ウワァ~って・・・
午前中、近所の保育園児が遊びにきました。
「お茶の先生が銀杏がきれいなので遊びにおいでっていってくれたんですが・・・」って引率の先生。
「どうぞ、ゆっくり遊んで帰って下さ~い」
歓声が響きます。
毎朝、毎朝坊守がせっせと掃いていたものです。
掃いた後、振り向くともうハラハラと散っています。
「しばらく袋に入れずこのままにしていてください。
子どもたちにウワァ~ってさせてやりたいんです。」
「うわぁ~」っていうのは
沢山の銀杏の葉を両手に持って上に巻上げる動作をしています。
銀杏吹雪ってところでしょうか・・・
自然の香りに包まれる感じ。
ウチはギンナンが成りませんので気になる香りはありません。
ただ、銀杏の葉の香り。
コイツみたいなものでも経験がありますから納得済みです。
この日の為に好きな歌を口ずさみながら
せっせ、せっせ・・・
楽しんでくれるだろうか・・・
きっと楽しいよって
せっせ、せっせ・・・
銀杏の絨毯を拵えてくださっていました。
あ~坊守がいたら喜ぶだろうにって楽しそうな声を聞きつつ思いました。
出張で留守でしたがなぜでしょうね・・・
子どもたちの歓声の中に坊守の声が聞こえるようでした。
優しい顔で微笑んでる、そんな時の優しい声が・・・
1時間程の賑やかなひと時。
傍にあるソテツの葉にもいっぱいの銀杏が乗っかっていました。
乗せ合いっこでもしたんでしょうか・・・
ソテツも重そうです。
大役を終えた葉っぱたち・・・
ごくろうさんでした。
この海の向こう岸で優しき微笑みは願生っています。
園児のよろこぶ姿を思うように
この私をよろこばさんがためにご苦労しとってくださる願いの中で・・・
ありがたい・・・