寝転べば蒼天に散る山桜 風天道人
かなり昔のことだが、妻と二人で春の野山を散策した。思わぬ場所に桜の木が五、六本。花見ごろだった。その日は、平日でその場所には誰もいず、山鳩が日向ぼっことしていた。
私は、満開の桜の木の下に寝そべった。すると、晴れ渡った空に向かって風が吹いてきた。桜は風に靡き、空に向かって散っていくかのように花びらが震え、花びらの隙間から真っ青な空が覗いていた。
妻と何を話したのかは、さっぱり覚えていない。
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