昨日駐車場に雪を撒いていると、背後から物凄い勢いで走る足音が聞こえてきた。
一瞬身構えて振り向くと、向かいのお姉ちゃんと妹さんが
『 バレンタインのチョコレート作ったからあげる。 』 と、息子と娘にチョコレートを持って来てくれた。
息子を呼んで直接お礼を言わせた。 デレデレしっ放しの非常に締まりのない笑顔だ。
妹さんとお母さんとで作ってくれたんだって。
友チョコだと言い聞かせたけど、息子はとても嬉しそうだった。
一日早いバレンタインのチョコレートを貰った息子。 その後お祖母ちゃんからバレンタインのドーナツをいただいた。 息子のテンションは上がりっ放しだ。
さて本日。
一年生の時から二年連続で息子にチョコをプレゼントしてくれた〇〇〇ちゃん。 今年はクラスも違うから貰えないんじゃないかな? と妻と二人で予想した。
結局貰えず、息子はがっかりしながら帰宅した。
しばらくして、意気消沈している息子に妻が一言。
『 郵便受け見ておいで! 』
息子と娘が二人で見に行くと ・ ・ ・ 中にチョコレートのプレゼントが入っていた。
喜びのあまり言葉を失う息子。
兄を尻目に 『 やったぁぁぁ! チョコレートだぁぁあ! 』 と叫ぶ妹。
恥ずかしかったのか学校で渡せなかったらしく、わざわざ我が家の郵便受けに入れて行ってくれたらしい。 その後妻の携帯に〇〇〇ちゃんのお母さんからメールが入ったのだそうだ。
そのころ僕は会社で、あるパートさんから 『 これひっくんのバレンタインのチョコレート! 』 と、息子宛ののチョコレートを受け取っていた。
しかし、〇〇〇ちゃんからチョコを貰えたことが、よほど嬉しかったんだろうね。
本を読みながらデレデレ。
食事中もデレデレ。
食後もデレデレ。
バスタブの中でもデレデレ。
髪を乾かしている間もデレデレ。
多分、今も布団の中でデレデレしながらいい夢みているんだろうなぁ。
僕が初めてバレンタインにプレゼントを貰ったのは高校二年生の時。
チョコではなく手作りのケーキだった。 もったいなくてしばらく食べられなかったなぁ。
今となっては懐かしい青春の1ページです。