ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

ツルノリヒロ 音の旅人コンサート 2022 Vol2

2022-12-17 13:20:45 | コンサート


いよいよ明後日となってしまった。
まだ全然お席の方も余裕があるので、お時間のある方はいらっしゃってください、当日受付でお求めいただけます!

僕の集大成第二弾、前回は1stから多く演奏したけれど、今回は2ndが一番多いかな・・
イギリスでコンピュレーションLPに入れていただくことが決まったアルスラーン戦記からも「深慮遠謀」など数曲、1stも3rdも含め、前回やった曲と同じ曲は1曲のみ。
やはり普段なかなか聞かれない曲も演奏します。
配信視聴は
よりお申し込みください。
ではでは・・
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韓国ツアー2022

2022-10-14 17:57:19 | 日本神話読みがたり

いよいよ明日(ってもう今日だ)から韓国だ。

VISA取得のドタバタは書いたけれど、まだまだそれ以上のことが待っていて、
やめたくなる気分にまでなってしまったが、それはまたいずれ、笑い話となった頃。

なんとか韓国エージェントの力も借り、どうやら乗り切れそう、となったのが訪韓前日の今日18時過ぎ。
明日(ってもう今日だってば)は7時には家を出なければならない。
なにせ三年半ぶりだから、荷物のパッキングから勝手を忘れていて、今の時間までかかっている。
しかも忘れていることがありそうで、(あるな!)怖いのさ・・・


今回は着いたらすぐにPCR検査を受けなければ、帰ってきて大変なことになるメンバーがいるので、
仁川でその検査を待って大邱に出発となる。
着くとかなり遅い時間になりそうだ・・夜中にならなければいいのだけれど・・・
10数年前はそんなことへっちゃらだったなあ、と思いながら、いかに体力温存するかを考えている自分がいる。
大邱のコンサートはウィークデーだから開演は19時半。
終わってサイン会をやり、食事をすると深夜となる。
次の日京畿道公演は、17時スタート。
大邱出発は朝の9時。
それでもミキサーの高橋くんがチューニングなど、作業できる時間は充分には取れない。
15年前初めてツルソロコンサートのメインミキサーを務めてくれたヨンヒョンくんが、
以降今までずっとサポートしてくれているから、なんとかなっている。
毎回綱渡りではあるけれど、みんなの協力と力があって、コンサートを行うことが出来ている。

僕らはその感謝の気持ちを、音にしよう。


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久々韓国公演!

2022-10-05 01:23:44 | コンサートツアー
今月、10月14日15日と、韓国大邱、京畿道でのコンサートのため、韓国領事館へVISAの申請にゆく。
3年半ぶり!
公演なのでVISA取得は必至で、足げく訪れるようになって十年以上経つが、その取得回数は40回を超える、つまりは毎年3〜4回は訪韓しているというわけだ。
VISAを取得するためには数ページにわたる申請書類に必要事項を書き入れ、パスポートや、韓国から送られてくる政府発行の招待状、公演詳細書類、公演主催者との契約書を提出しなければならない。
コロナ禍をさかのぼり、数年前までは、たとえばリーダーである僕が、メンバーの委任状とそれぞれの申請書、パスポートを預かり、代理人申請も可能だったのだが、今は難しく、メンバー、ミキシングオペレーター6名全員揃って申請に行かなければならず、まずスケジュールを合わせるのが大変だった。
しかも、現在毎日数千人のVISA申請を処理しているらしく、取得までの日数も、三年半前の前回は中1日で発給されていたのだが、現在は7日から10日かかるということで、本日全員のスケジュールが合い、申請できたのは渡航までギリギリでほとんど奇跡・・・
さらに、住所が横浜というメンバーがいて、前回の時にも横浜在住の方は横浜領事館で申請をするように、と言われていたのを思い出し、韓国エージェントから領事館に問い合わせてもらったところ、
『原則的には横浜居住者であれば、こちらではなく横浜総領事館で間違いありません。
前にこちら(東京)で受け付けたのであれば、それは特別に申請がかできるようにして差し上げたのだと思います。
申し訳ございませんが、当然の処置ではないということをお含みおきください。
今回も特別に申請ができるよう努力します。
但し、原則的な部分は変わりありませんので、ご参考までに』
との返答。
一つのグループで、同じコンサートに出演のための申請なのに、と思うが、致し方ない。
昨日になり、エージェントから
『全員東京で、申請できます。
この件で問題になった場合は、韓国領事館から東京で申請できるようにしてくださるというメールをもらったと話していただければ大丈夫です』
と連絡を受け、少しホッとする。
さらに、今まではそんなことはなかったのだが、やはりたくさんの方が訪れる為か、申請に行くには予約を取らなければならないことになっていて、これが面倒だった。
ハングルのページで、やむなく翻訳ソフトを使いながらの予約。
さらに大変だったのは、予約する領事館を選ばなければならないのだが、そのリストがハングルで、しかも全世界の領事館がリストアップされていて、コピペもできないので翻訳ソフトも使えない、というところ。
やむなく一つづつ、「ああコスタリカの領事館だ」などと言いながらしらみ潰しに当たることに。
結局最後の方だったため、時間を使いようやく予約することができました。
しかし、申請の種類が「個人VISA申請」しか選べなかったので、もしかすると全員これをやらなければならないのか!
幸い、予約は代表者一名がすれば良いと領事館から連絡があり、やれやれ、と。
そして本日、麻布十番の改札に全員集合。
申請書類の記載についてあーだこーだ言いながら領事館へ、入るにも飛行機に乗るときのように手荷物やポケットの中身をトレイに移し、金属探知機へ。
確かに大勢の人(韓国人も日本人も)が訪れており、申請のフロアーから階段まで続く列に並び、待たされること1時間近く。
ようやく申請を受理されることができました。
ただし、これから審査をし、もし通れば1週間後VISAが発給されます、と言われ、通らなかったらどうなるのだ!
という思いを胸に領事館を出たのです。
そういえば、コロナ禍のブランクで忘れていたけれど、毎回VISA取得には苦労したなあ、とAyakoと話しながら、それでも韓国で待っていてくれるたくさんのファンのことを思えば、これもコンサートの一部なのかもしれない、と考えるのでした。
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Acoustic Caféコンサート2022 Autumn Vol.1

