うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

「Happy Birth Day to me」2006

2006-10-17 08:48:19 | 雑記
今日で31歳になりました。同級生のGALLEON氏はつい4日前、一足お先に誕生日を迎えて、また一段極楽浄土への階段を上った(地獄への階段を下りた?)わけですが、私も今日で並んでしまったのであります。
もうこの年になると、あんまり嬉しくないですね。女性なら

「私は永遠の17歳☆」

という冗談も通じますが、野郎がそんなこと言ったら「キモイ」と言われてドン引きですよ、ええ。というわけで、素直に現実を受け止め、精進していきたい所存でございます。

今日は何で朝更新なのかというと、生まれた時間(午前8時48分)に更新してみたかったから…くだらん!

Dramatic 10.16

2006-10-16 23:15:28 | 雑記
7年前の1999(平成11)年10月16日の今頃、私は当時勤務していたバス会社で遅番勤務を終えて帰宅している途中である。いや、もう帰ってるかな?いずれにせよ、かなりダークな気分。それというのも、この日の深夜、祖母が他界していたからである。

前日の15日、ダイヤ改正のため営業所泊まり込み…のはずが、職場にかかってきた父からの電話で事態は急変した。

「おばあちゃん、さっき血圧が急降下して危なかった。でも今は持ち直したから、ムリに帰ってこなくてもいいよ。とりあえず報告だけ」

祖母が胃ガンで療養中であることは事務所の人たちも知っていて、横で聞いていたS先輩が「いいの?帰ってあげた方がいいんじゃない?」と言い、「イヤ、一応落ち着いてるみたいですから、このまま泊まりますよ」と言うと、それを聞いていたH副所長が「そうはいかん。こっちは心配要らないから、早く帰ってあげなさい」とダメ押しの一言。そのお言葉に甘え、帰らせてもらうことにした。駅まではバスで出たが、ふと胸騒ぎがしてタクシーを拾ったのだが、思えばこの選択が良かったのだ。家に着いたのは日付も変わって16日の午前0時20分頃。ドアを開けた途端、何やら騒がしい。イヤな予感がした。母と妹が出かける支度をしていたのである。

「アンタちょうどいい時に帰ってきたわね。おばあちゃんまた危ないって。今から病院に行く支度してたとこよ」

マジ!?私は荷物を放り出し、支度に手間取っている母と妹を差し置いて、自転車で祖母が入院している近所のT病院にすっ飛んでいった。病室に飛び込んだのはちょうど0時30分。医師が祖母に懸命の手当を施しているが、祖母の顔は既に死相が出ている。祖母の冷たい手を握りしめていると、安心したかのように荒かった呼吸が静かになり、心拍数もみるみる下がりはじめ、0時41分、とうとう全ての機能が停止した。
私が来るまで待っていてくれた優しさと、私の誕生日の前日に亡くなるという空気の読め無さが、まことに祖母らしい最期である。病院から職場に電話をかけて「おかげさまで間に合いました。16日の遅番は出ますので…」と報告した。

ちなみに、母と妹は散々手間取った挙げ句、祖母の最期に間に合わなかった(爆)。

時間はさらに遡って31年前、1975(昭和50)年10月16日の今頃。母は横浜の実家で祖父母と3人で過ごしていた。父は仕事中。私は母の腹の中で、この世に飛び出すのを今や遅しと待ちかまえていた(?)。予定日より少し早かったらしいが、母は「腰がかなり重くなってきて、そろそろ来るかな~と思った」と当時の状況を語る。この約3時間後、タクシーで近所の産婦人科に運ばれた母は一晩中陣痛と闘い、翌17日の午前8時48分、私を出産するのであった。

同じ10月16日でも、180度違ったドラマが展開されたもんだねぇ。

亀ちゃんフィーバー!

