うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

関西遠征を写真で振り返る(その3)

2014-08-19 21:22:05 | 表へ出ろ
西長堀駅から大阪市営地下鉄の千日前線に乗車、谷町九丁目駅で降りて、徒歩約5分。



誓願寺でございます。江戸時代の大坂の浮世草子・人形浄瑠璃作者、俳諧師であった井原西鶴のお墓があります。ワタシは大学時代、近世文学のゼミにおりまして、卒論は井原西鶴の「世間胸算用」をテーマにしました。もう、我ながらホントにひどい出来で、アオチュー教授じゃなかったら卒業させてもらえなかったんじゃないかと今でも思います(笑)。

大阪新四十八願所阿弥陀巡礼HP「第26番・誓願寺」
http://www.osaka-amida48.net/index.php?%E5%A4%A7%E9%98%AA%E6%96%B0%E5%9B%9B%E5%8D%81%E5%85%AB%E9%A1%98%E6%89%80_%E7%AC%AC26%E7%95%AA_%E8%AA%93%E9%A1%98%E5%AF%BA



こちらが井原西鶴のお墓。大学時代に1度お参りしていて、2度目のお参りです。
江戸時代の人のお墓の割には小ぎれいじゃない?と感じるかも知れませんが、実は西鶴没後、西鶴の存在も墓の存在も忘れられかけた時期があり、明治中期に、境内の無縁墓に押し込められていたのが発見されて、整備されたものなんです。



誓願寺から歩いて、次に行ったのは高津宮(高津神社)。関東出身、しかも東急線沿線住民としては思わず「たかつ」と読んじゃうとこですが、「こうづ」が正解です。

高津宮HP
http://www.kouzu.or.jp/



難波高津宮に遷都した仁徳天皇を主祭神とし、祖父の仲哀天皇、祖母の神功皇后、父の応神天皇を左座に、妻の葦姫皇后と息子の履中天皇を右座にお祀りしています。「3世代同居」というヤツですな(笑)。



古典落語「高津の富」「高倉狐」「崇徳院」「いもりの黒焼き」の舞台となるなど、落語と深い関わりがある神社で、先代の五代目桂文枝師匠の碑が立てられています。



「高倉狐」の舞台は、境内の高倉稲荷神社。江戸落語だと、舞台が王子稲荷神社(東京都北区)に変わり、タイトルも「王子の狐」になります。



本殿斜め後ろの北坂。写真には撮ってないですが、このすぐ右横に、悪縁を絶つ「縁切り坂(西坂)」、良縁を結ぶ「相合坂」もあります。

(続く)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする