バイクと音楽を楽しむ前期高齢者

ロイヤルエンフィールドとグループサウンズ、カワサキWシリーズとグランドファンクをこよなく愛しています。 

20190701 カフェOTTO通信 ツーリングレポート5/22

2019-07-01 10:32:24 | バイクツーリング
5月22日(水) 
お宿→県道68号線→錦江→浜尻→佐多岬→雄川滝(不可)→根占港→山川港→山なぎ公園キャンプ場
 5時30分起床。さわやかな朝だ。昨夜の残りの焼きソバを食い、8時出発。
 マップルは県道68号線について「山中のアップダウンを楽しみたい人向き」という。ちょっと真意を計りかねるが、「そっち向きの人はどうぞ」ということか?マップルには時々こういう文学的表現がなされているがその筋の人が編集部にいらっしゃるのかもしれね。
 やがて「吾平(あいら)へ抜ける快走路」という肝属(きもつき)広域農道との三叉路に差し掛かった。さあ、どちらを選ぶか。僕は「そっち向き」なんで、県道を選ぼう。
 マップルの表現通り、山ん中の豪快なアップダウンをくり返す。山中走行ではあるが、全体的には台地という感じである。
錦江町に入ると奥花瀬自然公園の看板があった。そこには横幅60メートルの一枚岩の川床があるという。雄川(おがわ)沿いの坂道を駆け上るとそれっぽい物は見えた。だが一昨日までの大雨で増水し、濁り水がしぶきを上げ立てている。残念ながら川床を見ることはできなかった。

 県道68号線をさらに南下。勾配がキツく、登りでは4速を使わねばならないシーンが多い。右手には錦江湾(きんこうわん)を隔てて薩摩富士こと、開聞岳が眺められる。富士山と同じく独立峰なのでその端正な姿が余計に目立つ。
 九州最南端、佐多岬へ向かう県道は北西岸の県道74号線とはちがい、海岸沿いも走る変化に富んだコースだ。無論、「あんな道」なんで2速、3速も駆使することになる。ギヤチェンジが忙しい。
大変身・佐多岬!
 県道68号線と分かれ、県道566号線を南下。あれ?路面がきれいぞ。数年前の訪れた時にはずいぶん痛んでいたのに。右に左にコーナーを楽しみながらどんどん登る。途中に展望台と記念碑ができていた。


 以前は暗い雰囲気の駐車場に岬へ向かう薄暗いトンネルの中で露天商が3軒ほどあっただけ。来る人もまばらで売り子さんたちも生気が無く、そう、全体的にどよよ~んとした雰囲気だった。今の都井岬がそんな感じかな。手を打てば日本の観光地もなんとかなるのでは・・・と思った。



 大隅半島には数多くの風力発電設備がある。エンフィールドを駐めた所は大風車の真下だった。これは初めての経験だが正直ビビった。遠くから見るとゆったりと牧歌的に見えるこの風車、直下で見るとかなり暴力的なのだ。ブン回ってるって感じかな。その点原発は放射線などが目に見えないため、恐怖感は無い。
 昨年九州電力管内では電気余りの状態になり、これらの自然エネルギーを止める日が何日もあった。おかしいではないか。原発を動かしながら未来のエネルギーを止めるなんて真逆の措置だ。原発は簡単に起動・停止ができない構造なのでこういうことになるらしい。厄介なものだ。
 根占(ねじめ)のフェリー乗り場に着く。数多くの車が並んでいた。1日3往復だけの田舎の航路だが今日は平日だぜ、ちょいとビックリ。リタイヤしたお年寄りの車が多いようだ。そういえば僕もその一員なんだなあ😔
 50分間の船旅。開聞岳がどんどん大きくなってくる。山川で下船後、まずは時計回りに開聞岳一周だ。狭くて暗い防空壕のようなトンネルに入る。二輪車どうしでもすれ違いは危険なほどの狭さだ。もう何回も通り抜けてるが、いつも通りのスリルを楽しむ。

