退屈な日
雪窓の向こう側に触れて見ると
今年もこんな日々が待っている
三寒四温
世の中の流行りは
やはり身につけて置くべきでしょう
車を見送り
てくてくと歩く
冬の道程でふと呟きが
私のポヘムへと繋がって行く
時の狭間で
冬の傾きは
今始まったばかり
冬の道程はカーンと凍え
身も心も縮む
一服飲んださみだれのお茶
忍耐忍耐を潜り
春へと視線を合わせる
ふと雪窓に近寄ると
孫が作った靴下の穴
大きくならない内にと
ひと針ひと針刺して
暑い暑いと嘆いたあの日の記憶
ひょっこりと
でんでん虫が角や遣りを出して来る
繕い物が終わる頃
雪空の下では
綿毛の蒲公英が春の出会いを待ち
夕の買い物へ
日は西陽へ傾いて行く
てくてくと歩く足は
冬の遠い道
私の側を車が勢いをつけ
通過して行く
信号を見送る私に
孫が送ってくれた白寿の詩集
゛陽射しやそよ風はえこひいきはしない゛
゛夢は平等に見られる゛
゛くじけないで゛が脳裏に浮かび
全てが諦めになった事に
どうしょうも無く
時代の狭間を雪玉に握り返え
大空へと投げつけて見た
雪窓の向こう側に触れて見ると
今年もこんな日々が待っている
三寒四温
世の中の流行りは
やはり身につけて置くべきでしょう
車を見送り
てくてくと歩く
冬の道程でふと呟きが
私のポヘムへと繋がって行く
時の狭間で
冬の傾きは
今始まったばかり
冬の道程はカーンと凍え
身も心も縮む
一服飲んださみだれのお茶
忍耐忍耐を潜り
春へと視線を合わせる
ふと雪窓に近寄ると
孫が作った靴下の穴
大きくならない内にと
ひと針ひと針刺して
暑い暑いと嘆いたあの日の記憶
ひょっこりと
でんでん虫が角や遣りを出して来る
繕い物が終わる頃
雪空の下では
綿毛の蒲公英が春の出会いを待ち
夕の買い物へ
日は西陽へ傾いて行く
てくてくと歩く足は
冬の遠い道
私の側を車が勢いをつけ
通過して行く
信号を見送る私に
孫が送ってくれた白寿の詩集
゛陽射しやそよ風はえこひいきはしない゛
゛夢は平等に見られる゛
゛くじけないで゛が脳裏に浮かび
全てが諦めになった事に
どうしょうも無く
時代の狭間を雪玉に握り返え
大空へと投げつけて見た