さて、こちらはマニアックに!
ツルスタ本棚を飾るポストカードなど、「ドアノー/音楽/パリ」展で紹介させていただいたが、
その時のクイズを本当にやることにした。
① ドアノー・ポストカード写真集
②
③ アジェ・ポストカード写真集
④ アコカフェ韓国プロモーション用CD
⑤
⑥
⑦ 北斎とジャポニズム展ポストカード
⑧ フィンランドで購入したムーミンの缶バッヂ
⑨
⑩ ペンギンカフェオーケストラ、1982年の初来日公演で購入した缶バッヂ
⑪ 僕が子供の頃付けていた、桐朋学園音楽教室のピンバッヂ
⑫
さて、空いている5つのポストカードや缶・ピンバッヂの作者名を当ててください。
全問正解の方には、僕のオリジナルCD、現在在庫のあるもの中からお好きなものを一枚、サイン入りで。
1問正解から4問正解までは、正解数に応じて僕のオリジナルポストカードをセットでプレゼントさせていただきます。
ご応募はコメントから!
ぜひ参加をお待ちしています。
週末に写真管理、ジャケットデザインなどアートワークや、アレンジ楽譜作成に使用していたiMacが壊れた!・・・
どうやらグラフィックボードの故障らしい。
このMacでは、大学の授業用資料も作っていたから、故障してしまうと授業に差しさわりが出る。
幸いデータのバックアップはマメに取っていて、しかも、iMacはHDの換装が大変なので、予め外付けの起動ディスクで使用していたから、
急いで中古の安いiMACを買ってきて、ことなきを得ようとしたのだが・・・
どうも動作が不安定で、一番使用していた、使用しなければならない、Illustratorが立ち上がらなくなってしまった。
焦るがどうすることもできない。
とりあえずは諦めて、今日が最終日の廣田清美さんの個展にテトを連れて向かう事にした。
廣田さんはテトの肖像画を描いてくれていて、その絵をこの個展で発表してくれている。
会場のエソラⅡはとても素敵な画郎喫茶だった。
美しい薔薇のエントランスから中にはいると、愛情溢れる沢山のネコ、犬の絵の中に、テトの絵があった。
犬連れでテラス席に入れるギャラリーだったので、テトを抱いて中に入らせてもらった。
テトも大人しく、たくさんの絵を眺めてくれていたようだった。
廣田さんお疲れ様、個展の成功おめでとうございます!
写真は全て廣田さんから頂いたもの。
僕はテトを抱いていて、写真!撮れなかったあ・・
いやあ、どうなっただろうなあ・・・リハに立ち会えないし、、どんなかなあ・・と言う中で、
エンディングに向け、アッチェレ、クレッシェンドし、ばしっと終わるスコアを書いたつもりだったが、
とても静かに終わっていたのはちょっと残念!
元々韓国の方々は、この曲の内在する哀しみの方を深く捉えていてくれていたから、それも当然なのかもしれないけれど、
まあ、またいつか機会があれば。
ともかくも、楽しかったなあ。
昨年から制作して来たアルバムプロジェクト、三枚同時に取りかかっていた内の二枚が完成し、フルーティスト比翼智子さんの1stアルバム
「Canto de los Pajarito(小鳥のさえずり)」は1月末に発売され、細坪基佳さんのベストアルバム「Best of Ballad」は3月3日の発売となったことは報告済み。
そしていよいよ三枚目、一番時間がかかっていたアルバムが完成し、発売となる。
アルバムタイトルは「Charming」Jazzのヴィブラフォーン奏者、板垣誠氏のソロアルバムだ。
演奏はヴァイブにウッドベース、エレクトリック&ガットギターのトリオ。
板垣氏のヴァイブは、鳴ったその瞬間ぞくっとなるほど柔らかく、美しい!
そして品のあるセンス溢れたフレージングは、ジャズファンでなくても魅了されるだろう。
個人的にも尊敬し、大好きなアーティストだ。
その彼のアルバム、ミックスにはとても苦労した。
モニターシステムを使わない一発録り。
アコカフェも一発録りだが、僕らはヘッドフォンをし、なるべく離れた場所で、しかもアクリル板をついたてに立てて録音している。
だが今回の彼らの録音は、生音でみんなの音が聴き合える距離で、と言うことでアクリル板も立てず、できるだけ近づいての録音だったため、
お互いのマイクに入ってしまうお互いの音、「かぶり」と言うが、これをどう処理するかで時間がかかりまくった。
いろんなことを考え試してみるも中々納得出来ず、ミックスだけで何回やり直したろう。
さらにマスターリングでやり直し、それでも気に入らず、最終的にはもう一度ミックスから全てやり直した。
そして、ようやく納得出来るものが出来たのです!
よかったよかった...
今回も僕は録音、ミックス、マスターリング、写真撮影、アートワーク、デザインを担当させていただいた。
是非多くの人に板垣氏の音を聴いていただけたら、と思っています。
お申し込みは以下のフォームから。
税抜価格2,500円(税込み価格にしなきゃいけなくなるんだよなあ、だと2,750円か・・)
ツルスタには至る所に絵や写真が飾ってある。
これは本棚、本はほとんど見えず、好きなポストカードが飾ってある。
上の段の左側、ポストカードブックなのだが、フランスの写真家ドアノーの作品集。
今日は、渋谷文化村ミュージアムで、彼の「ドアノー/音楽/パリ」展をやっていたので観に行ってきた。
ちなみに右側のポストカードブックは、同じくフランスの写真家アジェの作品集。
ドアノーよりも5〜60年前の写真家だ。
さて、他のポストカードは誰の作品でしょう?ってクイズにしてどうする・・
感想?「すばらしい」の一言。
是非皆さん観に行って欲しいなあ。
切り取られた写真から音楽が流れ、ストーリーがわき上がる。
止まっていないんだよね、被写体が。
そのまま流れて行く動きが感じられる。
写されている人々も、とても自然体で、スナップとポートレートの狭間のようだ。
ピエールブーレーズやメシアン、ピエールバルー、知っているアーティストもみんな若くて!
この頃のパリはエネルギーに溢れていたんだろうなあ(今溢れていないと言うわけではないが)
ドアノーよりも少し年上に、マルセル・デュシャンやマン・レイ、ジャン・コクトー、マックス・エルンスト、エリック・サティと言った、
そうそうたるアーティストがいて、毎日の様にカフェドゥマゴに入り浸り、コラボレーションをしようとしていた。
そう言えば、Acoustic Caféの名前は、そんなカフェに集い、何かを作ろうとしていた彼らの様に、
集まりたいミュージシャンが集まれる時に集まって、自由に音楽を作って行こうと言う思いから付けたんだったなあ・・・
図録も素敵だ。
表紙を飾るのは歌手、女優として一世を風靡し、昨年亡くなったジュリエット グレコ。
まだデビュー前だったそうで、この界隈で有名だったこの犬を撮影しようとして、偶然そこに居合わせたのが彼女だったらしい。
超美人だものね、撮影するよね。
でこの後デビューし、二年ほど後に今度はちゃんとした撮影でドアノーと再会したそうだ。
観終わってとても心に残った言葉がある。
「私にこれだけ多くの写真を撮らせて来たのは、生き延びるための反射的本能だったのだろうか?
おそらく、消え去るイメージを所有したい、と言う欲望だったのだろう。
あるいはもっと単純に、この世界に生きている自身の喜びを刻み、明快な形にするための方法だったのかもしれない」
音楽を作る作業も、同じだと感じた。
だが、まだまだこれだけ多くの曲を、、とは言えていない。
3月31日まで、澁谷 Bunkamura ザ・ミュージアムにて