2006-10-14 22:10:18 | 雑記
母が最近「亀ちゃん亀ちゃん」とやかましい。亀ちゃんとは亀田三兄弟…なわけはなく、KAT-TUNの亀梨和也のことである。夏頃から急にファンになったらしい。それまでは別にテレビに出てたって何の興味も示さなかったのに、一体どういう心境の変化なのか。そののめり込みようは、家族がちょっと引いちゃうほど…。

当然、彼が出ている番組は全てDVD録画だ。私は毎朝tvk(テレビ神奈川)の「sakusaku」という番組を予約録画しているのだが、昨日なんか
「悪いんだけどさぁ、亀梨くんが日テレに1日出づっぱりだからそっち録っていい?」
と来た。「sakusaku」は深夜に再放送をやるので、まぁいいやと思って「いいけど、後で『sakusaku』の録画予約はきちんとし直しといてよ」と言うと「わかったわかった」と言いながら録画を切り替えた。録画はしているのだが、リアルタイムでも見る母。だったら録らなくたっていいじゃねーかと思うのだが、亀梨を見るその顔はすっかり緩みっぱなし。デレデレしてんじゃねーよ、いい年して(笑)。

すっかり亀梨を堪能した母は、後から「sakusaku」の録画予約をし直したが、半ば夢心地だったせいか、「午前0:05~」にしなければいけないところを「午後」と間違えてやがった。危ない危ない。私が確認してなかったら録り逃がすところだったぜ。
そのあおりで、普段は録画して見ている「タモリ倶楽部」を生で見なければいけなくなった。眠くてたまらんかったわ!

今、DVDレコーダーにはおよそ50番組ぐらい録画してあるのだが、そのほとんどが亀梨関連だ。ご丁寧に消去ロックまでかかってやがる。番組が多すぎてハードディスクの容量がいっぱいになってしまうので「せめてDVD-RWに落として、ハードの方は消しなさい」と言って少しずつ落とさせているのだが、落としたDVD-RWの映像を見て「う~ん、画質がイマイチ」とか言い出し、結局は全く消去されていない(爆)。いい加減にしないとホントに容量足りなくなるよ。

普段の会話でも何かにつけては「亀ちゃんがね…」。もうこっちはうんざり。
どうせなら赤西仁じゃなくて亀梨が休業してくれれば、我々も振り回されずに済むんだがのぅ…待てよ、「どうなったか心配で何も手に付かない」とか言い出しそうでイヤだな(笑)。

そんな母だが、彼が出ている雑誌はほとんど立ち読みで済ませ(よほどたくさん出てないと買わない)、CDは買わないし、コンサートに行く気もない。

「だってお金かかるじゃん」

…大ハマりしてる割には、そういうところがイマイチよくわかんないんだよねー。

メールの着信音は、「ひよこの鳴き声」。

2006-10-13 22:50:56 | 雑記
トラックバック練習板、今回のお題は

「あなたの携帯電話は何ですか?」

♪携帯電話を持って2年~ だけども全然鳴らないの~…

これは東京プリンの「携帯哀歌」だが、私もケータイを持って2年目である…遅っ!もともと電話嫌いというよりもはや恐怖症でもって持ちたくなかったのであるが、仕事上必要ということもあって昨年の1月に購入した(このへんの詳細は「なんだかんだ言って、ちょっと高いの買いましたけどね。」を参照されたし)。

機種は、FOMAのN900is(シルバー)である。ホントは事前に下調べして他の機種を買うことに決めていたのだが、いざ店まで買いに行って実際その機種を見たら、デザインがどうも気に入らずに急遽変更…。

★ユキマサのパソコン購入の法則
「雑誌でスペックを調べ、広告で価格を検討し、秋葉原で衝動買いする。」
(「続・マーフィーの法則」より)

みたいな展開ですわね。
ともあれ、こうしてケータイを買ったわけだが、買ったら買ったで待ち合わせやら何やらで結構使うんだな。今じゃもう、外出の時には手放せない。電話嫌いの私がまさかこんな生活になろうとは…。まぁ、ケータイには自宅への電話と違ってヘンなところからはまずかかってこないので、安心して出られるし。

ちなみに着メロは、登録してある人たちをグループ分けして変えている。全部自作だ。それぞれ曲調が違うので、かかってきたらすぐわかる。

★小・中学校の同級生…目黒区のうた(「めぐろ・みんなの歌」)
夕方5時になると区内に流れるのだ~。かつて紅白歌合戦のラストで「蛍の光」を指揮していた藤山一郎の作曲である!