2022-09-23 18:09:41 | コンサート

日曜日、台風下の悪天候の元、久々のAcoustic Caféコンサートを、音友ホールで行った。
神楽坂の通りは日曜日、歩行者天国となるため、車で行ってもホールの前までは行けない。
少し離れた駐車場に停めるが、滝のような雨のため、外に出ることもできず待機。
小降りになりそうにないので諦め、荷物を手分けしてホールへ向かったら小降となってくれた。
強くなったり弱くなったりを繰り返す中、メンバーも集まり始めるが、
ホールのすぐそばに入口がある東西線が止まってしまっているため、大江戸線の最寄り駅から歩いてくるメンバー、
タクシーで裏の方から回って歩行者天国を避け、なんとかたどり着くメンバー。
これは大変だ・・果たしてお客さんは来られるのか・・
案の定ホールには開催の有無を問う電話が入り始める。
ホール側とも相談し、今の状況ならばなんとか行う方向で進めることにした。
蓋を開けてみれば、やはり遠方の方であるとか、ご高齢の方はキャンセルされる方もいらっしゃったが、たくさんの方が駆けつけてくださっていて嬉しかった。

音楽の友ホールは石造りのホールで、音の響きがとても良い、
しかも柔らかい響きなので、とても気持ちがいいのだ、本来ならばね・・
ところが開演しステージに出て行って驚いた。
サウナのような湿度と温度! リハーサルの時とまるで違う。
僕などはステージ衣装がスーツだったから、たちまち汗だくになる。
それでも涼しい顔をして演奏せねば、と思ったが、ひたいから流れる汗が目に入り、
あまりの痛さに演奏に集中できないし、楽譜も読めない、バイオリンは顎で挟むのだが、その挟むために付けられている、
顎あても汗のためぬるぬるになり、挟む役割を果たしていない。
見ればお客様も汗だくで、汗を拭きふきの鑑賞となっている。
どうにも耐えられず、MC中で業務連絡、温度がなんとかならないか訴える。

後からわかったところによると、スタッフの一人がリハ終わりで、ホール内が随分寒くなっていたので冷房を止めたらしい・・・
そして、この豪雨と湿気の中、東西線がストップのため神楽坂の下から歩いて登ってきたお客様たちは、一様に汗と雨でびっしょり。
でホールに入ってもクーラーは止まっている・・・
お客様の汗と熱気で(別な熱気ならいいけれど)、ホール内はサウナのようになっていたわけだ。

