昨日の仙台からの帰り、荷物もかなり重く、疲れていたので、ギターの久保田君と、
どこか最寄りの駅からタクシーで帰ろう、と言う事になった。
僕と彼の家は、歩いても行ける距離だ。
東京駅まで行き、東京からタクシー、と言う案も出たが、結構高い。
それなら、大宮で降り、池袋まで行ってタクシーの方が安上がりだし、着く時間も20分近く早い。
大宮で細坪さん達と別れ、湘南ライナーに乗る事にした。
湘南ライナーのホームに降りて、並んだ場所がちょうどグリーン車の停まる場所、
この際、奮発するか、とグリーン券を買う事にした。
すぐそばにグリーン券の発券機がある。
今のグリーン券発券機は、お金を入れて、チケットが出て来るタイプのものではない。
suicaを入れると、中にチャージされている金額から、グリーン券代が差し引かれ、
そして、グリーン券の情報がsuicaの中に記録される仕組み。
グリーン車に入ると各席の天井に、小さなランプが二つ付いていて、普段は赤のランプが灯っている。
横の読み取り部分にグリーン券の情報が記録されたsuicaをかざすと、それが青に変わるのだ。
ところが、僕がsuicaに情報を入れてから、久保田君があっと声を出した。
彼は、suicaを持っていない、携帯をモバイルsuicaにしているのだ。
「どうやったら買えるのかなあ」と発券機のいろんな所に携帯をかざすが反応しない!
横の壁に、現金でグリーン券を買うには窓口へ、と書いてある。
そこまで行く時間はないぞ・・
事前にグリーン券を購入するよりも、中に乗ってから購入すると、250円も高いらしいが、
仕方なく、中に乗ってから買う事にする。
結局、アテンダントの女性がやって来て、久保田君は現金で買う事になるわけだが、
その時、モバイルsuicaでは買えないのか、と訊いた所、アテンダントの女性は、いとも簡単に、
「お客様ご自身で、サイトにアクセスしていただき、事前購入できますよ」と言うではないか・・
何の事は無い、券売機を捜さなくても、携帯ならではの買い方が、出来たのだ。
僕はモバイルsuicaを利用した事が無いから、分からなかったけど、
久保田君は気づいても良かったねえ・・
その後、帰り道、お財布携帯の善し悪しについて話をしたのだけれど、
何でもかんでも、携帯にまとめてしまうと、壊れたり、無くしたりした時に、とんでもない事になるよね、
と言う話になった。
実際、久保田君も、suicaだけでなく、飛行機のチケット情報、家電量販店のポイント、
いわゆるお財布携帯機能を、いろいろ使いこなしている。
でも、一極集中型、と言うのは、何かあった時に怖いものだ、重要な事は分散して管理する、
と言う事にして、僕は当分自分の携帯を、お財布携帯化する事はなさそうだ。
(実はめんどくさいだけかも・・)
写真は今回秋田新幹線の中から撮った、田沢湖の近く。