ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

リハーサル

2012-02-28 23:15:16 | 今日一日

里アンナさんのライブをサポートさせていただく。

お世話になっているギタリストの、永島さんが長い間、プロデュースやアレンジ、演奏をしている、奄美出身の歌姫だ。

島唄を歌う彼女の、発声や声量はとんでもない!

バイオリンは女性ボーカルに音域が近く、ともすれば溶け合わなく、バッティングしてしまう事がある。

でも、今回のステージは、とてもうまくアンサンブルが出来ているようで、4人の織りなすサウンドは、

さながらオーケストラのような広がりを生み出す。

時間のある方は是非、いらしていただきたい。

里アンナ 音倉ライブ ’ ひな祭りコンサート ’

ミュージックチャージ ¥4000+ 1ドリンク ¥500

ご予約は音倉まで

TEL 03-6751-1311 ( 世田谷区北沢2-26-23 EL NIU B1F )


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The Tree of Life

2012-02-26 17:07:46 | 今日一日

整理をしていたら、「けやき」というビデオが出て来た。

映像作家である、勝又幸宣さんの作品で、第16回の東京ビデオフェスティバルで特選を受賞した作品のビデオだった。

8分強の作品、全編に流れているのは、僕の3rdアルバム、「千の砂漠の夢」に入っている「The Tree of Life」

勝又さんは、御殿場に暮らし、富士山と、その廻りの世界の姿を、若いときから撮り続ける、映像作家だ。

「The Tree of Life」

タイトルの「生命の木(いのちのき)」が、この「けやき」と言う作品のテーマとまさにぴったりだったのと、

「けやき」を発表する1年前、当時は最先端だった映像記録媒体、レーザーディスクで発売された、

勝又さんのライフワークと言える、長い間撮りためた富士の映像を、四季を始め、いくつかのテーマにまとめた作品

「富士山麓」の音楽を担当させていただいた縁で、使っていただいた。

(「富士山麓」で書き下ろした音楽は、後に「Airs」としてCD発売している)

 

この「The Tree of Life」は、自分の作品の中でも、少し心に引っかかる楽曲だ。

元々は藤子・F・不二雄さんの「おれ、夕子」と言う作品の為に書いた曲だった。

藤子・F・不二雄さんと言えば、ドラえもんなど、子供向けの作品が有名だが、

短編作品に、えも言われぬ味わいの、とてもステキな作品があることはあまり知られていない。

その作品集も、「藤子不二雄少年SF短編集」「異色短編集」「少年SF短篇」などと呼び名を変えて、

編纂し直したものが時代時代に出ていたが、20年ほど前だろうか、OVA(オリジナルビデオアニメ)

として、ビデオとレーザーディスクで発売されることとなり、僕が音楽を担当させていただいた。

物語の内容は、大切な人を失う、と言う事と、命のありようについての話で、とてもせつないストーリーだった。

そして、この作品の音楽を書いていた時、ちょうど父が危篤状態で、僕は、現実と物語の区別がつかないような状況の中で、

音楽を作っていたのだ。

「The Tree of Life」は、音響監督に我がままを言わせていただき、いくつかのシーンをつなぐ、長い一曲として作った。

夕子がピアノをつま弾く所から、そのつま弾きにあわせ、メロディーを作り展開させて行った。

アニメーションの映像にあわせて曲を作り、気がつくと父の事を思い演奏していた。

 

 

「おれ、夕子」の為に書いた曲は、そう言う訳で、どれも僕の心に引っかかる。

オープニングとエンディングシーンに書いた曲は、弦カルの曲で、短いシーンのための曲だったから、

その後作り足して一曲の曲にした。

饗応離宮で初めて演奏したその曲は、まだCD化出来ていない。

「The Tree of Life」は、どうしてもアルバムに入れたくて、ピアノを入れ直し、サードアルバム「千の砂漠の夢」

におさめた。

「おれ、夕子」や父の事を考えていて、「生命の木(いのちのき)」と言うタイトルになった。

 

そして、「けやき」と言う映像作品も、同じ感情からずれていないことを、うれしく思う。

サードアルバムの「The Tree of Life」「おれ、夕子」「けやき」

いろいろな表現で、一つのことを言っている。

フレデリック・ディーリアスのレクイエムのように、

僕にとってこの曲はレクイエムであり、同時に生への讃歌なのだ。

 

