先週木曜日の公園。
ニーニのお父さんはひとりで現れた。
いつも一緒のお兄ちゃんとニーニが近くに見えなかったので木陰で待っているのかと、
「あれ?ニーニは?」と思わず口にしてしまったことを後悔した。
しゃがんでつんちゃをナデナデしてくれていた後ろ姿が
急に沈黙してしまったからだ。
その沈黙はどんな説明よりも心に突き刺さった。
「ニーニ、亡くなったの?」
確認するように声をかけたら、お父さんの目から涙があふれ出た。
いつもニーニと一緒だった公園に、ニーニと来られない理由は他にあるはずもない。
高齢だったニーニの足を心配して、
2か月前に購入したばかりの、
まだいくらも使っていないカートを使ってもらえないだろうかと、
わざわざつんちゃの現れる時間に公園に来てくれたのだった。
脾臓を病んで長くて半年、短ければ2か月の命を宣告されていたそうだ。
昨年12月のことだったそうだ。
そして7月5日、ニーニは旅立った。
余命宣告のぎりぎりまでがんばったニーニ。
体重は元気な時には40キロを超えていた、
足の丈夫な、大きなゴールデンだった。
前日まで公園にでかけていたという。
つんちゃがお散歩デビューしたての頃、
ボールを咥えてやって来て、ここでレトリーブを楽しんでは、
次の公園にはしごするニーニとよく行き会った。
テニスボールをヨダレでぐちゃぐちゃにして、
お父さんはいつも大きなタオルをニーニのために持ち歩いていた。
暑さの中、汗を拭く仕草で、涙を拭うお父さんは、
ニーニのために今もまだタオルが必要なのだ・・・。
深い悲しみに押しつぶされそうになりながら、
公園に懐かしい姿を追っているのだと思う。
先日、ニーニと同年配のお散歩仲間だった小型犬の飼い主さんと、
お店で偶然行き会い、
「ニーニは元気?」と聞かれて、
「うん、元気だよ。」と答えたそうだ。
その場で涙がこらえられなくなるので、そう答えるしかなかったと。
どんな慰めも、涙で流れてしまう。
その喪失感を埋める言葉は見つからない。
ニーニの存在はとてもとても大きなものだったのだ。
今日、ニーニのカートを貰い受けに行ってきた。
ニーニのお父さんはひとりで現れた。
いつも一緒のお兄ちゃんとニーニが近くに見えなかったので木陰で待っているのかと、
「あれ?ニーニは?」と思わず口にしてしまったことを後悔した。
しゃがんでつんちゃをナデナデしてくれていた後ろ姿が
急に沈黙してしまったからだ。
その沈黙はどんな説明よりも心に突き刺さった。
「ニーニ、亡くなったの?」
確認するように声をかけたら、お父さんの目から涙があふれ出た。
いつもニーニと一緒だった公園に、ニーニと来られない理由は他にあるはずもない。
高齢だったニーニの足を心配して、
2か月前に購入したばかりの、
まだいくらも使っていないカートを使ってもらえないだろうかと、
わざわざつんちゃの現れる時間に公園に来てくれたのだった。
脾臓を病んで長くて半年、短ければ2か月の命を宣告されていたそうだ。
昨年12月のことだったそうだ。
そして7月5日、ニーニは旅立った。
余命宣告のぎりぎりまでがんばったニーニ。
体重は元気な時には40キロを超えていた、
足の丈夫な、大きなゴールデンだった。
前日まで公園にでかけていたという。
つんちゃがお散歩デビューしたての頃、
ボールを咥えてやって来て、ここでレトリーブを楽しんでは、
次の公園にはしごするニーニとよく行き会った。
テニスボールをヨダレでぐちゃぐちゃにして、
お父さんはいつも大きなタオルをニーニのために持ち歩いていた。
暑さの中、汗を拭く仕草で、涙を拭うお父さんは、
ニーニのために今もまだタオルが必要なのだ・・・。
深い悲しみに押しつぶされそうになりながら、
公園に懐かしい姿を追っているのだと思う。
先日、ニーニと同年配のお散歩仲間だった小型犬の飼い主さんと、
お店で偶然行き会い、
「ニーニは元気?」と聞かれて、
「うん、元気だよ。」と答えたそうだ。
その場で涙がこらえられなくなるので、そう答えるしかなかったと。
どんな慰めも、涙で流れてしまう。
その喪失感を埋める言葉は見つからない。
ニーニの存在はとてもとても大きなものだったのだ。
今日、ニーニのカートを貰い受けに行ってきた。