ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

韓国蔚山公演最終

2024-12-19 23:49:40 | コンサート
昨日、本番1部の続き。
今までの分はフェイスブックでご覧になってください。
Facebookに参加していない方も、僕の記事は全ての方に公開扱いになっていますので、行けば見られます。
https://www.facebook.com/TsuruNorihiro/

2部にはプレゼント、と称しクリスマスキャロルを用意した。

韓国は儒教の国、というイメージが強いが、キリスト教徒がとても多い。
初めて韓国を訪れた時に、教会の多さにびっくりした。
日本でも歩いていると、町々に小さな協会は多いのだが、韓国ではそれが小さくとも立派なものが多いのだ。
例えばホテルに泊まり、暗くなった頃、窓から街を眺めてみると、そこここに、ライトアップされた教会の十字架を発見できる、多いところでは通りを挟んで向かい合って立っていたり、窓越しに数えると10近く十字架を発見できたりする。
今回の通訳の方はパクさんと言い、久しぶりにネイティブの通訳の方だったが、彼女曰く、韓国でも若い世代は無宗教者が増えているけれど、それでも、ことあるごとに教会に足を運ぶ習慣がある、と説明してくれた。

僕は単純にキリスト教徒の方が多いことを聞いていたから、3曲クリスマスキャロルを用意した。
2曲を2部で、1曲はアンコールの最後で。
古くからのクリスマスキャロルをメドレーで1曲。
ウクライナのクリスマス曲、僕らにとっては珍しいマイナーのクリスマス曲を続けて演奏。
そして、アンコールの最後に「もう一曲クリスマスキャロルをプレゼントさせてください」と言って、「We Wish You a Merry Christmas 」を演奏した。

最初とても静かだったお客様は、次第に感情を表に出すようになってくれて、
何回かMCで反応を求めて呼びかける内容に、すぐさま声に出して、答えてくれるようになっていった。
(僕は韓国語は喋れない💦 いつも通訳の方に喋りたい内容を伝え、翻訳してもらい、レッスンを受ける・・15年訪れているのだから、いい加減喋れるようになってもいいのになあ・・と自分でも思うのだが、言語能力無いのです)

予定通り2時間ほぼぴったりのステージ。
いつものようにサイン会を開く。
2000人以上のホールでは、サイン会だけで1時間以上になることもある。
疲れるけれど、皆さんの嬉しそうな顔を見て、拙い日本語で話しかけてくれたことに、拙い韓国語で答えたりしていると、
国や人種、なんて関係なくなる瞬間の感慨を覚える。

コンサート後、楽屋に今回のコンサートを企画してくれた方を、エージェントが案内して来てくれた。
若い二人の女性だった。
とても溌剌としていて、ああ、いいなあ、と無条件で感じた。
どこの国でも、どんどんと、若い世代のリーダーが生まれ、世の中を引っ張って行くのだな、そんな風に感じた。
そういえば、アコカフェの二人は40代!
ロートルは、サポートに回るのみだね。

明日の帰国便は朝8時20分発。
空港には6時20分には着いていなければならないので、釜山空港近くのホテルに移動する。
会場を出発したのは23時、食事はお弁当を用意してもらっていて、ホテルで食べることになっているが、ホテルに着くのが24時半ぐらい、果たしてどのくらい寝られるのだろう。

無事ホテルに着き、チェックインを済ませ、お弁当をいただける準備ができたのが1時半過ぎ・・
食べながら、うっかり本日の録音をプロツーを立ち上げ聴き始めてしまったら、スタジオから持って行った無指向連番のペアマイクや96kで録ったのが幸いしたか、音が良く、また、ミキサーの高橋君のバランスも素晴らしく、ついつい全曲聞いてしまった。
おかげでベッドに入ったのは3時半、5時半起きなので2時間睡眠。
行き帰り、両方とも寝不足の行程となってしまった。

