石塚の桜
舞台桜
今朝早く、会社へ向かいながらいくつかの桜の様子をうかがってきた。すでにそこそこ開花していて意外だったのが飯田市座光寺にある座光寺公民館裏手にある「石塚の桜」。しだれ桜はどちらかというと遅い方なのだが、すでに五分咲きに近いだろうか。朝陽の当たる東側はすっかり開花している。このところ後追いで桜を訪れていたが、今年は少し早めに様子をうかがっている。したがって明日、明後日の朝方は人出がそこそこあるだろうが、今日はカメラマンもちらほら。この桜、石塚一号古墳という古墳の上に咲く。いわゆるお墓に多いと言われるしだれ桜だが、まさにその原点的な桜だ。南側に古墳内への口が開いていて、石室になっている。麻績といえばこの桜よりすぐ近くにある「舞台桜」が知られているが、こちらはまだつぼみ。とはいえ、東側には開花している花もいくつか。
雲彩寺の桜
古墳のといえば、雲彩寺古墳という古墳が飯田市上郷飯沼の雲彩寺裏手にある。寺が古墳を背負っているような感じの古墳で、現在では周囲は住宅地となっている。ここの雲彩寺の境内の桜もすっかり咲きそろっている。
安富桜
さて、毎年触れている飯田市美術博物館の庭に咲く大きな「安富桜」この地域の桜の中ではかなり色の濃い桜である。数日前から咲き始めているようだが、だいぶ咲きほころんだ。色の濃い桜は、実は朝方より夕方の方がよりピンクが色濃い。したがって「安富桜」らしさは表現できない朝方ではあるが、まだ誰もいない中で桜を鑑賞できる。この桜の傘下にあたる場所に「青雲」という碑が立っている。この地は明治17年に長野県中学校飯田支校が移転開校され、後に飯田中学となった。そして大正15年に現在の飯田高校の地に同校が移転した後は、飯田長姫高等学校として利用された。その校舎からこの桜を見ていたはずのわたしには、当時の桜の記憶はほとんどない。そんな経歴がこの碑には記されている。
合庁の桜
夫婦桜
「安富桜」からすぐにある桜が、昨日も触れた飯田合庁の桜である。もちろん昨日よりも開花は進み、隣の「夫婦桜」も東側の陽当りの良いところは咲き始めた。足早に桜色が広がっている。
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