ちょっと気になったので今日は上尾天文台に行ってきました。
上尾道路を通って上尾市へ入り、「壱丁目北」を川越方面へ
少し進むと歩道橋の信号「平方歩道橋」の
次の信号のない交差点を右へ入って少し行くと丸山公園に着きました。
日曜日の駐車場はかなり多くの車が駐車していました。
この「自然学習館」の隣りの天文台に行きました。
バリアフリーで車椅子でも天文台に行くことができます。
建物の中はこのように天体のパネルなどが展示されています。
なお、係員に撮影用途の許可を特別にいただきました!
見たことがない双眼鏡、望遠鏡もありました。
ドームには太陽観測用の望遠鏡から太陽を観察しました。
あいにくの曇り空で太陽がやっと見える程度でした。それに比べて
持ち込んだ日食メガネでも太陽を見ましたが、やはり像が小さいので日食用ですね。
日曜日の晴れた日でコンディションが良ければプロミネンスが見えるそうです。
赤道儀(せきどうぎ)は北極星に合わせることで、計器を地球の自転方向へ移動することができるようになります。
写真撮影などでは天体像が自転によって流れるため、自転の回転と合わせた自動追尾のモーターを取り付けます。
まず、三脚の脚を北極星に合わせます。観測の場合はほぼ北でもよいです。撮影などの場合はネジで調整します。
望遠鏡のセッティングはかなり重く、精密な機材ですから親子で行なってください。
調整ネジなどを回しながら、ゆっくり本体主鏡を動かしますが、
締め付けネジを緩めるとクルっとラクに回すことができます。
思わぬ怪我をすることもありますので、注意してください。
次に丸い水平器の泡を赤い円内に合わせて水平にさせます。
極軸の合わせ方は高度計を北極星にセットします。
写真ではLNの書かれている部分が望遠鏡になります。
もし、見えない場合は本体主鏡をT字に回すと覗くことができる場合もあります。
この計器が高度計です。この計器で観測だけであれば北極星を合わせて
撮影の場合は北極のガイドから天の北極を合わせます。
機材を別途購入する場合もあります。
極軸に単眼鏡がない場合は北極星が覗ければOKです。
これで木星の天体像が見えなくなっても少し回せばカンタンに見ることができます。
次は赤緯計器の解説です。
天体撮影の星野写真で北極星を中心にカシオペア、北斗七星が流れる写真はラクに撮れます。
これはカメラ三脚と雲台があればよいですが、天体撮影は望遠鏡のような装備がないと難しいです。
手持ちの望遠鏡にカメラを取り付けたり、赤緯台だけを購入する方法があります。
これが赤経計です。この計器にモータを装備することで星が流れることがありません。
主鏡の首を左右に傾けることができます。
最後に赤緯計です。本体主鏡の下のネジで
南北に首を動かすことができるようになります。
この黒いキャップを外して極軸望遠鏡の器材をセットします。
このほか上尾天文台の観測室には5基の12cm固定の望遠鏡があり、
一般の方でも講習を受ければ使うことができます。
天文台は市民に開放されているので、自由に計器を操作したりすることができます。
もし、望遠鏡などの計器の調整がわからない場合の天文相談もできるそうです。
こんなことも☆
そして、次の日の5月21日は金環日食でした。
曇の予報でしたが、さいたまでも太陽を観望することができました。
7時25分に会社の近くの観測地に着いて、そこから眺めましたが、
三日月のかたちから輪になる瞬間のベイリービーズは残念ながら
薄曇りで見ることができませんでしたが、金の輪(金環)を見ることができました。
やはり太陽は鋭い光で日食メガネを使っても目がチカチカしました。
皆既月食の方が軟らかい光でいいですね。
太陽を見るには投影法がよい感じがしました。
この金環日食の現象のおかげで、天文関係のことをまた始めることができました。
さらにいろいろな情報を知ることができてよかったと思います。
さて、明日は東京スカイツリーがオープンします。
そして、普段は見ることができないタワー、山などから見る大パノラマなどが
ブームになりつつあります。
さらに6月1日は鮎の解禁などアウトドアシーズンになり
7月は富士山山開き7月7日は七夕などといろいろなイベントがあります。
次回は私の山登りの話をしていこうと、思います。
時間がないので一気にやっていきます。
5月下旬になってくると夕方には北斗七星、しし座が南中しています。
北斗七星のメグレス、おおぐま座のデルタが3等星で肉眼で見えにくいです。(え!)
