今月、10月14日15日と、韓国大邱、京畿道でのコンサートのため、韓国領事館へVISAの申請にゆく。
3年半ぶり!
公演なのでVISA取得は必至で、足げく訪れるようになって十年以上経つが、その取得回数は40回を超える、つまりは毎年3〜4回は訪韓しているというわけだ。
VISAを取得するためには数ページにわたる申請書類に必要事項を書き入れ、パスポートや、韓国から送られてくる政府発行の招待状、公演詳細書類、公演主催者との契約書を提出しなければならない。
コロナ禍をさかのぼり、数年前までは、たとえばリーダーである僕が、メンバーの委任状とそれぞれの申請書、パスポートを預かり、代理人申請も可能だったのだが、今は難しく、メンバー、ミキシングオペレーター6名全員揃って申請に行かなければならず、まずスケジュールを合わせるのが大変だった。
しかも、現在毎日数千人のVISA申請を処理しているらしく、取得までの日数も、三年半前の前回は中1日で発給されていたのだが、現在は7日から10日かかるということで、本日全員のスケジュールが合い、申請できたのは渡航までギリギリでほとんど奇跡・・・
さらに、住所が横浜というメンバーがいて、前回の時にも横浜在住の方は横浜領事館で申請をするように、と言われていたのを思い出し、韓国エージェントから領事館に問い合わせてもらったところ、
『原則的には横浜居住者であれば、こちらではなく横浜総領事館で間違いありません。
前にこちら(東京)で受け付けたのであれば、それは特別に申請がかできるようにして差し上げたのだと思います。
申し訳ございませんが、当然の処置ではないということをお含みおきください。
今回も特別に申請ができるよう努力します。
但し、原則的な部分は変わりありませんので、ご参考までに』
一つのグループで、同じコンサートに出演のための申請なのに、と思うが、致し方ない。
昨日になり、エージェントから
『全員東京で、申請できます。
この件で問題になった場合は、韓国領事館から東京で申請できるようにしてくださるというメールをもらったと話していただければ大丈夫です』
と連絡を受け、少しホッとする。
さらに、今まではそんなことはなかったのだが、やはりたくさんの方が訪れる為か、申請に行くには予約を取らなければならないことになっていて、これが面倒だった。
ハングルのページで、やむなく翻訳ソフトを使いながらの予約。
さらに大変だったのは、予約する領事館を選ばなければならないのだが、そのリストがハングルで、しかも全世界の領事館がリストアップされていて、コピペもできないので翻訳ソフトも使えない、というところ。
やむなく一つづつ、「ああコスタリカの領事館だ」などと言いながらしらみ潰しに当たることに。
結局最後の方だったため、時間を使いようやく予約することができました。
しかし、申請の種類が「個人VISA申請」しか選べなかったので、もしかすると全員これをやらなければならないのか!
幸い、予約は代表者一名がすれば良いと領事館から連絡があり、やれやれ、と。
そして本日、麻布十番の改札に全員集合。
申請書類の記載についてあーだこーだ言いながら領事館へ、入るにも飛行機に乗るときのように手荷物やポケットの中身をトレイに移し、金属探知機へ。
確かに大勢の人(韓国人も日本人も)が訪れており、申請のフロアーから階段まで続く列に並び、待たされること1時間近く。
ようやく申請を受理されることができました。
ただし、これから審査をし、もし通れば1週間後VISAが発給されます、と言われ、通らなかったらどうなるのだ!
という思いを胸に領事館を出たのです。
そういえば、コロナ禍のブランクで忘れていたけれど、毎回VISA取得には苦労したなあ、とAyakoと話しながら、それでも韓国で待っていてくれるたくさんのファンのことを思えば、これもコンサートの一部なのかもしれない、と考えるのでした。