「つねさんぽ」は不定期更新 Since 2009

TSUNEAKI THE ADVENTURE Since 2009

芝浜にはならない話

2018年06月16日 | 日誌

少し前のお話し。
総合文化センターの近くで娘が習い事があるため夜迎えに行った。

トイレに行きたくなり、文化センターの駐車場横にあるトイレで用をすまそうとしたら、小便器の上に財布がありました。
文化センターの前に観光バスが3台くらい停まっていたので、この中の誰かが忘れたに違いないと思い、60過ぎのスーツを着た品のよさそうなツアーコンダクターっぽい紳士に声をかけたら大間違い。

たぶん観光バスの中で飲み過ぎた人だったみたいで、

「君はすばらしい!!」「うん!!素晴らしい!!」
と褒められ
「こういう青年がいるから日本は素晴らしい」

結局、解散した後でその人は酔って帰りそびれたというか、始末に困ってたいた人のようだ。

落とし主がいないようなので、文化センター内だから事務所へ持っていったらそのオヤジもついてきた。

職員に渡して名前と連絡先だけ述べ、お礼はいらないと告げて娘を迎えに行こうとしたら、そのオヤジが「君にはお礼をもらう権利がある!!」と言い出し、職員にも絡み始めた。
「お父さん、僕はいいんです。大丈夫ですから」とそのオヤジとしばしやりとりしていら職員が「親子なんですか?」と言うので、親子なわけないでしょ!!と否定しつつ「娘を迎えに行かなきゃならんのだ僕はもう行く」と言うがオヤジと職員が帰してくれない。
職「この人は何なんですか!?」
つ「そこにいた知らない人です」
オ「貴様は公務員だろ!なんだその態度は!」
職「関係ない人は黙っててください」
オ「なんだその態度は!!そもそも拾得物法というものが…云々」
つ「娘が待っているんです!!娘を迎えに行かなきゃ」
オ「君は偉いんだ。お礼をもらう権利がある」
職「この人はどこの誰なんですか」
なんてやっている事10分くらい。
表にいたオヤジを相手していたおばさんにそんなとこにいないで困っているのだ、助けてくれと頼み、何とかオヤジを引き離してくれた。

娘は少々待ったが、無事つかまり帰った。
帰り途中警察から電話があり
「大変だったようで。拾得物は警察署預かりとなりました。ご苦労様でした。で、お礼の方はいらないという事でよろしいですか?」
と電話があり、財布と一緒に酔っ払いのおじさんを拾って十分過ぎるお礼をもらう、なんかコントのような一日の終わりがありました。

2ne