2時間睡眠でも意外と起きることは辛くなかった。
幸い道も混まず、すんなりと釜山空港には着いたのだが、すでにチェックインカウンターは長蛇の列。
この時間帯、大阪、福岡、そして成田と日本へのルートは3便、だがほとんどは韓国人。
日本は近くて人気の国だし、いまは円安で行きやすいらしく、簡単に皆さん行き来するそうだ。
帰りももちろんエア釜山で、なかなか大変な思いをする。
どう大変だったかはまたいずれ。(全ての音楽家に共通する大変さです)

成田へは順調に到着!
ピアノの梨江ちゃんはこの日この後、仕事が控えていて直行しなければならない、遅れずに良かった。
僕はいつものようにこのままテトを迎えに行く。
今日は早い便なので、時間を気にせず余裕だな、と思っていたら、空港を出発し、高速に乗ったところでナビに事故渋滞の情報が!  抜けるのに1時間以上かかると出ている。
渋滞でノロノロ運転ほど疲れることはないので、すぐに高速を降り、一般道へ。
だが、皆さん同じことを考えるのだろう、一般道もすぐに渋滞となる・・・

結局そのまま高速に乗っていてもかかっただろう時間と大差なく、予定よりも30分遅れでテトを預けているいつものドッグライフプランナーへ。
テトはハーネスをつけられ、お散歩かな、程度に思っていたのだろう、エレベーターが開いて抱っこされて出てきて僕の顔をちらっと見て、「えっ!」と目を見開くようにして確認し、受け取ると顔をペロペロとしてくれた。
疲れたけれど、これで帳消しなのだった!

カーテンコール
会場スタッフの方達もサインを求めてくださった。

写真では分かりづらいが、後ろの席の乗客にとってはかなりの圧迫感が・・
顔描いてみるか。

最終日朝の散歩、まだ暗いテト・・・
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今日一日

2024-12-15 22:54:31 | 今日一日
昨日、14日土曜は朝6時起きで細坪さん京都公演へ。
明日、16日月曜は5時起きで成田へと向かい、釜山経由でアコカフェ蔚山公演へ。
今日は午後に戻って来て、京都荷物をほどき、蔚山MC用のハングルあんちょこを作り始めるも難航!
ならば、と荷物を詰め始めたが、何が必要か混乱して遅々として進まず・・・
また明日は忘れ物への恐怖と戦う羽目になる。
昔はもっと「さっさ」とできたはずなのだがなあ。
荷造りができたら、バイオリンの弦を替え、練習をさらっとしなければ。
じゃあBlog書いている場合ではないだろう!
はい、その通りでした。
写真は京都のホールに着き、お昼にいただいた、いつもの新福菜館のラーメン!(去年からデリバリーで楽屋でいただいている)
打ち上げで美味しかったワインのボトル!
今朝、京都駅で食べた「八つ橋」付きの「あっさり鳥そば」!
(八つ橋の西尾のお店だからね)



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今日一日

2024-12-13 01:20:00 | 今日一日
今日一日。

午後からスタジオを出て、新宿曙橋にある代理店に、韓国公演のためのVISAと預けているパスポートを取りに行った。
無事全員分のVISAパスポートを受け取る。
毎回VISA申請は厳しくなっていて、今回からは申請書の他に全員住民票、履歴書が必要になり、さらには神奈川に住んでいるメンバーには委任状だったり、結婚されて名字が変わっていて、旧姓が芸名の様になっているメンバーには、旧姓を証明する戸籍謄本を追加しろ、と言われた。
どうやら韓国のグループはたくさん日本に来ているが、日本のグループも韓国に進出し始め、中にはVISAを取らずに(正確には申請が間に合わなかったかららしいが)韓国に観光と称し入国し、公演を行い、それがバレたらしく、厳しくなっているとか・・
今まで15年、真面目に僕らはやって来たのになあ、、
なのでVISA取得は韓国系の代理店に任せている。