★高校の同級生…高校の校歌
ゆっくりとしたリズムで割と荘厳な感じの曲。

★大学の同級生…大学の学生歌
校歌ではなくて、学生歌。あの「六甲おろし(阪神タイガースの歌)」や「闘魂こめて(巨人軍の歌)」など、数々の名曲を作った古関裕而の作曲。附属高の野球部の応援で、得点が入った時にみんなで歌うのである。勇壮な曲なので、かかってくる瞬間ちょっとドキッとしちゃうのが欠点(爆)。

★その他…昔、広島にいた同じ苗字の選手のテーマ
控えだったけど、結構いいところでホームラン打ったりしてたんだぞー(笑)。

★家族・親類…元・広島の某選手のテーマ
何でかというと、母の旧姓だから(爆)。昨年祖父が他界したことで系譜が途絶えてしまったので、せめて何らかの形で苗字は残したかったのである。現在のプロ野球で同じ姓は彼一人で、ちょうど応援歌があったので「コレダ!」と拝借したのだが、今月戦力外通告を受けてしまった!ちょっとショック…。

さっそくドミノを買ってこようか…。

2006-10-12 22:12:09 | 雑記
みおさんのブログ

「時間飛行 - あなたの前世・現世・来世を診断します」
http://www.jikanhikou.jp/

なんてのを取り上げていた。その占いによると、みおさんの現世はなんと

長嶋茂雄名誉監督。

なんじゃそれは!?…面白ぇじゃねーか!私もやってみよう。どれどれ…。

「うえぽんさんの現世の診断結果は」

どうですか?

「ドミノ倒し世界記録保持者でした。」

…え?

■総合結果「ドミノ倒し世界記録保持者」
あなたの物事をしっかりと見極め行動する判断力は、ドミノ倒しの世界記録保持者に匹敵します。集中力と忍耐力を極限まで必要とするドミノ倒し、あなたも挑戦してみませんか?400万2,136個以上並べればギネスに載ることができます。

あの…集中力と忍耐力がなくて今まで苦労してるんですけど…。

■ジャンル別コメント
★緊急事態に間に合わない?
あらゆる物事において論理的に考え、答えを導き出しているあなた。なかなか間違いというものはありませんが、時間がかかりすぎるのがたまに傷。時には急を要することもあるのです。そんな時、あなたは答えを出せるでしょうか…?


えー?論理的に考えることもなくはないけど、最終的には直感に頼ることが多いけどなぁ。特に時間がない時は完全に直感です。論理的に考えると必ず最後の方で論理が破綻するんですよ、私の場合(爆)。

★ネガティブ…だけど
基本的には悲観的。嫌なこともしばらくすれば立ち直れるんだけれど…というのがあなた。なかなか自分一人の力では立ち直るのが難しいあなたは、何かとぐずぐずしてしまいます。思い切って友達に相談したり、遊びに行ったりすると良いでしょう。


あ、これは当たってるな。でも、あんまり人に相談とかするのが苦手なんですよね。親身にされればされるほど、逆にこっちが重く感じてしまって。

★臨機応変
普段は影から見守って、ここぞという時に出てくるあなた。その臨機応変な対応でまわりからの信頼を得ていることでしょう。ただ、普段は何もしないくせに…なんて思われることもあるので気をつけましょう。


見守るだけで、最後まで出てこないのが私です(爆)。お節介焼くのも好きじゃなくて、向こうから聞かれればアドバイスとかしますけど、自分からは行かないですね~。

★夏休み終了直前修羅になるタイプ
やらなければいけないことまでも放り出し、期限ギリギリに徹夜するあなた。その度に後悔するのですが、また同じ事を繰り返してしまいます。いつまでも学生気分でいてはそのうち後悔では済まない事態になることも。


