Antonio de Pereda(1611-78)は、マドリッドの宮廷で活躍した画家だそうですが、全然知りませんし、関心もありませんw。じゃあ、なぜこの絵を採り上げたかと言えばフェルメールの「画家のアトリエ」(8/15)で述べたアレゴリーについて理解するのにちょうどいいかなって思ったんです。今にして思えばこの絵を先に紹介してから、フェルメールについて書いた方がよかったと思います。
まず . . . 本文を読む
「サンクトゥス」は、通常文、すなわちすべてのミサに共通して歌われるものです。最初の2行は「イザヤ書」の第6章によるもので、6つの翼をもつ2人の天使セラフィムが神をほめたたえるこの言葉を呼び交わしながら飛んでいるという記述があります。3行目の“Hosanna”は私の持っている辞書には「万才!」なんて訳してありますが、これも賛美する感嘆語なのでしょう。4行目からは「ベネディクトゥス」として独立した . . . 本文を読む
彼だけを追いかけていると、どうも碌なことがないので、三姉妹間の紛争に戻ろう。さあ、9月になってしまった。菫の結婚式の10月10日までもう1か月しかない。鳥海家から招待状は全部発送した(返事も来始めている)、羽部家を除いては。どうしよう、どうしたらいいのか、夏の間、なんとなく先のことだと先送りしていたのが、9月になったとたんに薫も光子も焦ってしまい、何がなんだかわからなくなってしまった。達子に相 . . . 本文を読む