曙橋の代理店から高校時代の友人が院長の、御苑前にあるクリニックは近いので、代理店に行くたびに寄る習慣となっている。
地下鉄を使うと一度新宿に出て丸ノ内線に乗り換えなければいけない、面倒なので毎回歩く。
2kmほどの道のり。
今日は少し時間にゆとりがあったので、途中裏道に入り「東京おもちゃ美術館」へと向かって見た。
冬は早くから散歩しているワンコ達と何回か出会い、その度に「やあやあ」と構っていたらあっという間に時間が経ってしまう。

「東京おもちゃ美術館」では、むかし日機装と言う会社にいらした後藤さんがキュレーターをされている、その昔、日機装の社歌をアレンジ、録音させていただきCD化したり、そのご縁で金沢にある石川県立音楽堂などでコンサートをさせていただいた。
お会いできるか、と向かって見たのだ。
残念ながら木曜は休館日、廃校となりおもちゃ美術館に生まれ変わった小学校の外観を門の外から撮るのみ。

さらに歩き、御苑前の一帯に足を踏み入れる。
「ふきのとう」の聖地(ちょー昔のね)の前を通りクリニックへ。
クリニックではいろいろな体調の問題点を主治医と話し合い、方針を決め、処方箋を出してもらう。

さあ、次は控えるコンサートのために髪を整えてもらいに、20年以上お願いしている時枝さんの銀座の美容室へ向かおう。

帰って見たら1万歩を随分と超えていた、最近歩きすぎると夜中に足が攣るんだよね・・
情けない。

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「遠野物語」サウンドデザインの仕事

2024-12-01 19:18:18 | お知らせ
今回のサウンドデザインの仕事について

こういった文学的だったり芸術性の高い作品には、まず予算がつかず、音楽を書き下ろすことは残念ながらほとんどできません。
それでも予算が少しある時には、著作権使用料は払ってもらえるので、僕の今までに作ってきた作品から番組に合うものを引っ張り出し、編集し、番組に重ねてゆくのですが(最近の一連の日テレBSドキュメンタリー作品)
今回はさらに著作権使用料も難しく、そうなると著作権フリーの楽曲を引っ張ってこなければなりません。
著作権フリーの楽曲には良いものがないので、最近はクラシックのパブリックドメイン楽曲を自分で演奏し、録音し、当ててゆく、という作業をやっています。

今回は監督が、バッハはどうだろう、と言ってきていて、僕も映像を見てバッハの無伴奏は合うなと感じたのですが、無伴奏バイオリン組曲はドラマ仕立てならばよかったのですが、ここまで深遠なる詩的な世界には音が高すぎると感じ、無伴奏チェロ組曲をAyakoに弾いてもらうことにしたのです。

ここまで決まり、次は曲の選定を始めます。
無伴奏チェロ組曲は全6曲あり、その一つ一つが6曲から構成されているのですが、5番は変則チューニングの曲、6番は5弦チェロの為の曲なので最初から省き、残りの24曲を片っ端から聴いて合うものを選んで行きます。(電車や車での移動中とか、延々と聴いていた)
まず6曲を選び、映像を見ながらさらに絞ります。
ある映画監督と話をしていた時に、1本の映画にメロディーは多くて3~4つで良い、あとはそれをいかにアレンジして使うか、という意見を聞き、なるほど、と、僕も共感するところもあり、今回は3曲に決めました。
この時点で大体このシーンにはこの曲を、と決めておきます。

それをAyakoに伝え、レコーディングの日取りを決めるのですが、もともと締め切りまで日がないスケジュールなので、Ayakoの練習に当てられる日は2日ほど・・
無理を承知でお願いしました。

Ayakoにはレコーディング当日も映像は一切見せず、純粋にバッハを弾いてもらいます。
僕が注文したのは、番組の映像テンポに合うよう、今より少しゆっくり弾いてもらいたい、とかぐらい。
あとは本人が納得するまで自由に弾いてもらいます。
(映画音楽などでは映像を流し、それを見ながら指揮者が棒をふり、オーケストラの演奏を映像に合わせ録音して行く方法があり、映画音楽録音の歴史はそういったやり方から始まり、現代でもオーケストラのレコーディングではそういった方法が継承されています。
実際僕も宮崎駿監督のジブリ短編映画の音楽を担当した時には、ホールでピアノトリオ+パーカッションの編成で15分以上の映像を見ながら演奏し録音したりしましたが、楽曲は楽曲で独立していて、それを合わせたときに生まれる想定外のシンクロが、僕は好きなもので絵合わせはしませんでした)