次の饗応離宮で、初演をしようと思っている。

 

 

 

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2012-02-24 23:48:49 | 今日一日

とても素敵な家が立ち並ぶ、高級住宅地を歩いていたら、通りの向こう側の、塀から猫が飛び降りて来た。

猫好きは分かるらしい、呼ぶと一目散にやって来る。

昔からよくこういう事はあって、高校時代、昼休みに構内に迷い込んで来た子猫が、構おうとする生徒達から逃げ回り、

ちょうど行き会わせた僕の足下からジーパンを伝わって駆け上り、首元でブルブル震えていたり、

芸大の入試要項をもらいに行った帰り、上野公園の茂みで、鳴いている子猫に、呼びかけたら走り寄って来て、

もう寒い時期だったから、僕のジャンバーに首元から入り込んで来て、帰れなくなった事がある。

サードアルバムのライナーにも書いたが、初対面の猫と、膝付き合わせ、夕日を眺めた事もある。

それだけ猫が好きなのに、10年ほど前から、猫アレルギーになってしまった・・

猫と一緒の部屋に居たら、くしゃみ鼻水が止まらなくなり、しまいには喘息っぽく、呼吸困難になる。

猫を撫でたりしたら、手のひらはかゆくなり、その手で目でも触ろうものなら、お岩さんのようになる。

 

悲しい事である・・・

 

最近、アレルギーに対する研究も進み、検査を受け、何がどう自分に作用するのか、分かって来た。

猫に関しては、昔は猫の毛が原因なのか、と思っていたが、どうやらそうではないらしい。

猫のふけが原因らしいのだ。

今日の猫は、高級住宅地に相応しく、とてもきれいにしてもらっているのだろう。

思わず撫でまくってしまった僕の手は、今日は何ともなかった。

 

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サルセーロ、ロヒータス

2012-02-23 23:43:43 | 今日一日

久々の饗応離宮、今月はただでさえ短い月なのに、9日間も韓国に行っていたから、1回しか出来ない。

その1回に、キューバサルサの世界的歌手、ロヒータスさんが聴きに来てくれた。

グラミー賞の選考委員も務めていた彼の前で演奏するのは正直緊張した・・

また、韓国では千人以上のキャパのホールばかりでやって来たから、

そこからいきなり20人の前で、と言うギャップもきつかった。

そして、目の前に座るんだもの・・

桐朋や芸大の試験でも、審査員はこんなに近くには座らなかったぞ・・・

とても真剣に、褒めてくれたけれどね。


韓国での反応をお話ししたら、皆さんも熱い声援を送って下さり、

最後はスタンディングオベーションをして下さった・・饗応離宮では初めての事・・

ありがとうございます!

本日のセットリスト。

1.Moonlit Dancer
2.Rape-blossom Field
3.月をつくった男
4.Close Your Eyes
5.太古の太陽
6.Pray
7.All on a Sand Dune
ENC.
8.When You Wish Upon A Star(佐浦さんへのバースデイプレゼント)
9.我らが遠き同胞

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韓国ツアー2012_2_15おまけのおまけ

2012-02-17 09:40:10 | コンサートツアー

機上の人となる・・

何となく寂しい・・

旅の終わりはそういうもの・・

フラッシュバック

長い間お付き合いくださってありがとう。

また日本での生活と推理に戻ります。

これからもお付き合いのほどを!

ツルノリヒロ拝

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韓国ツアー2012_2_15おまけの2

2012-02-16 03:15:11 | コンサートツアー

海苔のスープ、とてもおいしいんだけれど、見た目はちょっとグロい・・

ポッサムと小さいながら生牡蠣、一緒に巻いて食べるのか?

食べてみたら、小さいけれど美味しい!!

ポッサムの方はこんな・・・「空飛ぶ豚バラ」・・・途方に暮れるたかちゃん!


食事の後はみんなでカンナムのラマダホテルへ・・

僕は12時からプロモーターのソンミさんとミーティング。

その間僕の部屋で、みんなで部屋飲みだ!