それを過ぎると1・5車線の上り下り。開聞岳周遊といいながらそれが拝めるのは北側に出た時のみ。美しい姿をカメラに納める。
驚きのライダーハウス
 管理棟前の駐車場に入る。テントも張れそうなほど広い、芝生の駐車場。管理人のおじさんは一応テントする場所を教えてくれたが、ライダーハウスの方を勧める。料金はテントと同じく¥500。しかしオートバイライダーは酒飲みが多い。それが困る。話が盛り上がって翌日の行動に影響するからだ。(人に責任をかぶせる・・・)今夜は僕一人ということなのでそちらにしてもらった。
 ハウス内はお世辞にも美しいとは言いがたい。しかし広い。12畳もあろうか。ベッドは5枚のコンパネで作られ、広々としている。冷蔵庫やストーブまで置いてある。4人掛けの椅子とテーブルもある。流し台も中にあり、楽ちん。雨降りでなくてもテントよりこちらを選びたい。



食事は鳥刺しと焼きソバ。な~んだ、昨日と同じじゃないか。小さなコップに焼酎3杯だけで虫の息。
 22時就寝。

追伸・・・往復3車線だが・・・・センターラインが無いこの道はどう走る?!!



20190701 カフェOTTO通信 大開放♪

2019-07-01 10:23:00 | バイクツーリング
セッション
6月30日、日曜日なのにイベントがありません。それで当日はOTTOを開放し、演奏者が自由にセッションできる場にしました。
演奏者は9人。なんか、やっぱ、ベンチャーズナンバーが多いなあ。イベントがない日には気楽にやるのもいいと思いました。
特定のバンドじゃのうて、このようなセッションは今後、街角ライブとかビヤホールでもやったらいいのではと感じた1日でした。



0190628 カフェOTTO通信 九州ツーリング2日目

2019-06-28 20:48:19 | バイクツーリング

志布志→都井岬→串間→志布志→花房峡→駅弥五郎→大隅湖→大隅広域公園キャンプ場

 フェリーさんふらわあ「きりしま」は15分遅れて9時15分志布志港に着岸。昨夜はひどい揺れだった。揺れなら慣れてるからまあいい。だが波が当たるたびに金属的な音も大きいので眠れたもんじゃない。
 というわけで目も緩いまま、9時40分出発。出発前の天気予報では雨だったが快晴!車も信号機も少なく、気分の良いスタートを切れた。
 都井岬はもう何回も行ってるので当初の計画では?だった。だが岬までの道のりもすばらしい。朝から気分よく走ってるのでこのままGOだ!


 抜けるほどの青空に緑がまばゆい。野生馬が馬そうに・・・いや、旨そうに草を食っている。

 観光客は僕の他には3組の乗用車。寂れた感じである。道ばたの観光ホテルも廃墟となっているものが多い。ここから南国ムードあふれる日南海岸へ。ところが通行止めだ。幸い抜け道はあった。
 しかし行けども行けども・・・県道439号線から串間まで抜け、結局出発地の志布志まで戻ってしまった。
 
時刻は1時。県道を北上し大隅湖へ。「緑に囲まれた湖畔道路」を楽しみにしていたが、ここも通行止め。




直線農道を抜けて1泊目の大隅広域公園キャンプ場には14時30分に到着。
4キロほどの距離に温泉とAコープがある。九州は養鶏が盛んなのか関西ではまずお目にかかることのない鳥刺しがそこいらのスーパーに普通に並べられている。しかも値段がめちゃくちゃ安い
 お、粉の焼きそばソースがあるぞ。これは持ち運びに便利だ。GET!
キャンプ場のテントサイトはきれいに手入れされた芝生。重厚な炊事棟に電源がいくつもあった。デジカメの充電をする。
 おっ、ランドリーもあるぞ。しかも無料。コインランドリーを使ったら1000円かかることを思えばキャンプ料金1000円はタダみたいなもんだ。だれにも教えたくないキャンプ場である。
 担当者が見回りに来てくれるしいろいろと親切にしてくださった。
 満点の星空を眺めながらあたりを散歩。10時頃就寝。




20190627 カフェOTTO通信 7月号完成!

2019-06-27 01:56:35 | バイクツーリング
カフェOTTO通信7月号が完成しました。オットに置いてありますのでご自由にお持ちください。
 今回はツーリングの記事です。今回は5年ぶりの九州。新築したテントを携えて5月20日(月)出発。
 3万キロを走ってフロントディスクパッドは1回取り替えたが、かなりチビている。新品のパッドを装着したところ、分厚すぎて常にブレーキが効いた状態。押し歩きができないほどなのだ。
 仕方がないので取り外し、ディスクグラインダーでガリガリと削る。そうすると面が荒れる。今度はコンクリートに押しつけてゴリゴリやって面を平す。こんな無茶苦茶なバイク整備もないぜよ。0.5ミリも削ったろうか、まだ引きずってはいるもののなんとか走れるようにはなった。こんな事は国産のバイクでは経験したことがない。頼むぜ、インドのロイヤルエンフィールド。


5月20日
 おうち→大阪南港
 大阪南港から鹿児島・志布志行きのフェリーに乗ります。空模様がナニやったんですが、出発直前から降り始めました。高速道路は嫌なのですが、大阪を通るとなればしゃあないです。時速80キロのノロノロ運転で大阪南港着。
 港では降雨の中、係員のおじさんが乗船時刻より早いのに「乗れ」と言う。「雨なんでバイクは大変やろ」という心遣いからそうしてくださったらしい。無論、彼個人の判断ではなく、会社の思いやりなんでしょうが、ありがたかったです。
 夕食はバイキング。¥2.000は高すぎると思ってたけど65歳以上はシルバー割引で¥1.650。はぁ、僕もそんなお年寄り扱いされる年齢になってたのか。落胆。同時に銭腹は代えられない。優遇制度にありつくのでした。
 butこれをやると元をとってやろうと必要以上に食い過ぎる。デザートまで含めて嫌と言うほど食った。金銭的には元は取れたが、健康的には凄まじい破壊行為だったと思う。

 
 
 

20181021 かふぇ

2018-10-20 22:37:52 | バイクツーリング

4泊5日の中部・北陸ツーリングから昨日帰ってきました。山ん中の走行で朝方のキャンプ場の温度はほとんど10℃以下。夜露と結露でントはぐっしょりと重い。そんな毎日でした。詳細は後日報告いたします。とりあえず写真を一枚。匂ってきそうでしょう(^O^)

今日はビヤホール。OTTOシックスGSバージョンの演奏でした。

明日は予定を変更して第3日曜日のベンチャーズトライブの定期ライブです。音を押さえてくれという苦情があり、少々小さめの演奏になりますが、ここは技術で聴かせてもらいましょう。みんなが知ってる曲は何回聴いても良いものです。

 こだわりの手作りハンバーグを¥200で提供します。限定6食です。ハンバーグを切ったらお汁がジュワーッと出てくる・・・実はこれは失敗作なのだという。切ってもお汁は出ない。肉の中に閉じ込められ、噛んだときに初めてジュワーッと出てくる。そのためには●手ごねしない ●超低温料理にする。できましたが、手間暇がかかりすぎます。

 ミンチに鶏を加える。これによって融点が下がり、冷めた状態でも口の中で肉がとろける状態が作れるらしい。しかし手間!but冷凍の物を焼いてそのままお客さんに出すよりもこういう手間暇をかけた方が提供する側もおもしろい!そのおもしろさを受け止めていただけたらなあと思います。

 

というのを書いて投稿するのを忘れていました。記事が古くなってしまいました。

 

 


20180622 カフェOTTO通信 東日本縦断ツーリング最終日

2018-06-22 08:49:34 | バイクツーリング

5月24日(水)|☁

恵山(えさん)観光

 5時30分起床。あれ?明るい!外へ出ると雲は多いが陽が差している。これは心が晴れる。ようし、今日は道南を走りまくってやろう。
 さっさと荷物をまとめ、6時30分、出発。
 まずは恵山。朝日の逆光で見えにくいものの、麓はツツジが満開。ここが群生地として有名であることは後から知った。中腹の展望台から津軽海峡を経てうっすらと下北半島が見える。


