チャンネルを変えていて飛び込んで来たのは、今にも泣き出しそうな表情で歌う女性の姿でした。
テレビ欄を見ると『情熱大陸』。今話題の人にスポットをあてて紹介する番組で、今回は『タテタカコ』というシンガーソングライターでした。
ストレートに紡がれた詩を心(ちから)の限界を超えて歌うようなその姿に「今にもココロが崩れそうに見えて、見ていて恐い」と正直、思いました。
張り詰めた絃が切れる直前ぎりぎりの状態で、音を奏でるような危なっかしさを感じた一方で、飾らぬ言葉が伝える骨太の詩は、初めて彼女の歌を聴いた私の中に、スーッと溶け込むように入ってきました。
番組は彼女の経歴とインタビュー、制作活動風景を交えながら進んでいきましたが、歌っている時とインタビューを受けている時の雰囲気のギャップにも危うさを感じました。自分自身の限界ぎりぎりで活動しているみたいだなと…、でも歌いいな、というより共感するなと…。
伝えたいことをストレートに表現し、それを限界ぎりぎりまで伝えようと歌う。危ういけど魅力的なシンガーソングライターでした。
↑上の写真で見ると細身の青年に見えたんですよね…m(_ _) m失礼!!