うえぽんの「たぬき鍋」

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ドラフト「怪」説2010「ワタシもあのクジを引いてみたい」その12(最終回)

2010-11-10 00:39:56 | 野球・ドラフト「怪」説
★福岡ソフトバンクホークス

1位(×斎藤佑樹投手・早稲田大→)
山下 斐紹 (やました・あやつぐ) 捕手 18歳
右投左打 180cm78kg
千葉・習志野高
通算35本塁打の打力に加え、遠投120mの肩、50m5秒9の俊足もある、高校球界トップクラスの捕手。中学までは外野手で、捕手としてのキャリアは浅いが、その分伸びしろも大きい。

2位
柳田 悠岐 (やなぎた・ゆうき) 外野手 22歳
右投左打 187cm79kg
広島・広島商業高-広島経済大
恵まれた体格に加え、走攻守にセンス溢れる大型外野手。特に強肩には定評があり、ランナーの進塁意欲を消し去るほどの威力がある。粗っぽい面もあるが、プロでどう洗練されるか。

3位
南 貴樹 (みなみ・たかき) 投手 18歳
右投右打 197cm85kg
埼玉・浦和学院高
アメリカ人の父を持つハーフ。2m近い長身から投げ下ろすMAX145キロの速球は、独特の角度もあって打ちづらい。テキサスレンジャーズのスカウトも視察し、その将来性に注目した。

4位
星野 大地 (ほしの・だいち) 投手 18歳
右投右打 180cm85kg
岡山・岡山東商業高
元々は捕手で、2年の春に監督が「投手の気持ちがわかるように」と一時的なつもりで投手をさせたところ、MAX148キロの本格派として開花。そのまま投手として定着してしまった。

5位
坂田 将人 (さかた・まさと) 投手 18歳
左投左打 174cm65kg
福岡・祐誠高
体は小さいが、フォームのバランスが良い。特に体の開きが遅く球持ちが良いため、打者はタイミングを取りづらい。高校時代の杉内俊哉投手(ソフトバンク)を彷彿とさせる逸材だ。

☆育成枠
1位
安田 圭佑 (やすだ・けいすけ) 外野手 23歳
左投左打 176cm75kg
宮崎・延岡工業高-別府大-(四国・九州アイランドリーグ)高知ファイティングドッグス
走攻守にスピーディーなプレーが持ち味で、大学時代には日本ハムが獲得を検討していた。指名がなく高知に入団したが、1年目からレギュラーとなり、68試合で46盗塁の快足を披露。

2位
中原 大樹 (なかはら・だいき) 内野手 18歳
右投右打 185cm95kg
鹿児島・鹿児島城西高
通算36本塁打のスラッガー。体はゴツいが、リストを利かせたバッティングは柔軟で、外角球を逆らわずに右打ちするかと思えば、内角球は豪快に巻き込んでスタンドまで飛ばす。

3位
伊藤 大智郎 (いとう・だいちろう) 投手 18歳
右投右打 175cm65kg
愛知・誉高
投手を始めた当初はオーバーハンド、中学でヒジを痛めた影響からアンダーハンド、そして高校でサイドハンドとなり開花した。クセ球を制球良く操り、打たせて取るタイプの好投手。

4位
千賀 滉大 (せんが・こうだい) 投手 18歳
右投左打 183cm75kg
愛知・蒲郡高
投手らしいスラッとした体型で、フォームもバランスが取れており、ハマったときの快速球は素晴らしい。今後の課題は、リリースポイントを一定させて制球力をアップさせること。

5位
牧原 大成 (まきはら・たいせい) 内野手 18歳
右投左打 173cm68kg
熊本・城北高
卓越した選球眼とバットコントロールに定評があり、左右に快打を飛ばす様は川崎宗則内野手(ソフトバンク)をイメージさせる。50m5秒8の俊足、遠投120mの強肩も評価が高い。

6位
甲斐 拓也 (かい・たくや) 捕手 18歳
右投右打 168cm74kg
大分・楊志館高
強肩でスローイングが素早く、最速はなんと1.77秒。バッティングも体に似合わぬパワーがあり、通算40本塁打を記録。「今年の大分県内No.1打者」との声も聞かれる逸材だ。

解説
7年ぶりにリーグ優勝を果たしたホークス。リリーフと左投手は充実しているのですが、泣き所は「右の先発」。地元福岡出身で今ドラフトの目玉である、リリーフ向きの大石(早稲田大)をあえてスルーしてまで、斎藤の1位指名にかけたのですが、結果は外れ。そこでどう来るかと思われましたが、同じく補強ポイントの一つである捕手の指名に行きました。これもまた、悪くない選択だったと思いますが、なまじ優勝しちゃったばかりに(というと語弊があるかも知れませんが)、ウェーバー順が一番最後となり、欲しかった「右の先発」の即戦力候補を獲れなかったなぁ…という思いはあります。ただ、そのあたりはフロントも割り切っていたようで、高校生中心の指名に切り替えた潔さは良かったですね。
個人的な注目は1位の山下。走攻守に高いレベルを持っているだけに「外野手で育ててみては?」という声も聞かれますが、ワタシはそこをあえて捕手で育てていって欲しいと思っています。