 さらに登る。14度のキツい勾配だ。テンテンテン!と焼き玉エンジンのような甲高い(かんだかい)排気音を上げ、体をぶるぶる振るわせながら愛車、ロイヤルエンフィールドはどんどん登ってゆく。
 駐車場から見た恵山のその姿に圧倒された。逆光で真っ黒の火口をバックに、これは噴煙というよりも蒸気のような真白い気体をもうもうと吐いている。動きが早く、次々と変化する姿がおもしろい。これは逆光の迫力だ。順光ではこうはいかない。
 

 スノーシェルターやトンネルが続く恵山国道278号線を快走。尾札部(おさつべ)は優秀な昆布の生産地。バイパスもあるが村内をめぐってやろう。
 5月は漁期ではないのか、昆布を見ることはできなかった。(昆布漁の解禁は7月下旬)で、昆布を干す物干しには洗濯物が乾してあった。

川汲(かっくみ)から道道経由で大野に出る。10時30分。道の駅・厚沢部(あっさぶ)に到着。外の店で揚げ芋とコロッケと牛乳を注文。「牛乳はありません」だと。北海道の道の駅で牛乳が無いというのは珍しい。

檜山(ひやま)国道229号線を北上。 岩内(いわない)までの150キロ間は親子熊岩三本杉岩など奇岩の連続で飽きることがない。岩のおもしろさにハッとしてはUターンしてシャッター・・・なのでなかなか行程が進まない。

茂津田岬(もつたみさき)には海面から頂部までの高さが290メートルで日本一という灯台がある。そこまで行くには2.7キロの舗装林道。最大勾配は15・5度。これだけの距離だが、長く感じた。

勾配や待避所を示す看板を持っているのはフクロウさんやクマさん。これがカワユイ。

登り切ると、とんがり帽をかぶった珍しい形の灯台が現れた。

 ところで高さ日本一の座は1950年に余部(あまるべ)灯台(兵庫県)の完成で奪われてしまったが2001年、頂部の改造で再び日本一になったそうな。あのヘンテコなとんがり帽は日本一奪回のためだったのか。少々イタい話だが、50年間ガマンしてきた事を思い、あえてツッコミはすまい。

 羊蹄(ようてい)国道5号線を北上。混雑する余市(よいち)を避けて大江パーキングエリア手前を右折。赤井川国道393号線に乗り、18時20分、小樽着。運河を散策。

22時45分出航。乗船客は少なく、バイクは僕だけ。新日本海フェリーはほぼ貨物船状態。

25日、20時50分舞鶴港前島埠頭着。高速経由で23時30分、ご帰還!充実した旅をありがとう!

 


20180621 カフェOTTO通信 東日本縦断ツーリング5/23

2018-06-21 07:32:10 | バイクツーリング

5月23日(水)
 お宿→ 六ヶ所村→ むつ→ 川内→ 大間→ 函館→ 恵山

 5時前から通る車の音がうるさい。ここは三叉路になっているので一旦停止してから加速する音、それも農耕用のやつだからオートマではない。2速、3速と加速するたびに音が変化するから余計やかましいのだ。ウトウト・・・ 7時、本格起床。ジェット機やら車やらうるさいところだな。

 やたら南風が強い。南を見ると雪をかぶった山々が。散歩中の老夫婦に話しかけると、我が意を得たりとばかりにお話が始まった。「あれは八甲田山で、そのほかの山を従え、合わせて八甲田連峰という。そして△○■※・・・・」。
 あ~、山の名前を聞いただけやのに。あ~、風が弱まってる今、テントたたみたいのに・・・。
 ありがた迷惑という言葉もある。でも、それも一切含めて旅は成立するのだ。後で思い出すと微笑ましい交流と思い直すことでもある。
 強風に四苦八苦しながらテントをたたみ、8時出発。

 県道219号線、25号線を経由し六ヶ所村へ。
 ここには核燃料再生工場があり、日本全国から使用済み核燃料が集められてきた。(2兆円かけて未完成)貯蔵容量は3000トンだが2968トンが埋まり、今後は搬入できないという。そうすると各原発では原発内に使用済み燃料を貯めておくことになる。これも冷やしておかなければ発熱し、危険な状態になる。原発がトイレのないマンションと言われるゆえんである。再処理工場の完成は計画では20年以上前。未だに完成していない。その間、技術上の問題で23回も完成予定が延ばされてきた。