こ、これは…(笑)!昔はホントにそうでした。でも、今はだいぶマシになりましたけどね。

★良くも悪くも…
基本的にはマナーを守る、けれど悪ノリすると守れない。そんなあなた。良くも悪くも普通といったところでしょうか。守るべきところは守る、ふざける時はふざけるときっちりできるようにしましょう。


悪ノリすることはあっても、守るべきところはきちんと守りますよ私は。羽目外すと絶対後悔するんだから(爆)。

ちなみに、前世は…?

「100回殺されそうになった人」

ちょっと待てコラー!

…なぜかあなたは、よく狙われる人で生涯に100回殺されそうになります。人生に悲観したあなたは一人で山奥で暮らすことになります。誰にも狙われなくなりますが、病魔に蝕まれ生涯を閉じたのでした。…

ひどい…orz
じゃ来世はどうなるの?

「検察官」

あら、急に堅い職業に…。

…あなたは来世では検察官です。揚げ足取りの上手いあなたは、誘導尋問で嘘をバラすことが大の得意。どんな嘘でも見逃さず、数多くの事件の真相を解明します。しかし、仕事が第一のあなたは、一生独身で寂しい人生を送ったのでした。…

最初の方はいいけど、やっぱり寂しい最期…イヤ~ン。

結論…占いなんてのは所詮こんなもの…とでも思わなきゃやってられっかゴルァ!(笑)

打倒、G!!…ジャイアンツじゃないよ。

2006-10-11 18:06:37 | 雑記
☆今回の記事はお食事中には読まれませんようお願い申し上げます…。

昨晩、「そろそろ寝ようか。寝る前にトイレに行っておこう」と思ってトイレのある洗面所の電気をパッとつけたら…。

カサカサカサカサ…。

目の前をG=ゴキが1匹横切ろうとしていた。あ~、寝る前にイヤなもの見ちゃったなぁもう。新聞紙を丸めて叩き潰そうかと思ったが、鈍い私の動きでは逃げられるかも知れないし、よしんば潰したとしても、虫嫌いの私にとってはグチャグチャになったゴキの処理はツラい。1階に置いてあるゴ○ジェットを使えば瞬殺できるが、取りに行っている間にいなくなる可能性大である。見なかったことにしたいが、退治しないことには安心して眠れない。寝ているところに入って来られた日には発狂だ。この前だって、友人の家で小型Gに後頭部をにじられて死ぬかと思ったし。一瞬にしてあらゆる選択肢を考えた私は、結局ゴ○ジェットを1階に忍び足で取りに行った。

果たして、2階に戻るとGは雰囲気を察知したのかどこかに隠れてしまったようだ。参ったなぁ。お手洗いには行きたいが、その前にGを倒さないことには、用を足してお手洗いのドアを開けた瞬間にGと鉢合わせなんて最悪のパターンだぞ。もしそうなったら叫んじゃうかも知れない(笑)。三十路過ぎた大の男が、Gにビビって腰抜かすなんてのはイヤだ。思案している内にGが再び出てくればいいのだが、その気配はない。こうなったら仕方がない。隠れていそうなところにヤマをかけてゴ○ジェットをたっぷり噴射しよう。これで出てくれば儲けものだ。私は洗濯機の隙間などにブワーッとゴ○ジェットを噴射しまくった。Gがいれば、明るいところに出てきてひっくり返る。しばらく様子を見たが出てくる気配はない。いないのか?弱ったな。他のところに逃げたか?このまま枕元G襲来の恐怖に打ち震えながら寝ろというのか?ああヤダヤダ。そんなことを考えている間に腹が痛くなり、私はゴ○ジェットを抱えたままトイレに入った。