クーラーをつけてもらい、少しずつ温度や湿度は下がって行ったが、1部の終わりまで、僕らも引きずりました。
なにせ弦楽器、湿度には弱く、バイオリンもチェロも弓は緩みきり、いくら張ろうとしてもダメ・・
なんと、ピアノまでボワンボワンの音となってしまったと、ピアノの梨江ちゃんもこんなことは初めてだ、と言っていた。

それもこれも台風のおかげだ。
雨に当たってしまうのは仕方ないにしても、台風に当たってしまうとは、なんてことだろう。
そして、ちょうど1週間後の日曜、明後日、今度は「二人のシェフと三人の音楽家によるコラボレーションコンサート」
再び台風の予報である・・・・・

(音友ホールでのコンサートは、配信アーカイブが明後日日曜までとなっています。
当初配信された音は、位相がおかしく、変な音、バランスとなってしまっていたが、今朝からは直っているので、
一度聞いた方も、もう一度、ぜひお聞きください)

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アコカフェコンサート

2022-09-18 07:57:28 | コンサート
いよいよ本日日曜のアコカフェコンサート、配信も決定しています。
「Acoustic Café Concert 2022 Autumn Vol.1」
18日から1週間視聴できます。
 
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アコースティックカフェ9月18日音友ホールコンサート

2022-08-17 13:44:20 | コンサート

秋からのコンサートお知らせ、続いてはアコースティックカフェのホールコンサートです。

9月18日(日) 「アコースティックカフェ2022」久々のアコカフェワンマンコンサート。


会場:神楽坂、音楽の友ホール 

開場:17:30 
開演:18:00
チケット代:5,000円(税込・全席自由) 

チケットぴあで発売中。  http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2229093  

出演:ツルノリヒロ(Vln)Ayako(Vc)西本梨江(Pf)

 

ご予約は専用フォームから、

https://pro.form-mailer.jp/fms/4ffdc960263289

添付されているチラシのオモテ面、QRコードからスマホで直接予約することもできます。

ご購入希望の方はチケットぴあが便利です。

http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2229093  

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秋からのコンサート

2022-08-09 11:09:06 | コンサート


秋からのコンサートのお知らせです。

9月18日(日) 「アコースティックカフェ2022」久々のアコカフェワンマンコンサート。
会場:神楽坂、音楽の友ホール 
開場:17:30 
開演:18:00
チケット代:5,000円(税込・全席自由) チケットぴあなどで8月中旬発売予定。
出演:ツルノリヒロ(Vln)Ayako(Vc)西本梨江(Pf)
 
9月25日(日)「二人のシェフと三人の音楽家によるコラボレーションコンサートVol.24」

会場:東中野 驢馬駱駝
開場:14:40
開演:15:00
チケット代:大人7,000円(税込・全席自由・2ステージ・2回のワンプレート料理・ワイン、ソフトドリンク付き)
      
11月23日(水・勤労感謝の日)「ツルノリヒロ・音の旅人コンサート」

会場:恵比寿 アートカフェフレンズ
開場:18:00
開演:19:30
チケット代:5,000円(税込・全席自由・ワンドリンク付き)
出演:ツルノリヒロ(Vln)Ayako(Vc)寺田志保(Pf)和久井仁(Oboe)永島広(Gt)大石智紀(Perc)
 
この他に決定していないコンサートがアコカフェ1本、ツルソロ1本予定しています。
決定次第おしらせします。
 

 

まずは「二人のシェフと三人の音楽家によるコラボレーションコンサートVol.24」のご紹介です
 

コロナの影響で、丸3年に渡り開催できなかった「二人のシェフと三人の音楽家によるコラボレーション」というイベントがある。

金子哲也氏、永島広氏、Ayako、そして僕という、四人でのイベントなのだが、二人のシェフと三人の音楽家ならば、五人となるはず。
実は四人のうちの誰かが、シェフと音楽家、二足のわらじを履いている、というのが落ちで始めたコラボレーションだ。

金子氏と永島氏が、ライブの数日前から準備をして用意した料理の数々と、僕がブレンドし、沖縄宮古島の瓶に入れたワインなどの飲み物、

そして、Ayako、永島氏、僕による演奏をたっぷり3時間以上に渡り披露していた。
料理のメニューには、僕や永島氏の曲からインスパイアされた料理が幾つかあり、定番メニューとなっている。
不定期で10年近く、23回も続いていたのだから、人気のコラボと言えよう。