 30キロほどで陸奥湾に出て国道279号線「むつはまなすライン」を北上。狭いものから広いものまで、菜の花畑があちこちに見られる。
 ここ、横浜では菜の花から穫ったハチミツや菜種油などが特産品らしい。道の駅・よこはまには「菜の花ソフトクリーム」「菜の花ラーメン」「菜の花ドーナッツ」などが売られていたのでドーナッツを買ってみた。パクッ。う~ん、フツーの味だぞ。だが噛み口を見ると緑色。菜の花なんやから黄色でないと・・・などというツッコミはやめておこう。

 陸奥湾を左に眺めながら国道338号線を西へ。

今回のルートは川内から国道を外れ、県道46号線「かもしかライン」に乗ることにする。ここからはほとんどお一人さま走行となる。

 越えても越えても次々と現れる新緑のキツいコーナー・右に左にバイクを傾けながら頻繁にギヤチェンジ。そしてすぐにブレーキ。「両手両足を使いこなさなければならない二輪ライダーはボケない」というヤマハの研究もあるが、両手両足を使っているうちのドラマーはあまり大丈夫ではないみたいだが・・・。

13時30分、大間着。マグロで有名なのでお土産はマグロせんべい← 大トロの味だった(うそやで)

フェリーに乗船。14時10分、大間港発、15時40分函館着。

函館では小雨がぱらついていた。こんな天気ならキャンプ場よりも橋の下の方が良い。函館から海岸線の国道278号線を東へ。そんな場所を探すけどこの道沿いにはミゾコ程度の川しかなく、それらの橋の下にテントを張ることは不可能だった。

 17時20分、恵山の海浜公園キャンプ場に到着。管理人のおいちゃんが空を眺めながら「炊事棟にテントを張っても良い」と言ってくださった。有り難い。今夜は確実に雨だろうし、今もポツポツと降っている。

 海岸沿いのキャンプ場からは恵山が目の前にそびえ、歩いて行ける距離に道の駅やセブンイレブンがある。サイトは芝生。

 18時20分、宴会開始。今日のメニューはそこの道の駅で買ったイカめし。これは函館が発祥の地だ。昨日のホヤに続き、地元の旨いもんを食った。そしてそこのコンビニで買ったカップラーメン。昨夜は袋ラーメンだったから少し高級になったかな。

「ア缶」かぁ・・・あえて評論はすまい

 


20180619 カフェOTTO通信 東日本縦断ツーリング 5/22

2018-06-19 09:26:53 | バイクツーリング

5月22日 |☁

お宿→ 林道経由 安家洞→ r273経由 野田→ 久慈→ 山形→ 林道経由 軽米→ 田子→ 小川原湖

6時30分起床。雲はやんわりと薄いが空は青くない。8時出発。今日の目的はまず昨日の続きの林道。

昨日と違って細道山道の由緒正しい?林道風景だ。奥岩泉トンネルを越えるとゆったりとした下り坂。緑のシャワーを浴びながらゆっくりと楽しむ。僕はこのような道を走ることがツーリングの醍醐味と思っているのでシアワセ率は100パーセント♪

 マップルが「見事な渓流美」という安家渓谷ぞいの県道273号線を東へ。だが渓谷美というには様子がおかしいぞ。川沿いには大きな木が根を上に上げて倒れていたり、道路も路肩が流されていたり、海岸までの20キロあまりの半分が砂利道になっていた。

久慈から国道281号線を西へ。マップルは「久慈川の渓流を眺めながら」というが、ここも水が濁っていて渓流美とは言いがたい。とはいえ、交通量は少なく、緑を眺めながらの走行そのものは楽しめた。

道の駅やまがたで小休止。ここから県道5号線を経由し、林道へ。こちら側はまた往復2車線の快適路となる。クネクネとしたコーナーは無く、勾配もそんなにキツくなく、壮快に駆け抜けるという感じかな。