用を足し、「開けたら鉢合わせ」の恐怖に震えながらドアを開けた…いない。やはり人気を察知して別のところに消えたみたいだ。どうしよう…と思っていると、下で何やらガサガサ音と気配がする。バタバタしてたから1階で寝ている伯母が起きちゃったかな?と思って階段の電気をつけると、踊り場付近でGが仰向けになって足をシャカシャカさせていた。もう死にかけている。音の正体はキサマか!やはりあの場に隠れていて、ゴ○ジェットの直撃を食らっていたのだ。私はGの真上から、とどめのゴ○ジェットを大量噴射して息の根を止めたのだった。そう。この出来事の数時間前、ドラゴンズが延長12回にG(=ジャイアンツ)に襲いかかり、大量6点を奪って優勝を決定づけたように…これじゃジャイアンツ=ゴキブリみたいで失礼だな。ファンの皆さんゴメンナサイ。確かにどちらかといえばアンチ巨人ですが悪気はないんです。話の流れでつい。

Gは、叩き潰すと体内にあるフェロモンが飛び散って仲間を呼び寄せる恐れがあるので、退治する時は要注意ですぞ!

プロ野球観戦記2006「別れの秋、そして季節はずれの日焼け」

2006-10-10 00:09:51 | 野球
10月9日は横浜ベイスターズのホーム最終試合。最下位は決定してしまったが、横浜スタジアムにはたくさんのファンが詰めかけた。なぜならば、13年間スーパーサブとして活躍した万永貴司内野手の引退試合だから。そしてもう一つ、横浜スタジアムのシーズン最終戦は自由席がタダで入れるから(爆)。開門まで並んでいる間、ずーっと直射日光にさらされて、秋だというのにメチャメチャ暑い!半袖で良かったよホントに。

万永は確かに人気選手だったけど、控え選手の引退試合というのは他チームではあるのかな?そういえば、ほとんど敗戦処理専門で通算2勝の西清孝投手(現・中日打撃投手)の引退試合もあったっけなぁ。リリーフで出たのだが、相手打者(確かヤクルトの度会)が初球打ちでアウトになって即交替、あっという間に出番が終わってしまったのだった(爆)。

実況でお伝えしたように、ライトスタンド最上段で立ち見となった。横浜で立ち見見物なんていつ以来だろう。確か中学生の頃友達とオールスターゲームを見に行った時が同じように立ち見だったっけ。ホームラン競争で、当時近鉄にいたブライアントが我々の頭上を弾丸ライナーで飛び越える場外弾をぶっ放して、度肝を抜かれたもんだったなぁ。

横浜の先発は、三浦大輔。エース…のはずが、ここ2ヶ月ほど白星に恵まれていない。今日が今季最後の登板になるかも知れないだけに、何とか勝って締めくくりたいものだ。本人もその気のようで、初回からガムシャラに飛ばす飛ばす。2死から3番・前田智徳にはヒットを許すが無失点。スタメンでセカンドを守る万永のところにもゴロを1本打たせて、しっかり見せ場を作ったのはさすがだ(笑)。
広島の先発は、長谷川昌幸。9月23日には横浜が今季初白星を献上している。今日も上々の立ち上がりで、初回は三者凡退。2番の万永(冒頭の写真)は必死に粘ったが、7球目で高めの吊り球に手を出し空振り三振。これが現役最後の打席となり、万永は観客に頭を下げ手を振って、ベンチへと消えた。

試合が動いたのは2回裏。先頭打者は4番・村田修一。3球目の内角高めの直球を強振すると、打球は高い弾道でレフトに飛んだ。「あ~上がりすぎだな。フェンス手前で失速だべ」と思った私は打球から目を切り、追っているレフトとセンターに視線を移した。でも、二人ともフェンスまで寄って寄って寄って…ジャ~ンプ?と、次の瞬間、打球がスタンド最前列でポーンとはねたのが見えた。34号ソロで1点先制である。すかさず5番・吉村裕基が外角低めの速球をライト線へ痛烈に弾き返す二塁打で続く。動揺する長谷川に追い打ちをかけるかのように、6番・金城龍彦が初球から積極的に打って出てレフト前へタイムリーヒット。2-0となった。