それがコロナ禍で開催出来なくなってしまい、すでに3年以上経ってしまったわけだ。

幸い、コロナに対する社会的な考え方が変わってきた中で、このまま竜頭蛇尾のように終わってしまうのはやだな、
とみんなで話し合い、もう一度、「二人のシェフと三人の音楽家によるコラボレーション」を開催しようということとなった。

今までは、シェフの作った料理は大皿に用意し、みなさんに自由に取ってもらう形を取っていたが、流石にコロナ禍の時代、
数々の料理された食事は、用意されたワンプレートにあらかじめ盛られ、配られることとなった。
ワインなどの飲み物は、最初はグラスに用意されたものをとってもらい、お代わりはデキャンタを用意し、テーブルまで持って行ってもらう形で考えている。(まだ流動的)

回数は、開場され最初の演奏までと、演奏の合間の二回。
驢馬駱駝は改装され、新たに窓が増え、若干広くなったから、ソーシャルディスタンスの面でも問題はなさそうだ。
それでも、一時多い時には80名のお客様を迎えたが、減らして限定50名ということにしている。

日時:2022年9月25日(日)開場14時20分 開演15時 閉会18時
会場:総武線東中野駅西口徒歩5分 PAO COMPOUND 9F 驢馬駱駝(ロマラクダ)
料金:大人7,000円(2回の演奏、2回のワンプレート料理、ワイン、ソフトドリンク付き)
   子供(高校生以下)4,000円(2回の演奏、2回のワンプレート料理、ソフトドリンク付き)
予約:https://pro.form-mailer.jp/fms/c99ed9ce262631

 

 

裏面のQRコードからスマホなどで直接お申し込みができます。

 

 

サポートコンサート
9月2日(金)「夢の架け橋コンサートVol.3」

会場:めぐろパーシモン 小ホール
開場:18:30
開演:19:00
チケット代:2,900円(税込・全席自由)
出演:金益研二(Pf)ツルノリヒロ(Vln)Ayako(Vc)永島広(Gt)
 

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江口あさ子展

2022-07-01 02:25:05 | お知らせ

画家の江口あさ子さんの個展へと伺う。


江口さんは、画家の方々が集まってのグループ展に、

恥ずかしながら写真で参加させていただいた「Dreams Gate」展以来、親しくさせていただいていて、

物語性を強く感じる彼女の絵は、僕の音楽への刺激にもなっている。

「Dreams Gate」は画家の玉神輝美さんの呼びかけに集まった江口さんをはじめ、

影山徹さん、長野剛さん、テツジ山下さん、高田美苗さん、kaoさん、牧野鈴子さんらによるグループ展で、

なぜか僕も写真で参加させていただいていた。

グループ展は6回を数え、毎回会期中、あるいは最終日に僕のコンサートを、

青山曼荼羅や驢馬駱駝などに皆さんの絵を飾らせていただき行った。

その絵をテーマに即興演奏をするなど、なかなか贅沢なものだった。

僕は、自分だけが写真であることの負い目から、毎回みなさんの絵をデータでお借りし、

自分の楽曲にそれぞれの絵を当てはめ動画化する、といったコラボレーション作品を作り、

「Dreams Gate」展や、ライブで流すことにしていた。

いや、負い目からと書いたが、本当はとてもやりたいことだったから、徹夜を重ねる時間を費やし作品を作ったのだ。

今も見るたびに、音楽だけを作るときとはまた違った、その時の熱のような、ものを作る時のパワーを思い出す。

そうやって、みなさんの絵に自分の楽曲を当てはめようと眺めてゆくと、

みなさんそれぞれの世界観から、ある種楽曲の共通するパターンが出来てくる。

江口さんの絵ならば、こういった曲、影山さんの絵ならばこういった曲、高田さんなら、テツさんなら・・・というわけだ。

絵から受けるイメージを、とても大事にしていたし、そうやって出てくるイメージをワクワクして待っていたから、

このコラボレーションは大好きな時間だった。

今回、久しぶりに江口さんの個展に伺うことができ、生の絵を見ることができ、また一つ気がついたことがある。

当たり前のことなのだが、みんなそれぞれの人生を生き、歳を重ねて行く。

先ほど書いた、作品の世界観から受けたイメージのパターンは、すでに過去のものでしかないということ。

会場に入り、すぐに目を奪われた。

個展に間に合うかどうか、というギリギリなところで描いていた、と伺った。

圧倒的な命の存在を感じることが出来、体温まで感じることのできる絵だった。

いつか、いや、いつかなどと言う時間の余裕はない、好きな画家たちの絵に、すでに作った曲ではなく、一から音楽を作ってみよう。

 

