お宿→湯前→西郷→r20経由→六峰街道(ろつぽうかいどう)→日之影キャンプ場
5時30分起床。湯を沸かし、昨日と同様、Wみそ汁を作る。トマト・キャベツ・エンドウと、野菜ばかりの朝食だ。
今日のコースを立てたり、散歩したりしながら時を過ごす。
8時出発。キャンプ料金を払おうと受付に行ったが9時からとなっていた。しゃあないんでノートを破って住所、氏名、電話番号を書き込み、料金を包んで置いてきた。
ところで昨日行った西米良(にしめら)だが「中米良」とか「東米良」が無い。西米良の東隣は西都(さいと)。それじゃ、西都の東側に東都があるのかといえば無くて「都農(つの)」となる。どうやらこの辺の地名、「西」は方角を示すものではないみたいだ。
東へ向かうのに国道をはずれ、「フルーティーロード」と名付けられた農道を行く。ちょいとキツいアップダウンはあるものの、交通量はごくわずかで信号機もほとんど無い。国道を走るのがバカみたいに思える快走路だ。
湯前からは国道388号線の西行きとなる。奥球磨ループ橋を越えると市房ダム。しばらくは快適な走行を楽しめたが未整備国道ということで30数キロほどの間、ほとんど3速・4速のギヤを使うことになった。大型車は離合困難ということでトラックやバスに遭遇することはなかった。というより他車と遭遇することもなかった。
11時、森の駅・きじで30分間の大休止。今日初めての休憩だ。約80分間の悪路走行は楽しかったけどかなり疲れた。
国道388号線走行は気が抜けない。他の国道との合併区間あり、まっすぐ走っていたらそれが県道になったりで、何度か引き返すことになった。ナビが有りながらである。

カーナビ、ゴリラの仕様
ゴリラはすぐに日和る。ユーザーが間違った方向へ行くとすぐにそれに合わせる。「間違ってるぜ、戻れ」と諭すのではなく、間違いに合わせて何キロも遠回りのコースに変更するのだ。「最初に間違ったのはアンタ、私はそれに基づいて次善の策を授けるだけ。」
県道20号線を北上してあこがれの六峰街道(ろつぽうかいどう)に乗る。あれは15年前のツーリングで乗った往復2車線の尾根を貫く快走路。その時は日之影で道路大崩落のために全面通行止めになっていた。仕方がないので高千穂に降りた経験がある。今回はそういう通行制限も出されていないようななので完走できるだろう。
今回は完全走破を目指して県道20号線の交差点、街道入り口から進入する。入り口には大きな看板もあり、行こうとしているところが間違いではないと、とりあえず安心する。 入り口から少々進む。うお!狭いぞ。それに勾配がキツい。時速は40キロ弱。ギヤはほとんど3速。まあいい、登り切ったらあの快走路になるのだ。
ところが20キロ走ってもそのような景色ではない。相変わらずクネクネとした細道なのだ。道しるべに従って進むと諸塚林道という掲示板が・・・。間違ったのかと思って引き返す。その交差点で再確認したが、今進んだ道が正しく、六峰街道となっている。訳が分からなくなった。もう深追いはやめることにしよう(後日、地図で確認すると六峰街道と諸塚山林道は合併区間・・・つまり諸塚山林道でも構わなかったのだ)またしても完走ならず、県道209号線で日之影に出る。
15時30分、日之影キャンプ場に到着。走行距離こそ259Kmと少ないが、今日も疲れすぎた。
100円の割引券をもらい日之影駅温泉へ(¥500)。日之影駅を改装したこの温泉、浴場は2階にあり、1階は売店になっている。Aコープで食料調達。今日は焼きうどんにしよう。しかしこの店、酒類は販売していない。また日之影駅の売店まで戻る羽目になった。