さいたまでは北斗七星は普通の人が見えれば1つ星が足りない感じです。
このくらい都会の空は見えなくなります。冬はよく見えます。
この時期は19時30分ごろに東日本では暗くなり20時ごろに西日本が夜になります。
夕方の一番星の宵の明星は金星がぎょしゃ座ベータ星付近にあります。
おうし座、オリオン座は高度が低いので沈んでいます。
この金星から左の方に2つの星が見えてきます。これがふたご座のベータのボルックス(左)、
アルファのカストル(右)です。このカストルが連星で話題になっていましたね。
さらに左下にはプロキオンが見えます。
そして、真上近くに火星とレグルスの2つの星が見えてきます。
さらに南にうみへび座のアルファルドが見えます。
レグルスはしし座のアルファ星です。このレグルスとボルックスの真ん中あたりに、
ぼやけたいくつかの光が、4つ星をの四角形で結んだ中に見えます。
これがM44のプレセペ星団です。
実際はもっと見えませんが、みえにくい画像はどうかと思いましたので、
このくらいにしておきました。周辺もこんなに明るいです。(え!)
都会の空は夜明け前と同じような明るさですが、何とか双眼鏡で4等星まで見えます。
散開星団の星の集まりが見えます。
この散開星団は大きいものですから、肉眼で確認できます。
火星の確かな位置はわかりませんが、火星のまわりの星野には
しし座小宇宙群のM105,M96,M95の3つとM66,M65の2つが10cm以上の望遠鏡で
見ることができます。最後に北斗七星のふくろう星雲をさがしてみましょう。
この星雲は惑星状星雲でベータとガンマの間にあります。
望遠鏡ではまるい感じに見ることができます。
M95周辺:
http://pro.tok2.com/~aq6a-ink/ms/tentai/m95wide.htm
M65&M66:
http://www.ne.jp/asahi/stellar/scenes/object/m65m66.html
M97(ふくろう星雲):
http://deepsky.fc2web.com/astro/ekd421/m97.htm
こんなことも☆
さいたま市内ではあまり見えませんが、埼玉県は星空とは無縁ではないです。
JAXA宇宙観測センターが鳩山町、堂平天文台がときがわ町にあります。
堂平天文台では毎月第2、第4金曜日の19時~21時に91cm反射望遠鏡で
星雲星団を見ることができます。(え!)天文台は山の上です。
天文マニアであれば誰でも名前は知っていますね。
九州に住んでいたのでわかりませんでしたが、埼玉県にあったんですね。
同僚からメールがきて、「え!上尾にあるの?」ということで、
調べてみました。毎週土曜日、円山公園近くの上尾天文台でやっています。
でも、ライブ中継見ればいいのか。最先端だなぁ。
このほかSKIPシティでも65cmの反射望遠鏡で惑星の観測などもあります。
宇宙観測センター:
http://www.jaxa.jp/about/centers/eoc/traffic_j.html
堂平(どうだいら)天文台 ☆と緑の創造センター 星空観望会:
http://www.town.tokigawa.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=11611#6_0
上尾天文台:
http://www.city.ageo.lg.jp/page/46-tenmondai.html
天体観測ライブ中継:※
http://www.city.ageo.lg.jp/page/17-tenmondai-liveqt.html
天体の録画映像:
http://www.city.ageo.lg.jp/page/17-tentairokuga-list.html
※Quicktimeが必要になります。プロキシ環境によっては動作しない場合があります。
太陽観望:土・日 1:00~5:00 星空観望:土 19:00~21:00
SKIPシティ川口市立科学館サイエンスワールド天文台:
http://www.kawaguchi.science.museum/index.html
今日は快晴で天候が良かったので出かけました。
騎西まで走ってみました。だいぶん空が暗くなりましたが、
風が強く、まだ水平線に近い部分は明るくやっと天頂付近が見やすくなった感じでした。
観測地の騎西の評価は10点中7点です。関東平野の真ん中付近で明りもないのですが、
さいたまの光の影響で南側は観測に向いていません。でもキリの影響が今回はありました。
キリが全くなければ8点になったかもしれません。双眼鏡の楽しさは「見える!見える!」と、
今まで肉眼では観測できなかったものが見えてくるところです。
これはメガネを買って初めて着けた時の感じと似ています。
