うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

関西遠征を写真で振り返る(その4)

2014-08-20 21:07:48 | 表へ出ろ


高津宮から歩いて10分足らず、お次に来たのは生國魂神社。「いくくにたまじんじゃ」が正式な読みですが、愛称は「生玉(いくたま)さん」。関西の神様仏様は呼び方がちょっとフレンドリーですな(笑)。



祭神は、生島(いくしま)大神(万物を生み育て生命力を与える神)、足島(たるしま)大神(国中を満ち足らしめる神)、そして大物主大神(いわゆる「だいこくさん」)です。生島大神・足島大神は日本国土全体を神格化したもの、と言われております。



こちらの鳥居を寄進したのは、サントリーの創業者・鳥井信治郎。どうせなら3つ寄進すれば、これがホントの「サントリー」…失礼致しました
(´∀`;)



境内が広くて、参詣がてらにお散歩するにも良い所です。周囲はラブホテルばっかだけど(笑)。



上方落語の祖・米澤彦八の碑。彦八は、生國魂神社の境内の小屋で得意の芸を披露し、一躍人気者となったと言われております。



境内の末社の一つ、源九郎稲荷神社。合祀されている「八兵衛大明神」は、1999年10月の道頓堀・中座の閉館に伴い、芸能の神様として奈落(舞台下)に祀られていたのを遷座したものです。その正体は、何と狸!ワタシも、高校の後輩から「平成狸合戦ぽんぽこ」のぽん吉に似ていると言われた上に、エキストラの端くれとはいえ一応芸能界に首を突っ込んでいるので、心を込めてお参りしました。

詳細はこちら。
芸の神様になった芝右衛門狸(大阪日日新聞HPより)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/oskroman/130215/20130215053.html



こちらも芸能の神様、浄瑠璃神社。近松門左衛門をはじめとする、文楽(浄瑠璃)関係の物故者をお祀りしております。エキストラ仲間の皆さん、大阪に行く機会があったら、ぜひ生玉さんにお参りしましょう!



「夫婦善哉」でおなじみ、織田作之助の像。子どもの頃、境内でよく遊んでいたそうです。



あら、西鶴先生。またお会いしましたね!井原西鶴は俳諧師としても活躍し、境内で「万句興行」や、物凄いスピードでたくさんの俳句を吟じる「矢数俳諧」を行っていました。お参りした後、西鶴像の頭部に他人じゃないような何かを感じ、思わず撫でてしまいました(笑)。

(続く)