そして、録音された演奏を、計画していた通りに場面に合わせて行きます。
音源はAyakoが弾いた新しい録音ですので、微妙に計画と違うところも出てくるので、それを変更し、辻褄を合わせます。
そして、やはり切り貼りの編集は必要となります。
バッハの無伴奏に詳しい方や、演奏者でないとわからない世界ですが、切り貼りで曲の長さを短くしたり長くしたりし、シーンに合わせて行くのです。

ここの作業はサウンドデザイナーの腕の見せ所ですね。
以前の作品でも、友人のアーティストが「えっ編集してたんですか?」
という反応で、それぐらい自然に作ることができると苦労した甲斐を感じます。

このような作業を経て、この番組の音付けは出来上がりました。
見ていて音楽と舞踏がシンクロしてゆく瞬間など、自分でもぞくっとしますし、監督からも、まるで舞踏の撮影時にAyakoさんの演奏を流して撮影したかのようだった、との言葉をもらい、サウンドデザイナーとしての冥利に尽きる思いでした。





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「遠野物語」詩と舞踏~故郷の原風景を求めて~

2024-11-30 22:42:17 | お知らせ
急なご案内!
明日午前11時半よりBS日テレにて
「遠野物語」詩と舞踏~故郷の原風景を求めて~
が放映されます。
僕がサウンドデザイナーとして担当させていただいている一連の作品の最新作で、城戸朱理の詩と、鯨井謙太郒、野口泉の舞踏にAyakoのチェロだけで音楽構成した、かなり心に迫る作品に仕上がっていると思います。
お時間、そしてBSが見られる環境にある方は、是非ご覧になってください。
BS日テレ
12/1(日)ひる11:30~12:00(30分番組)
【番組タイトル】
「遠野物語」詩と舞踏~故郷の原風景を求めて~ 城戸朱理 鯨井謙太郒 野口泉
柳田國男の『遠野物語』をテーマに岩手県遠野市を訪ね、その世界を詩人城戸朱理とダンサー鯨井謙太郒(郎)・野口泉が新たに解釈し、詩と舞踏で表現するアートドキュメンタリー。

















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ロバート・フランク生誕100周年記念展

2024-08-30 21:23:38 | 番組
ロバート・フランク生誕100周年記念展が、清里のフォトアートミュージアムで9月29日まで開かれている。
その展覧会を紹介する番組の音楽を担当させていただいた。

最近多く依頼してもらっているやり方で、僕のすでに作った楽曲から自分で選曲し、編集を経て映像に合わせていく、と言ったセルフ サウンド デザインとでも言うやり方で音楽制作をした。
自分の過去の楽曲を掘り起こし、見直し、あるいは再構築し、新たな役割を得られる、といった行為につながるこの依頼はとても嬉しく、与えてくれているプロデューサーには感謝しかない。

作業は基本発表している2Mixを切り貼りして当てるのだが、マルチを引っ張り出し、必要な楽器だけ抜き出して使用したり、フレーズの一部をタッチ的に作り直したり、と言う作業まで、時間はかかるけれど、楽しい作業をさせてもらっている。

今回のフランク展は2Mixの編集のみで作った。
楽曲は3曲、当てた場所は10箇所ほど。
僕の曲としては珍しく、同じ曲を違うピアニストが演奏している2種類の録音を、あえて両方使っている。

フランク展を紹介するのは詩人の吉増剛造氏、彼は自身写真展を開き「ローライ同盟」と言う、詩と二眼レフの秘密結社を主催されたりし、詩人としての表現方法の一部に写真がある様な方だ。
また、彼の語りはそのまま詩の朗読の様に聴こえるほど音楽的なので、選曲にも影響を受けた。

