風天道人の詩歌、歴史を酒の肴に

短歌や俳句の鑑賞を楽しみ、歴史上のエピソード等を楽しみます。
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古池や 松尾芭蕉(比歌句 25右)

2018年04月17日 | 和歌

古池や蛙飛びこむ水の音 松尾芭蕉(まつお ばしょう)

 

「俳句」の代名詞と言ってもいいような句だ。

小学生の時に友達がいきなり「古池や蛙飛びこむ水の音」と言った。そして、少し間を置いて「ポチャッ。」おお、良いギャグのセンスだった。

別の友達が「古池や蛙飛びこむ水の音」 「ドボン」そりゃあないだろうと大笑い。

俳句で笑った唯一の思い出だ。

 

さて、この句の意味するところだが、「古池で一匹の蛙が鳴いていた。その蛙が水の中に飛び込んだ。その飛び込んだ水音の後、古池は静寂に包まれた。」と言うことだ。

さあ、これでこの句の本歌がお分かりになっただろうか。