ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

守り神バスコダ

2006-08-18 23:10:44 | 思いつくままに
スタジオに現れる、いや住んでいるのだろう、ヒキガエルに「バスコダ」と名前を勝手に付けた。由来は言わずもがな・・
諏訪から帰ってきた夜、スタジオ玄関脇のブロックから、顔を出すバスコダをみつけた。
茶目っ気のあるやつである。
いや、それどころではない、よく考えると、どうやってこのポジションを取るに至ったか、見当がつかないのである。
ブロックの後ろはぴったりと壁についていて、後ろから入り込んだわけではない。
後ずさりしながら、後ろ向きに入り込んだ、と想像したら、なんだかすごいやつに思えてきた。
たぶん頭から入り込み、中でUターンした、としか考えられないのだが・・・それほどスペースがあるわけではなく、Uターン出来るのだろうか、と言う疑問がわく。
いずれにせよ、結果、家から顔を出して外を眺めているバスコダは、おそらく、非常に知的なカエルなのである。
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花火

2006-08-17 22:05:35 | 今日一日
諏訪湖の花火は、湖の中から打ち上げる。
観客は、湖を取り囲むようにして見物をする。
僕は行くまで知らなかったのだが、湖には幾本か突き出た船橋があり、そこが特別観覧席として、用意されていた。
申し込んで、予約するわけだが、当然すごい倍率になるらしい。
そして、河西さんは、旅行代理店のJTBに勝ち、もっとも湖に突き出た、まさにかぶりつきの席を押さえていた。
しかも、新参者の僕には、その中でも一番前の席に座らせてくれたのだ。
船橋の端から足をぶらぶらさせ、灰を被ろうか、と思えるほど真上に上がる花火を見、何故かしら、宇宙を思った。
まさに宇宙の始まりも爆発、輝く花火は星々や銀河、煙は星雲となり、大きく広がり、消えてゆく・・僕らの意識するこの宇宙も、ビッグバン以来、膨張し続けているらしい、いつかは収縮に向かう、と言うが、時間の基準が違うだけで、花火のように、広がり、消えてゆくだけなのではないだろうか。
花火には、その華やかさと裏腹に、どこかそんな切なさを感じる。
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諏訪の花火

2006-08-16 15:30:05 | 今日一日
ここ十数年、お盆と正月に東京を離れたことがない。
人や車の少ない東京は珍しく、居心地も良いものだから、と人には言うのだが、単にいつも仕事をしている、と言うのがホントのところ。今年などは新年二日から仕事をしていた。そして、立派なワーカホリックである。
ここ数年、毎年8月15日に、諏訪の花火大会に誘っていただいていた。
僕が音楽を担当した、カンボジアのドキュメンタリー映像を作っているディレクター、河西裕さんの実家が諏訪で、「素晴らしいから是非来なさい!」と言うわけだった。
残念ながら去年までは仕事で伺えなかったのだが、今年は珍しくあいていた。
本当に素晴らしかった・・・
中でも、諏訪湖の水面で爆発させる、水上花火は、初めてみる美しさで、さらに、打ち上げではないため、点火してから煙火師達が、モーターボートで避難するのだが、その時の無線による生々しい様子が、湖畔にアナウンスマイクを通じて流れ、臨場感を楽しめた。
写真は水上花火の中では、比較的小さなもの。
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レコーディング(日々の仕事)2

2006-08-09 22:44:46 | レコーディング
花実のレコーディング、空飛ぶ猫/ステラスコープ・ミュージアムに、アコーディオンを入れる。
最近アコーディオンが好きだ。単に右手だけのプレイでも、バイオリンとはまた違った表現が出来る。前から好きだな、とは思っていて、花実のステージで、数曲弾いてはいたのだが、細坪基佳さんのリハで、試しに使ってみたら、目覚めてしまった!
バイオリンより、アコーディオンを弾いている曲の方が、多かったかも知れない。
二月ほど前、アコーディオニスト、田ノ岡三郎さんのライブを聴きにいった。
素晴らしいステージで、きっと影響されてしまったに違いない。
皆さんもないだろうか、とても好きな本に出会い、自分にも、物語がかけるような気になってしまうこと。そして、そんな刺激を受け、心の底から溢れてくるものがあるとき、人は、一つハードルを超えるチャンスを得るのだ。
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レコーディング(日々の仕事)

2006-08-07 23:31:25 | レコーディング
花実のレコーディング、Still Water / 空と水 / イバラード という曲にピアノを入れる。ごりっとしたピアノが欲しかったのだが、なかなかふさわしいピアニストが思い浮かばず、自分で入れる。古川昌義さんにエレキギターを演奏してもらっているのだが、ピアノを弾きながら、その演奏の素晴らしさに恐れ入る。
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来訪者

