うえぽんの「たぬき鍋」

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ドラフト「怪」説2010「ワタシもあのクジを引いてみたい」その8

2010-11-06 00:08:13 | 野球・ドラフト「怪」説
★千葉ロッテマリーンズ

1位(×斎藤佑樹投手・早稲田大→)
伊志嶺 翔大 (いしみね・しょうた) 外野手 22歳
右投右打 179cm78kg
沖縄・沖縄尚学高-東海大
走攻守三拍子揃った、長野久義外野手(巨人)タイプの逸材。高校では控えだったが大学から頭角を現し、2年時から世界大学野球選手権日本代表の常連で、今夏の大会では主将を務めた。

2位
南 昌輝 (みなみ・まさき) 投手 22歳
右投右打 182cm88kg
和歌山・県立和歌山商業高-立正大
ガッチリした体格から投げ込んでくる速球はMAX151キロで、カーブやフォークも評価が高い。高校、大学の先輩である西口文也投手(西武)になぞらえ、「西口二世」と呼ばれる。

3位
小林 敦 (こばやし・あつし) 投手 25歳
右投右打 178cm75kg
神奈川・東海大相模高-東海大-七十七銀行
七十七銀行初のドラフト指名選手。常時140キロ台を叩き出す速球に加え、高速スライダー、カットボール、スローカーブ、フォークと多彩な変化球を持つ即戦力候補である。

4位
小池 翔大 (こいけ・しょうた) 捕手 22歳
右投右打 183cm86kg
茨城・常総学院高-青山学院大
高校では甲子園に2回出場。大学では1年春に東都リーグ初となる「デビュー戦満塁本塁打」の離れ業を演じて注目された。大舞台の経験も豊富で、即戦力として期待がかかる。

5位
江村 直也 (えむら・なおや) 捕手 18歳
右投右打 176cm83kg
大阪・大阪桐蔭高
肩が強い上にスローイングの動きにムダがなく、二塁送球のタイムは2秒を余裕で切る(MAX1.79秒)。バッティングも、広角に鋭い打球を打ち返す力強さがある、将来の正捕手候補。

6位
藤谷 周平 (ふじや・しゅうへい) 投手 23歳
右投右打 190cm77kg
米国・カリフォルニア州アービン高-北アイオワ大-南カリフォルニア大
長身の本格派投手で、ベースボール・アメリカ誌では将来を嘱望される「トッププロスペクト100」に選ばれ、昨年のMLBドラフトではサンディエゴパドレスから18巡目指名を受けた。

☆育成枠
1位
黒沢 翔太 (くろさわ・しょうた) 投手 22歳
右投右打 181cm84kg
埼玉・秩父高-城西国際大
滅多に四球を出さない抜群の制球力を持ち、大崩れせずに試合を作ることができる選手。速球はMAXは144キロで、変化球もスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークと多彩だ。

2位
山口 祥吾 (やまぐち・しょうご) 投手 18歳
左投左打 176cm70kg
神奈川・立花学園高
立花学園高初のドラフト指名選手。多彩な変化球を持つ技巧派で、高校では2年時からエース。今春の県大会の対平塚湘風高戦では14三振を奪う快投で無安打無得点試合を達成した。

3位
石田 淳也 (いしだ・じゅんや) 投手 26歳
右投右打 179cm82kg
愛知・愛知工大名電高-日本大-NOMOベースボールクラブ
大学では長野久義外野手(巨人)と同期だった。プロとしては決して大柄ではないが、ガッチリした体格で力強い速球を投げ込む。MAXは145キロで、カーブのキレもなかなかのものだ。

解説
今年はシーズン3位からクライマックスシリーズを勝ち抜き、見事日本シリーズ出場を果たしたマリーンズ。しかし、昨年の指名で「もっと即戦力投手を獲れなかったかなぁ…」と書いたように、二ケタ勝利を挙げたのが成瀬善久とビル・マーフィーの2人だけという投手陣は、かなり危なっかしい状態です。そこを踏まえ、1位で斎藤にアタックし、2位で南、3位に小林という指名は十分納得がいきます。斎藤はくじ引きで外れましたが、代わりの1位は外野手の伊志嶺。昨年指名した荻野貴司、清田育宏の両外野手は即戦力の期待にこたえましたが、荻野がシーズン途中で負傷リタイヤということもあり、決して層が厚くないということを踏まえての指名でしょう。「ポストサブロー」と考えれば良いでしょうか。
また、捕手を2人指名してきました。昨年橋本将がFAで横浜へ移籍し、層が薄くなった上に最年少が24歳の青松敬鎔ということで、若さと厚みを加える意味で良い指名になったと思います。