風天道人の詩歌、歴史を酒の肴に

短歌や俳句の鑑賞を楽しみ、歴史上のエピソード等を楽しみます。
比べて面白い 比べて響き合う 比べて新しい発見がある

一僕と 北村季吟(比歌句 16 右)

2018年03月26日 | 和歌

一僕(いちぼく)とぼくぼくありく花見哉 北村季吟(きたむら きぎん)

駄洒落好きにはたまらない句だ。気の合った使用人を一人伴って、花と花見客の宴を楽しそうに眺めながら、ゆっくりと桜並木を歩いている。「いやあ、今日はとても良いお日柄で。」そういう感じだ。