鈴鹿市議会議員の田中通です.
今日は本会議のテレビ中継がある
鈴鹿市議会でしたが,ひとまず昨日の活動報告.
昨日は朝から議会運営委員会があり,議員席での傍聴でした.
なお,テレビ中継はありませんでした.
- 翌日の本会議の議事運営について
- 6月定例議会における一般質問の議員発言時間について
- 災害時における議会対応について
などなどでしたが,興味深いのは2の一般質問の議員発言時間についてでした.
一般質問は基本持ち時間が45分ですが,会派内に質問時間が45分に満たない議員がいる場合はその時間を最高15分いただけます.
私は仲間のおかげで60分の通告時間での一般質問でした.
全体での所要時間は58分11秒.
ほぼ使い切っています.
通告時間の半分は議員の質問時間ですので30分は私の使ってよい時間で,残りは行政側答弁の使用時間になります.
全体の時間が通告時間の60分に収めることも大事ですが,質問使用時間を30分以内にするのも同時に気にしないといけません.
私の場合は質問使用時間25分26秒で,答弁時間は32分45秒でした.
私の質問残時間は4分34秒ありましたが,答弁がやや長めでいただいたので全体の残時間は1分49秒.
質問者は2つのモニターを見ながら時間をチェック,特に質問残時間するのですが,私の場合は終盤,質問残時間が全体の残時間よりも多くなって,質問の緊張の中で油断すると見誤りそうな不安を抱いておりました.
この終盤の時間の把握が,みんな結構嫌がってました.
残時間1秒で終えられた方,質問残時間0秒で終えられた方なんて私のような新人議員には神業級に見えます.
大きな拍手を送りたい気持ちでした.
通告時間をオーバーした質問もありましたが,55分の通告で1分24秒オーバーの56分24秒の所要時間.
しかし質問残時間は5分8秒もあったのに,答弁時間が33分32秒と予定の25分から8分32秒も長く,質問時間を圧迫されてしまって憤慨されてました.
皮肉なことに,同じ会派の方々の有効質問残時間が3分46秒と2分ということで,合計5分46秒.
しかしいずれも5分未満なので,質問通告時間の融通のやりようがありませんね.
議員時間と答弁時間の割合で最も議員時間割合が少なかった質問は37.6%.
答弁時間の最小割合は39.65%でした.
ちなみに私は議員時間43.8%で答弁時間56.2%でした.
なかなか50/50には遠いです.
議会運営委員会での議論では,もう少しわかりやすくてやりやすいのにしていこうということでしたが,性急に変えるのではなく,徐々にしていこうとのこと.
会派に持ち帰り,しばらくそのことを仲間と議論しましたが,質問時間というのは議員,そして有権者の権利なのだから,その時間は確保したうえで,少しくらい答弁が長くなっても認めるべきじゃないかということで収まりました.
基本に立ち返れば,当然と言えば当然の意見かと思います.
ただ,この意見は4年以上前にも提言されたのですが,何かが制約に引っかかると言われたそうな.
中継時間かなぁ...
もしそうだとしても,そのことも加味したうえで議長に仕切ってもらえば良いのかなとも思います.
現状だと2つの時間を追わないと行かないし,どんどん前倒しスケジュールになって行きますし,久しぶりに調整が必要なのではないかと思います.
しかし,このややこしい時間チェックを議会事務局がしてくれていたことに驚くとともに,感謝の気持ちでいっぱいです.
この8年くらい,質問時間の短さが気になっていたので,こういう資料がずっとほしかったのでした.
20年程議会ウォッチャーでしたが,傍聴すべきは各派代表者会議と議会運営委員会だったと今さらながら思う次第でした.