 14時30分、田子町ガーリックセンターに到着。いろんな形をしたニンニクのモニュメントやイラストが楽しい。ニンニクといえば「クサい」というマイナスイメージがある。しかしここまで明るく楽しく表現されているので見ている方も楽しくなってしまった。
 ガーリックセンターの冊子に「田子にんにくの一年」という欄がある。7月「田子町がにんにくの匂いに包まれます!」・・・そこまで言うか!
 後日、カフェOTTOでひんしゅくを買うのだが、田子町訪問でニンニクを多く食う事への抵抗感がきわめて低くなったのだ。これを洗脳というのだろう笑

 炊事棟には「原子力発電施設等周辺地域交付金施設」という張り紙が。隣に原発使用済み核燃料再処理工場の六ヶ所村がある。ここ三沢は周辺施設なのだな。地方の弱小自治体のほっぺたを札束でひっぱたいてこういう物騒なものを作る。(東京には絶対作らない)やがて自治体も交付金頼りの財政運営になる。原発関連施設が古くなれば支払われる交付金も少なくなるから今度は自治体の方から原発関連施設を作るよう要求するようになる。これは一種の麻薬だ。福井県も重度の麻薬中毒にかかっている。複雑な気分である。

今宵のメインディッシュはホヤだ2匹で196円と安価だがバラしてみるとなかなか身が充実している。ビワ色をした実はピンポン玉大。内臓を取り除くと食えるところは少ないが、やみつきになる味ではある。こんな珍味をイオンで平気で売ってるのだ。東北・北海道の人にとってみれば珍味ではなく、ごく普通の食材なんだなあ。関西では考えられないことだ。

 炭水化物は「寿がきや」のラーメン。無性に即席ラーメンが食いたくなる時がある。ネギだけをトッピング。そのネギを切るのに包丁を持ってきました・・・まな板がありません。この頃生活全般にちぐはぐな事態が起こり始めている。

 

 

 


20180619 カフェOTTO通信 東日本縦断ツーリング5/21

2018-06-19 05:52:31 | バイクツーリング

5月21日(月)  
 お宿→ 湯田→ r13→ 盛岡南→ R106→ 駅・やまびこ館→ 林道→ 岩手大川→ 岩泉

7時30分起床。お、今日も陽が差してるぞ。それにしてもきれいなキャンプ場だ。公園にテントを張るって感じやなあ。
8時30分起床。多数のご老人が集まっている。ゲートボールをされるんだろうなあ。


国道107号線を東へ。秋田の平鹿郡と岩手の和賀郡の名を取って「平和街道」。良い響きではないか。
右手に湖が見えてきた。湯田ダムだ。まだ新しいダムなのか、数多くの樹木が水没している。湖の名を錦秋湖(きんしゆうこ)と呼ぶ。かなり水が茶色い・・・美しくない。先日の雨のせいなのだだろうか?道の駅で小休止。

 東北道の5キロ手前で左折。県道13号線に乗る。道幅の広い2車線だが右も左も田んぼだけで少し飽きる・・・と思い始めたら、その水田に映った民家の美しいこと。この道路、なかなか粋な計らいをしてくれる。

国道106号線は盛岡を起点とし、太平洋に向かう道。107号線同様に走りやすいが、どんどん高度を稼いでゆく。北側の緑が青空と競い合っているという感じで色の爆発だ!道の駅・区界(くざかい)高原で休憩。

この峠は106号線の最高地点で標高は730メートルとなっている。
 ここからゆるやかな下り坂となる。JR山田線と閉伊川と、この国道が並んだり交差したりしながら太平洋へ向かっている。30キロほどの走行で川井の道の駅・やまびこ館に到着。
 これを左折してこのツーリングの主な目的の一つ、八戸川井大規模林道に入る。林道と言えば細道でクネクネと曲がりながら急勾配を上下する・・・そんなイメージがあるが、道幅が広い。ほとんど往復二車線路なのだ。