ロバート・フランクは同時代に活躍したドアノーが好きなこともあり、注目していたからこの記念展の紹介番組に関わることができて光栄だった。

オンエアーは明日31日午前9:00より30分。
BS日テレで放送されるので、お時間のある方は是非ご覧になってください。


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「二人のシェフと三人の音楽家によるコラボレーションvol.25」お知らせ

2023-10-13 01:37:05 | 日本神話読みがたり
1年ちょっとぶり。
「二人のシェフと三人の音楽家によるコラボレーションvol.25」
決定しました。
このコラボレーションは、二人のシェフによる料理と三人の音楽家による演奏を楽しむコラボで、なんと25回目となります。
日時は11月19日(日)14時30分開場、15時開演、18時終演
3時間の間に2回の食事タイムとライブがあり、最初の食事タイムはワンプレートに盛り付けられた料理をお一人ずつにご提供、演奏タイムを経て2回目の食事は大皿からお好きなものを取っていただく形となり、また演奏をお楽しみいただき終演となります。
飲み物も赤・白ワインをグラスとデキャンタで、ソフトドリンクはペットボトルを1本ずつ用意させていただきます。
場所は東中野  驢馬駱駝(ロマラクダ)西口改札から徒歩2分
料金は高校生以上7,000円、中学生以下4,000円(税込)限定50名となります。
申し込みフォームリンクはこちらから
https://pro.form-mailer.jp/fms/74a8e292298367
みなさま、是非お腹と心をすかせて足をお運びください。
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「流響院の夏」ご案内

2023-08-24 15:14:46 | 番組
お知らせをさせてください。
明日、8月の27日(日)午前11時半からBS日テレで「流響院の夏~京都の庭園と文学者たち」という30分番組が放送されます。

この番組は、京都・南禅寺別荘群のひとつ「流響院」を、芥川賞作家の藤沢周さんや、詩人の吉増剛造さん、歌人の東直子さんらが訪ね、
庭園を歩き、茶室を見て、世阿弥から千利休まで、日本文化を語るという番組です。

音楽は僕なのですが、面白かったのは、今までこういったドキュメンタリー、あるいは映画、ドラマ、アニメにいたるまで、
音楽を担当するということは、作曲からいたすという事で、監督や、音楽監督と台本を前に映像を見ながら話し合い、決まったシーンに対し楽曲を作り、演奏録音し、MAに至る、という作業だったのですが、
今回は、僕の今まで作ってきた楽曲の中から、僕が音楽位置も決め、そのシーンに合うものを選び、画像に合わせ切り貼り編集すると言った、選曲と呼ばれる依頼だったというところです。
(選曲とは、クラシックからロック、ポップス、環境音楽まで様々なジャンルやアーティストの曲を選曲屋さんが番組内容、監督依頼に合わせて用意し短く切り貼りなどをして使用する作業を言います)

これが意外と難しく、例えばシーンの尺に合わせて、うまく終わるよう編集するという作業も、自分の曲だとつじつまだとか、
自然なつながりにこだわることになり、なかなか大変な作業となってしまいましたが、
なんとか、番組・映像の持つ世界観を広げる事ができたのでは、と思います。
監督も「絶妙な選曲」と評してくれています。

もしお時間がありましたら、ご覧になっていただければと思います。


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2022年アコカフェ最終公演

2022-12-28 23:11:23 | 日本神話読みがたり
26日は年内ラストステージ、代々木上原ムジカーザでのアコースティックカフェ コンサートだった。
コロナのせいで振替コンサートとなり、おかげで年の瀬の忙しない時期となり、せっかくいらしてくれようとしたのに、来られなくなってしまった方が随分とおられて、申し訳ない気持ちでのコンサートとなった。
それでも、やはりムジカーザの音は良く、メンバーと共にとても気持ち良く演奏が出来、楽しく皆さんに聴いていただくことが出来たと思う。
古くからの知り合いが、俳優の榎木孝明さんご夫妻を連れて来てくださっていて、コンサート終了後少しお話させていただくことができたのだが、「素晴らしかった」との感想の後、「焦りました」とおっしゃった。
えっ?と尋ねると、「聴いていて、自分はこんなにちゃんとものを作ることが出来ているだろうか? もっと真摯に、頑張らなければ」と思われたそう。
そんなそんな💦 と思ったが、逆にストレートな、とっても嬉しいお言葉、と感じ、嬉しく、ありがたかった。