2006-08-06 01:55:41 | 思いつくままに
ツルスタに訪れる来訪者は、カエルだけではない。
ここを借りてから、20年の時がたつ、その間に、たくさんの猫たちが、ここを訪れた。
僕が猫好きで(それなのに、今は猫アレルギーで、猫を抱くと、体中に蕁麻疹が広がる)餌をやり、マタタビを与えるものだから、噂を聞きつけた猫が、後から後からやってくるのだ。
一年ほどで、もしかすると、事故にでも遭ったのかも知れない、姿を消してしまう野良猫や、十数年生き、たまに、元気だよ、と挨拶に来る飼い猫もいる。
今は、やはり十数年、ここら辺に住みついている、三毛の野良猫と、昔にもいた、やたらニャアニャア鳴く「鳴き猫」の子孫に違いない、チャトラと白の混じった猫が毎日のようにやってくる。
三毛の野良は、若い頃車に轢かれ、後ろ足の一本が、折れて固まったらしく、曲がらない。
それでも今は器用に走り、座り姿など、可愛くもある。
昔は僕と性格が合わず、おたがい無視していたこともあったのだが、今はおたがい穏和になったのだろう、結構仲良くなった。
野良なのに、頭などに触れさせるし、甘えても来る。
一度切りの一生、ほんの少しでも、幸せな時間を感じてくれたなら、それでいいのかな、とも思うのだ。
写真は2000年頃、二年ほどでいなくなってしまった、野良猫「キジー」頭のいい猫だった。
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守り神?

2006-08-05 01:07:44 | 思いつくままに
ここ一月ほど、スタジオの駐車場に、毎夜来訪者がある。
カエルである。
カエルに詳しくはないのだが、どうやらヒキガエル(ガマガエルともいう)らしい。
駐車場なので、スタジオへの行き帰りなどに、踏んでしまうのはとても嫌だし、必然、出入りの時には注意するようになった。
友人に話をしたところ、「カエルは守り神だから、スタジオを守ってくれているのでは」と言う。
益々注目するようになった。
毎晩、必ずいるので、どうやらここを拠点と考えているようだ。ヒキガエルは、雨蛙のように、敏捷ではなく、いわば「のそのそ」と、蛙の特徴と思われている、跳躍も得意では無いらしい。ところが、ツルスタに訪れる彼は、以外と敏捷で、近づき、話しかけると、後ろを向いているときでもすっと・・それは言い過ぎか・・のそっと、こちらに向き直る。そして、つかつかと近づこうものなら、結構素早く、しかも長い距離をぴょん、と跳ぶのだ。
また別な友人は、「誰か、亡くなった知り合いの、仮の姿では」とも言う。
いずれにせよ、今は共存の意識が(こちら側だけかも知れないが・・)おたがいに生まれているような気がしている。
夜、スタジオに帰ってきて、車の窓を下げ、身を乗り出し、 toadの姿を探す、スタジオの壁沿いに、車には踏まれない位置に、彼はいる。それでも、車を慎重に停め、エンジンを切り、外へと出、
「よう、ケロやん、気をつけろよ、僕も気をつけるから」
話しかけるのが日課となっている。
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サイレントヒル

2006-08-03 00:47:06 | 映画
夕方まで、7月22日、盛岡八幡宮でおこなわれた、「日本神話への誘い」のDATをProToolsに取り込み、マスターリング。終了後、新宿まで「サイレントヒル」を見にゆく。ホラー映画であるから、恐ろしかったり、気持ち悪かったり、はするのだが、ビジュアルの美しさに怖さを忘れる。現実とずれて存在する、別の世界、さらにそこが、奇怪なるものの現れる、魔の空間に変化する、その変容のビジュアル、CGが素晴らしい。技術的な話ではなく、いかに人間が想像力を駆使し、新たなものを作り出せるか、と言う話し。奇怪なるものも、その動きがダンサブルで、魅了させられた。終わってパンフレットを読んで納得、特殊メークを施された出演者は、ヒップホップのダンサーだったそうだ。
そして、主人公の女の子が素晴らしい。数日前に見た「ローズ・イン・タイドランド」の主演でもある「ジョデル・フェルランド」
全く違う役柄を、(しかもこの映画では一人三役)見事に演じきっていた。
僕はこの映画の方がはるかに好きだ。
終了後、ジムに行き泳ぐ。
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今日一日

2006-08-02 12:27:09 | 今日一日
昼から、たまっているDATマスターをProToolsに取り込み、マスターリング作業を行う。今日は僕が数年来プロデュースを担当している、シンガーソングライター花実の、6月25日に吉祥寺、MAND-LA2でおこなったライブをマスターリングする。
今回はギタリストの古川昌義さんに参加していただいた。
花実のライブは、ここのところ毎回ギタリストが違う。
前々回は、フォークシンガーの細坪基佳さんや、稲垣潤一などのアレンジやギターで活躍する、久保田邦夫氏、前回は、プログレッシブロックグループ、ラフ・アンド・レディのギタリストであり、多くのアーティストのサポート、アレンジなどを務める永島広さん、そして今回の古川さん、と、とても贅沢なステージを重ねさせていただいている。
今、彼女のファーストアルバムへ向かっての、レコーディング中。ギタリストも皆さん参加していただいていて、楽しみなアルバムになりそうである。
夜、城戸朱理氏が、知り合いの出版記念会に出席するため、中野に来るという。
飲もうという話になったが、彼は鎌倉の住人、出版記念パーティーが終わるころには、帰らなければならない。
結局、新宿に宿を取ってくれ、11時過ぎから新宿の韓国料理の店で、3時過ぎまで語り合う。
自らのポエトリーリーディングに僕が音楽をつけ、CD化する話で盛り上がる。
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