こんな素晴らしい道路ではあるが目前に直径40センチほどの大きな石が道路の真ん中に何個も転がっている!左側車線は完全にふさがっている。多分、今日落っこちてきたのだろうが上を見ても緑色。ずいぶん上の方から落ちてきたのかな?巻き込まれたら大変なので写真を二枚撮っただけで早々に立ち去ることにした。

ボンネットトラックが駐まっていた。すごい迫力だ。

40キロほどの道のりで一旦県道171号線に出る。ところが今日の宿泊地、「岩泉↑」の看板につられて快適路の林道をはずれて県道を東へ。これは林道よりも道幅が狭く、非常に走りにくかった。とはいえ自分の人生でもう二度と来ることはないのだろうと思えば、こんなややこしい道でさえも愛おしい。

国道340号線、455号線に乗って15時40分、岩泉青少年旅行村に到着。このキャンプ場には電源があるのでスマホの充電ができる。(持っていないが)それに二層式の洗濯機も自由に使える。ゴミ処理完璧。近くには温泉。利用料金は310円。この辺でキャンプ場を探すとなるとここしかない。というわけで今回で5回目の利用ということになる。直射で乾かすため、陽のある内に洗濯をした。

夕食はたんまりの野菜にジンギスカン450グラムとニラ一束。オムレツも作ってみた。

 

 


20180618 カフェOTTO通信 ツーリングレポート5/20

2018-06-18 23:21:02 | バイクツーリング

5月20日

 7時起床。おっ、雲一つないぞ!出発後4日間は青空率10%以下やったが今日は初めての快晴だ♪ 濡れたテントの底を上に向け、直射に当てる。すると10分ほどで乾いてしまった。

 8時30分、隣の家族連れにあいさつをして出発。国道458号線は7Kmの未舗装が残っている珍しい国道。「ダートを楽しもう」というマップルのお言葉に引きずられ、西へ。このあたりは1000メートル級の山がゴロゴロしているがこの国道の峠は870メートルある。そこから月山(1984メートル)は直線距離で15キロ足らず、ドアップで拝むことができるのではないかと期待。
 しかし458号線に入って間もなく、「冬期閉鎖中」という道路情報が。そういえばこの時期、月山に登ろうとして途中で「冬期閉鎖中」でゲートに阻まれた事があったなあ。
 もう驚きませんって。春も終わろうかという季節に東北サン、あんたはまだ冬期なんや。で、僕の方は計画を投棄。

 尾花沢で国道347号線と交差し、右折。そしてすぐに「奥の細道街道」、県道28号線に乗る。交通量は「無く」新緑が目に痛いほどに突き刺さる。先ほどの「走りやすい」13号線の無機質な走りと比べてどうだ、ツーリングの楽しさ、醍醐味を身体いっぱいに受けながら進む。松尾芭蕉も五月雨のこの時期に「ツーリング」したんだよなあ。
 「五月雨(さみだれ)を集めて早し最上川」。でもあのちっともキレイでない濁流をこんなふうに詠めるとはなあ。「この色ではなあ」と諦めるアサノに対して「季節を楽しもう」と諭してくれたのかもね。でも昨日は雨の中でありながらも生き生きとした草を撮影していたぜ。ちょっとはアンタに近づけたのと思うのですが。

 仙台と秋田を結ぶ国道108号線、仙秋サンラインと合流し、北西へ。
 気温は13℃。山ん中の2車線の広い道路で速度を出せる。幾多のトンネルを抜けるのだが、これが寒い

 12時20分、秋の宮温泉郷に到着。当初の計画ではこれを右折して子安峡をめざすつもりであった。7年前のツーリングで楽しい思いをしたこまち湯ったりロードと名付けられた県道310号線を楽しみにしていたのだ。ところがここも冬期閉鎖中。

 国道13号線を北上する。ぎこちないつながり方ではあるが横手市内をバイパスさせているので交通量の割にスムーズに動いている。16時30分、キャンプ場着。
 ここはゴミ処理完璧、芝生のサイト、広い炊事場、バイクは横付けOK、全体的に清潔、歩いて行ける距離に温泉(¥400)。料金は510円。文句つけようのないキャンプ場。これで2回目の利用となる。