検査退院した夜、血尿が濃くなったことで感じたこと。
それは、やっぱり死ぬのは怖いと思っていたこと。
前立腺がんの疑い検査ということで
注射器のようなもので
尿道付近の組織を抽出したため、
術後に血尿が出ていました。
退院時、しばらくしたら血尿がなくなるが
万一、血尿が濃くなって止まらなければ
連絡するように!との注意事項がありました。
お気楽な私は、
「しばらくとはどの程度の期間なのか?」
「血尿が止まらないとは、どの程度の期間なのか?」
という詳細を確認しないまま、退院しました。
というのは、徐々に血尿が薄れている感じがしたので。
しかし、退院した夜、ほぼほぼ血液と思えるほどの
血尿を目の当たりにしてビックリ!
翌日からGWで外来診療はお休み。
そのことに気づいた瞬間、
「救急車を呼ばないとダメかな?」
「退院前に看護師や医師に血尿具合を診てもらうべきだった」
「退院が早過ぎたのかも」
などなどの思考が巡りました。
しばらく思考の渦の中に巻き込まれた後、
ふと気づいたことがあったのです。
それは
「あっ、俺、死ぬのが怖いんだ」
ということ。
この気持ちに気づけた瞬間、
何だか自分自身がかわいく感じて
口元が緩くなり、冷静さを取り戻すことができました。
冷静さを取り戻せたら、そのまま熟睡!
翌朝も血尿が続きましたが、
徐々に薄くなってきて、一安心!
一連の出来事を振り返り感じたのは
「自分の状態に気づけるって、大事なこと」
だということ。
気づけるって、渦の中にいる自分を
客観的に捉えられる第一歩なんだと
実感した経験だったので、
備忘投稿させていただきます。
【しあわせです、感謝】