江口あさ子 妖精の世界展
2022年6月29日(水)~7月12日(火)
小田急新宿店本館10階 美術品売り場
TEL03-5325-2554(直通)

江口さんの在廊日は6月29日 7月2日、3日、5日、7日、9日、10日、12日(12時~16時)だそうです。

 

 

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ドミンゴ・モーレスとの思い出

2022-06-06 01:20:01 | 音楽
昔の写真を引っ張り出しては整理をしている。
若い時から写真が好きで、ものすごい数になってしまっているので、整理と言っても終わりは見えそうもないのだが、
これはというものをPCに取り込む作業を、空いた時間を利用して数枚ずつの単位で行なっている。
で、この写真。
20代の時にドミンゴ・モーレスという、ブエノスアイレス生まれのバンドネオン奏者率いる[ブエノスアイレス5]の来日公演に
ゲストとして参加したときのもの。
彼のすごい演奏で、僕はたちまちバンドネオンフリークにされてしまう。
さらに、なぜか彼にとても気に入られ、ブエノスアイレスに来ないか、と誘われた。
まだ20代の僕は、悩む、というところまでも行けず、お断りをするのだが、「君ならこれだけ給料を払うよ」と金額まで提示されてのお誘いだった。
もう幾らだったか覚えてはいないが、通訳の方の話では、かなりの高給だ、と言うことだった。
ブエノスアイレス5との共演よりも、そのコンサートにいらしていた、以前より面識はあったのだが、世界的なアーティスト、
アルパ奏者のルシア塩満さんから、「都留さん!なんで弾いてるの!」
と終演後の楽屋に飛び込んで来て言われ、そこからとても懇意にさせていただくようになったことの方が記憶に残っている。
さて、この写真を見つけ、懐かしさから、ネットでドミンゴ・モーレスを検索してみた。
今の時代、こういう部分では本当にネット文化はありがたいと思う。
ドミンゴ・モーレス氏はそのあと間も無くして亡くなられたと、ルシアさんから聞いていたので、当時、ソロアルバムのレコードをいただいてはいたけれど、
CD化されたものがある事がわかり、取り寄せることにした。
届いた中の一枚、アルゼンチンで発売されている「ドミンゴ・モーレスへのオマージュ」には、収録曲の部分に『1986年自己のグループでの日本でのライヴ音源も』
とあったので、ああ、この時かなあ、と思いブックレットを開いてみた。
日本でのライブ録音は、ボーナストラックとして2曲、そしてそのうちの一曲、アルバムの最後の曲にはNorihiro Tsuru (Violinista japonés invitado)の文字が。
たった一度の共演、そしてその録音が、異国の地でCD化され、30数年ぶりに聴くことができる、思わぬプレゼントに感動すると同時に、ちゃんとクレジットをしてくれているプロデュースサイドや、レコード会社にも感動。
そして、全く忘れていたのだが、その録音曲がピアソラの「Adios Nonino」だったことにさらなる感慨を受ける。
我がAcoustic Caféの一番新しいアルバムの収録曲、そして、コンサートでも最後の曲として定番となっているのが、この「Adios Nonino」なのだから。
30数年前の、存在すら知らなかった音源は、とても音がよく、20代の僕は、本場の演奏家たちに混じり、緊張はしながらも、堂々とした演奏をしていた。
ふと、あの時誘いにのり、ブエノスアイレスに渡っていたら、自分の人生はどうなっていたのだろう、と考えた。
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2022年明けましておめでとう!

2022-01-01 17:24:26 | 今日一日

みなさん、あけましておめでとうございます!

おめでとう、なんて言葉を発する機会が少なくなって久しくたちますが、

やはり新しい年の門出には、おめでとう、と言いたいですね。

そして、今年こそは良い年にしたい、良い年でありたい、と願う気持ちも大切に持っていたいものです。

テトが来てから2回目のお正月。

それ以前は自分で撮影した風景写真を使って年賀はがきを作っていたのですが、テトが来てからはテトの写真・・・

僕には子供はいませんが、お子さんのいる親が、子供の写真を年賀状にする気持ちが、すこーしわかったような気がしています。

年末は29日までリハーサル、年明けは2日からレコーディング、と怠けきっていた身体にも精神にも、ハードな正月となっていますが、

それはとてもありがたいことなのだ、と痛感もしています。

今年もよろしくお願いいたします!

写真は年賀状と細坪リハ。

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