり、豪華な顔合わせ。
東からは団十郎。
西からは仁左衛門・秀太郎・我当の松島屋三兄弟、藤十郎・翫雀・扇雀の成駒屋父子。
孝太郎、愛之助、時蔵、家橘、彌十郎、橋之助 etc.主役級の俳優陣が脇を固める。
ご贔屓仁左衛門が初役に挑む『寿曽我対面 工藤左衛門祐経』は楽しみ。
「気持ちがよそへ行っていればちっともしんどいことはない。
でもその間、勘平の気持ちになっているからとても辛いんです」と語る
仁左衛門の当たり役『仮名手本忠臣蔵』の勘平もじっくりと観てみたい。
このように楽しい事を見つけていく事がまた嬉しい。
佳い日でした