旅を思ふ夫の心!
叱り、泣く、妻子の心!
朝の食卓!
比歌句22で<茶つみうたかすかにひゞく岡のへに桐のはなちり風ぬるく吹く 尾上柴舟>
を取り上げたら、この歌が浮かんできた。
小説の一場面のような歌だ。
ありのままを描く、リアリズムと言ってしまえばそれまでなのだろうが、殺伐とした食卓の描写だ。
こんな食卓に同席したくはないが、私の心に沁み込んでしまった歌だ。
旅を思ふ夫の心!
叱り、泣く、妻子の心!
朝の食卓!
比歌句22で<茶つみうたかすかにひゞく岡のへに桐のはなちり風ぬるく吹く 尾上柴舟>
を取り上げたら、この歌が浮かんできた。
小説の一場面のような歌だ。
ありのままを描く、リアリズムと言ってしまえばそれまでなのだろうが、殺伐とした食卓の描写だ。
こんな食卓に同席したくはないが、私の心に沁み込んでしまった歌だ。