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RUN AWAY

2018年06月21日 | スポーツ

朝、ジョギングをしています。

健康の為、と言えば聞こえがいいが、やらざるを得ない感じではじめ、ちょうど青年部会の東京マラソンチャリティーランナーの企画も相まって今も続いております。
もう、3年は続いてます。

東京マラソンに出たいという目標があったころは、結構走ったものですが、現在は5kmくらい。休みの日は10km走るか走らないかという感じです。

日曜日、やはりいつもより長い距離約10kmは走ろうと自宅を出発して、JR新小岩駅を通過。蔵前橋通りにでて平井大橋へ。
橋を渡り、荒川河川敷へ入っていきました。

荒川のランニングロード、サイクリングロードに徐々に側道から本線へ合流していく。
横に本線を走ってきている男性を確認した。
お互い大体同じペースで走っている。たぶんこのまま行くと併走になる可能性が高い。そしてその男性は上半身裸で走っていました。
徐々に合流して合流した時は僕が少し遅れて入りました。

前を走る半裸の男性との距離はほとんどなく間隔は5m位。
半裸の男性を前に見て「ある事」に気付いた。

男性の背中には立派な絵が描かれていた。

しばし、その距離を保ちつつ、作戦を考えた。
「ペースダウン」

間隔をあけよう。

気持ちペースを下げて遅れようとしたが、なかなかその距離が変わらない。
というか、半裸の男性もペースが落ちている。

つぎなる作戦。
「ペースアップ」
引き離そう。

ペースを上げる。
半裸の男性を追い抜いた。

しかし、こちらもかれこれここまで走って来た身。このペースを保つのは少々つらい。

しばらく背後に半裸の男性を感じつつ走る。

「あー疲れた!!いやー久しぶりのランニングは疲れるわ―!!」
なんて演技してドロップアウトも考えたが、不自然感極まりないのでそれもできず、振り返ることもままならず、ただ感じる気配と聞こえてくる息遣いと足音を背後に感じ、一瞬チョロッと振り返ってみようかしらと思った。

「振り返るな 振り返ると終わり この世はそんなもの」
ユニコーンの「スターな男」の歌詞が脳裏に浮かぶ。

振り返ってはいけない。奥田民生も言っている。
僕は振り返るのをやめた。1分、1分が長く感じる。

平井大橋から小松川橋までの1kmちょっと、緊張感とランナーの駆け引きみたいなものを逆に楽しみつつ走りました。


小松川橋を通過して船堀橋を目指す区間に突入したころ、半裸の男の気配を感じなくなった。

いつからはぐれたのかは知らないが、僕の後ろには違うおじさんランナーが走っていた。

コイツだったのか!!

と思うのも刹那、おじさんランナーは初夏の河川敷を吹く風のように僕をあっという間にかわしていった。

2ne