今後の展開や、要望など、詳しく話していたら1時間半経っていた。

戻ってみると、みんな絶好調・・元気だなあ・・

いよいよ帰国、明日は朝6時半出発だ・・・

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韓国ツアー2012_2_15おまけ

2012-02-15 21:07:51 | コンサートツアー

夜は、最初の3日間、通訳を務めてくれた歩美ちゃんと、たかちゃん、二人の友達の渡辺さん達と食事の約束をしている。

たかちゃんの本職は高校の日本語の教師だ、なべさんはその同僚。

前回、僕のソロコンサートで来韓した時に初めて一緒に呑んで、また会いたかった一人だ。

歩美ちゃんとはホテルで待ち合わせ、なべさんとはインサドンのお店で待ち合わせ。

7時頃、とか言って、会えたのは8時半だったから、1時間半待たせた事になる・・・ごめんなさい!

お店を見つけたらしいたかちゃんが僕らを呼ぶ。

「豆腐の浮き沈み」「名作きのこ」突っ込みどころ満載のメニュー

三人でメニューに突っ込んで・・いや選んでいるところ。

やはりマッコリはこうでなければ!

この他に、アルマイトのおなべから柄杓で掬うのもあり!

おつかれさま!

                     なべさん、歩美ちゃん、たかちゃん

 

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韓国ツアー2012_2_15

2012-02-15 16:26:12 | コンサートツアー

韓国ツアー最後の打ち上げは河豚料理でした!

河豚たっぷりのスープがおいしかったなあ・・

今日のホテルはグランドホテル。

釜山でも最高級のホテルだが、12時を過ぎて到着し、寝るだけなのはもったいない・・

みんな疲れてはいたが、反省会をする・・

 

翌日はソウルへの移動日だ。

釜山から帰国する方が楽と言えば楽なのだが、行きの羽田に車を泊めてある。

釜山からは成田便しかないから、ソウルまで戻って、金浦から帰ろうと言う訳だ。

ソウルまで移動し、その日の内に帰国するのはかなりきついので、一泊する。

ソウルで会いたい人もいるしね!

昼はアワビ粥、絶品!

釜山からソウルまで、新幹線で、と言う話だったのだが、僕らを乗せて来てくれたアジョシの車は、どっちみち帰る訳だし、

アジョシの、「新しい高速道路が出来たので、3時間半で帰れる」と言う言葉にのせられて、結局車で移動する事になる。

前にも書いたが、こちらの人の、時間の感覚は当てにならない・・どうもかかる時間を短く言う傾向にあるのだ。

 

結局、途中休憩もしたが、5時間半かかる・・・

 

                              車窓から。

                         サービスエリアにて

 

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韓国ツアー2012_2_14の7

2012-02-14 22:10:12 | コンサートツアー

そして最後のサイン会!

釜山からはなかなかソウルまでは聴きに行けないらしく、初めて生演奏を聴く、と言う方が多かった。

どんなに疲れていても、サイン会はうれしいひとときだ。

2008年に、初めて僕のソロコンサートをやったときから、すべてのステージでオペレートしてくれている、

ミキサーのイ・ヨンヒョン君と。

今回もありがとう!

 

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韓国ツアー2012_2_14の6

2012-02-14 20:52:52 | コンサートツアー

いよいよ本番が始まった。

1750のキャパに1600人のお客様・・

最後のステージに気合いも入る。

いつもアンコールで演奏する曲に、サティのJe Te Veuxがある。

パイプや弦や打楽器を組み込んだ、昔の大掛かりなオルゴールで流すのに相応しいような楽しい曲。

後半に二度ほどブレイクを作り、チェロのボディを叩いたりピアノの譜面台を叩き遊びの部分を作る。

その度に僕が右往左往するのだが、とても皆さんこのちょっとしたユーモアを気に入って下さっている。

テグではピアノの譜面台を叩いた後、僕が「サラミ イッソヨ(入ってます)」と言って笑いをいただいた。

今日バレンタインデーの当日、最初のブレイクで、誰も何も音を出さないので、どうしたのかと見たら、

Ayakoが隠しておいたハート形のチョコレートボックスをお客様に掲げていた。

僕は知らなかったのでびっくり・・

いつの間に用意したのだろう、と思いながら曲を続ける。

次のブレイクでは今度はピアノのあやちゃんが、やはり隠してあったもっと大きなハートのボックスを手に、

僕に駆け寄って来た。

女子楽屋と男子楽屋が別なのを良い事に、こんな事を画策しているとは・・

お客様にも大受けだった。

最後は舞台前にでて、ご挨拶。

皆さん、熱い応援、本当にありがとう!

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