饗応離宮でのディナーライブ!
二胡の芳晴君を迎えて3度目のステージ。
前回から、お客様の皆様にイメージのリクエストをいただき、三人で即興セッションをやっている。
一人ずつ、一つのイメージで即興をするのはわかるが、どうして三人で同時に出来るのか!
とお客様から言われた。
確かに、自分の思う方向に行くとは限らない。
今日は
「初雪が降った故郷、朝日にきらめく白樺の枝」と言うイメージで即興をした。
芳晴君の二胡から始まり、三人で初雪が降った故郷を表現してゆく。
三人の即興では、相手の演奏を聴くことがとても大事だ。
時には後に付き、寄り添う、 時には先に行き、手を引っ張る。
だが、同時に違う方向を向いてしまったり、今回で言えば、
誰かが朝日にきらめく白樺の枝、に行こうとしたら、誰かはまだ初雪をやっていた、
なんてこともある。
即興だから、色々、都合不都合、あってかまわないのだが、たまにとんでもなく凄いものが出来てしまったりすると、
完成度に欲が出る。
また、次回、トライしてみよう。
本日のセットリスト。
1.道(「光のように 波のように」より)
2.返音(「かぐやの夢」より)
3.入滅(「光のように 波のように」より)
4.ANCESTERS FROM THE SEA(「ネシアの旅人」より)
5.イメージリクエスト
6.太古の太陽(「太古の太陽」より)
7.我らが遠き同胞(「千の砂漠の夢」より)
ENC
RAPE-BROSSOM_FIELD(「月をつくった男」より)
お客様のお一人が、ご懐妊され、そろそろ7ヶ月。
これから暫くは来れなくなるだろう、といらっしゃってくださった。
RAPE-BROSSOM FIELDをお祝いの曲として、エンディングに4小節
「今日は赤ちゃん」のフレーズを入れてみた。
饗応離宮からの眺望、
そろそろ冬の空気、色がきれいに出る。