私の住む町の祭りがありました。
私の住む町は、母の生まれ育った町でして、私は現在、母の実家があった場所の一部に住んでるわけです。
なので、幼き頃の勝手知ったる土地でもあるわけですが、祭りには参加していません。御神輿を写真に撮りに行ったら、法人会青年部の後輩がいました。
「おかもとさーん、担がないんですか?」と聞かれ、「うん・・・。」と元気なく答えました。
大学生時代の御輿経験がトラウマとなっている今、強引に誘われて、なおかつお酒が入れば担げないことないことはないのでしょうが、お御輿という神聖なものに失礼に当たるのではないかと思うのでやめときましょう。
その大学時代の御輿とは?学部祭で、御輿パレードというものがあり、一年生が主に担がされるのでした。当時、私のいたサークル(写真研究部)は、部員が少数精鋭(?)主義(今もどこかで聞かれる言葉ですが・・・。)だったので一年生部員も少なく、三軒茶屋・藤沢と2箇所で行われていた学部祭で同期と一緒に担いだわけです。しかし、それは御輿と称した「かわいがり」企画で、蹴られるは、怒鳴られるは、水を容赦なくかけられるは、前後の人間を蹴ったり、どついたりと無法地帯この上ない行事でした。さらに待っているのは、出発・中継地点・到着時に行われる校歌・応援(フレーフレーって誰にだよ)・日大節(廃盤)の3セット。10月終わりの気候にずぶ濡れで、20分くらい続く剛田武(ジャイアン)リサイタルはとてもつらく、風邪をひく者多数。御輿好きの人も「あんなの御輿じゃない」と音をあげる過酷なイベントなのです。
まあ、でも過ぎ去ってしまっては笑い話のネタのひとつですが、でも怖い。