実は、話している時から、榎木さんについて、何か忘れていることがあるような、心に引っかかるものを感じていたのだが、それがなんだかわからず、片付けが終わり、軽く打ち上げを行い、家に帰り着いてからもずっと気になって考え続けていた。
そんな状態が続き、お風呂に入り、ぼんやりと天井を眺めていた時、突然ピントが合うようにスッと記憶が入って来た。
彼が長く主演を務めていた「浅見光彦シリーズ」のエンディングテーマが僕のデビューアルバムの表題曲「月をつくった男」だったんだ。
もう30年前のこと・・
そして、今日のコンサートで、まさにその「月をつくった男」を彼の前で演奏していた。
普通なら、アコカフェのコンサートで、僕のソロ曲は演奏しないのに、たまたま今日は、ソロ曲であり、しかも「月をつくった男」を演奏していた。
もちろん榎木さんは気が付かず、そして僕も気が付けずにいたわけだ。
ムジカーザでのコンサートは、キャンセル待ちだったムジカーザを諦め、別なホールでの開催を決めていたのだが、まさに別なホールで決定していたその日にキャンセルが出て、これは運命かも、とムジカーザさんに変更をしたり、コロナ感染で中止となった時に、ホールのご厚意で、難しいでしょうが、もしスケジュールが合うならば、と閉館日を開けてくださるご提示をいただき、その開けてくださる日が、またまた偶然にも、韓国公演のためのリハーサルで、メンバー全員のスケジュールを押さえていた日だったから、一も二もなくその日に振替公演を決めさせていただいた。
そんな2度に渡るピンポイントのスケジューリングなど、本当にちょっとした奇跡の積み重ねのようなコンサートだったように感じる。

2022年ラストのステージは、そんなステージだったのです。
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ツルソロ Vol2 顛末

2022-12-21 22:44:14 | コンサート
ツルソロVol.2 
今回はギターに田口慎二氏、ゲストに尺八の三塚幸彦氏を迎えお送りした。
とても楽しく演奏をしていたのだが、楽しすぎてオーバーアクションになっていたのかもしれない、途中、初めてのことだったが左手の親指が攣る・・
親指だからなんとか弾き続けたのだが、ネックを挟むことができず添えるだけ、それでも弾けるものだなあ、などと思っていたら、
その影響か今度は人差し指に攣る兆候が・・
これはもうどうしようもなく、なんとか演奏中だった「月をつくった男」を弾ききり、舞台袖へ。
水分が足りないと攣るらしいので、水をがぶ飲みし、手のひらマッサージ・・
最近寝ていて脛が攣ったりするので(脛は治しにくく、痛いのだよ)勧められた漢方を飲もうかなあ。
次の曲の「Winters Tale」までは若干影響があったけれど、その後は無事演奏することができた。
メンバーの皆さん、なんだかわからない状況でBGMを弾き、間を持たせてくれてありがとう。
お客さんにはわからないで済んだかな(いやいや、トイレにでも行ったのだろうと思われているかもしれん(~_~;))
ここ数ヶ月両肩を痛めていて練習も控えめだから、急にリハから通して弾き続け、指も驚いたのだろう。
でも、ライブはとても楽しかった。
アコカフェもいいけれど、やはり自分のソロをやりたいね。
来年の目標。
配信はまだ、来週の月曜まで観られます。
一部スタート、ワクワク!

楽しいね!
5年ぶり、二度目の共演、田口慎二氏
Moonlit Dancer イントロ

尺八の三塚幸彦さんと!
途中指がつり、どうするか思案中・・



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