今までよりも鮮明に美しく見えるような感覚でしょうね。
まず、星雲星団さがしは明るい星から辿(たど)って行きます。
辿り方は星図を見ながら天体に近い星を選びます。暗い星が多い場合は
遠くの星から延長線上に天体を合わせます。
そして、星の距離を見てつながりを四角、三角と描いて形状をイメージしていき、
全天恒星図で星間形状を確認しながらいきます。
そこから辿りやすいルートを作ります。これは観測地の諸条件によって変わります。
そして天体の場所を確定していきます。
星雲または銀河はこのように恒星とは大きく違います。
これはまだ明るい4等~5等の天体の感じにしていますが、
引き出し線の延長にボヤけて見えるのがわかると思います。
これが8等とか9等になってきますと目を凝らさないと厳しいです。
ちょっと双眼鏡に何かついているような感じがする程のものです。
もっと小さな天体になると恒星とあまり区別がつきませんね。このようにして
M104,オメガ星団,M57を試してみましたが、なかなかそれらしい天体は見あたりませんでした。
また、さそり座のアンタレスの近くのM4も見ることができませんでした。
そんな悪条件の中でもいて座の南斗六星の近くの干潟星雲は双眼鏡で見ることができました。
3,000円程度の安すぎる双眼鏡でしたが、何とか見ることができてさらに、
天頂付近のはくちょう座デネブにあるNGC7000の北アメリカ星雲も三角の雲のような感じで
見ることができました。画像よりもかなり淡いです。これは初めて見た天体です。
その他、M16の散開星団、M27の惑星状星雲、M13の球状星団は大きさが小さく
形状もわからず、ぼんやりしていました。
星雲星団は星を辿って見つけますが、星とは何か違う感じがします。
過去にハレー彗星などの彗星観測のような感じに近いです。
ウチもハレー彗星をM1のかに星雲を見ているときに偶然見つけました。
105ミリ望遠鏡で光度は10等くらいでしたね。
ハレー彗星と言えば1986年でハレー彗星マガジンの裏表紙にカシオのMSXが載っていました。
ウチにパソコンがなかった時代は天体観測を楽しんでいた時代でした。
これから観測を始める天体は干潟星雲が最適ですね。
では、前回と今回の星雲星団をリンクしてみましたので、見てみることにしましょう。
メシエ天体ガイド アストロアーツ:
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/messier/intro6-j.shtml
北アメリカ星雲:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%98%9F%E9%9B%B2
690PVを記録しました!ありがとうございました。
星雲星団は星の数ほどあり、ゲームのように全てコンプリートするには
かなりの経験が必要です。でも見えた時の達成感はよいので、
双眼鏡がありましたら、やってみてはどうでしょうか?
また、運が良ければ人工衛星を追いかけたりできます。
こんなことも☆
今年は宇宙がブームになりそうな気がします。
モーレツ宇宙海賊が1月からはじまりスター・ウォーズ、エピソード1 3D版が2月から公開と
宇宙兄弟のマンガがモーニングに連載、アニメが日曜日7時に日テレ、読売テレビで4月に始まりました。
さらに5月は実写版の映画が公開されたり、
宇宙戦艦ヤマト2199は劇場先行公開とOVA、マンガはNewtypeエースとはじまりました。
おかえり、はやぶさ、はやぶさ-遙かなる帰還-も公開中です。
また星雲星団ではオリオン座の馬頭星雲、へびつかい座オメガ星雲、
おうし座プレアデス星団(すばる)、いて座三裂星雲、ケンタウルス座A(NGC5128)、
アンドロメダ大星雲など一部ですが、宇宙や神秘さのイメージカットとして
ゲームなどにも多く使われてきました。
聖地巡礼とはちょっと違いますが、実際にある天体の座標を知る楽しみもありますね。
皆さんで宇宙をみませんか?(え!)
宇宙に感激して何か作品が生まれることもなくはないですね。
宇宙ブームはしし座流星雨2001年、機動戦艦ナデシコ1998年、百武彗星1996年、
日本人宇宙飛行士毛利衛1992年、銀河宇宙オデッセイ1991年、
日本人宇宙飛行士秋山豊寛1990年、E.T1988年、ハレー彗星1986年、
スペースシャトル1981年などいろいろとありました。
そういえばかなり昔に「星の王子さま」というアニメもありました。
今回は日食という天体現象なども重なって注目されそうな気がします。
いろいろとネットで調べていくと連星というものがあるんですね。
かなり有名な星が連星になっているんですね、ちょっと驚きました。
とまぁ天体は大変おもしろいものです。では、このへんで。