

冬至の日
意識してか店頭には南瓜の姿が目に触れる
今日は夜の長い日と死に近い日ですとか
習わしの行事も一つ一つクリアして行く
ふと冬空を仰ぐと
翼を付けて飛んでいきたい現実

゛馬鹿だ馬鹿だとそれも愛受け止められて七坂八坂手を繫ぐ゛
夫の口癖
馬鹿だ馬鹿だと
それも妻への愛と受け止める
今日この頃なり
羯諦羯諦
杖を仲間に夫の手を繫ぐ
゛匂ひ立つ娘盛りを玄関に飾りて年賀待つ暮らし゛
殺風景な老の暮らしの玄関に
花を添えてみる
生花の束が匂い立ち
新年のご挨拶

゛掃除後忘れもの残こり無きかと箪笥の中の吾が身を覗く゛
掃除後に何時果てるとも、、、、
自分の身辺整理に箪笥の中を覗いてみる