4回裏、またも試合が動いた。4番・村田、5番・吉村をサクサクッと連続三振に切ってとり、長谷川立ち直ったかと思いきや、6番・金城にいきなりストレートの四球、アレ?7番・桑原義行がフルカウントからセンター前ヒットで繋いで2死1、3塁、アレアレ?8番・相川亮二が高めに浮いたフォークを捉えて左中間突破の走者一掃二塁打で4-0、アレアレアレ?さっきまでの長谷川はどこだー!?
そして、9番・三浦。ピッチャーだが、いつも腰の入ったスイングで、時折野手顔負けのヒットを打ったりする(ホームランも1本記録)。外角高め直球を2球思いっきり空振りして、3球目がまた同じコースに来た。3球続けばいくらピッチャーでも相手はプロ。当たるよね。打球は前進守備を敷いていたライトとセンターのちょうど真ん中を深々と破った。相川が還って5-0、三浦は激走でなんと三塁打!ピッチャーで三塁打はなかなかないぞ。珍しいもの見ちゃった。もっとも、それで疲れが出たのか、次の回の先頭打者の6番・廣瀬純に初球のシュートをいきなりレフトスタンドに運ばれてしまうのだが(爆)。3号ソロで5-1。

広島はここから息を吹き返す。5回からはビクトル・マルテが2イニングスを投げて無失点に抑え、横浜打線の勢いを止めれば、6回表には先頭の1番・東出輝裕がいきなりライト前ヒット。2番・松本高明が初球に絶妙なバントヒットを決めてチャンスを広げ、3番・前田も続いて左中間へ二塁打で1点を返し、なおも無死2、3塁から4番・新井貴浩がライトへ高々と犠牲フライを打ち上げて5-3と詰め寄る。この回はそこで三浦が踏ん張ったが、7回から出た高橋建、8回から出た林昌樹も無失点で切り抜けた。

今年の私の観戦傾向からいって「この勢いだと間違いなくこの後試合がもつれるだろう。勢いは広島にある。まずいなぁ」と正直思った。7回から加藤武治が出た時も、8回から川村丈夫が出た時も、そして9回に守護神・マーク・クルーンが出た時も、周囲の歓声をよそに、私一人不安のかたまり。こんなんだからうつになるんだな。あれ?うつだからこういう思考にしかならんのか?どっちだかわからん。
しかし、「私が見ると試合がもつれる」ジンクスは前回見に行った試合あたりからなくなりつつあったようで、3人ともサックリ抑えて試合終了~。見事に万永引退試合&牛島和彦監督本拠地最終采配試合は、三浦久々の白星で飾られたのであった、めでたしめでたし。

試合後はセレモニー。牛島監督と万永に花束が贈呈され、最後はライトスタンド前まで来て胴上げだ!




下の段左が牛島監督の胴上げ、中が万永の胴上げ、右が胴上げ後にファンに深々と頭を下げる万永です。ちくしょー、こんな時に限ってデジカメが不調でピンボケしやがって(涙)。



カープファンの皆さんが「牛島監督万永選手おつかれ様でした」というプラカードを持ってますよ。昔から横浜スタジアムの横浜ファンとカープファンはお互い苦労しているせいか(爆)友好的なんですよね。この後も、お互いのチームの応援歌を演奏したり(広島おなじみの「スクワット」で万永の応援歌はしびれたぜ!)、エールを交換したりで楽しい打ち上げとなりました。後からクルーンが一人で出てきて、たっぷりとスタンドにボールを放り込んで大盛り上がりだったし(笑)。肩がめちゃくちゃ強くて驚きましたよ。軽く投げた球があわや場外(爆)。やっぱり161キロ投げる人はただ者じゃないですね~。

今回を含め、今季は3回横浜の試合を見に行ったのですが、何と全勝(爆)。しかも全試合村田がホームランを打ってます。
もっと見に行けば良かったってこと?それとも、3回ならちょうどボロが出ない程度で良かったってこと?いずれにせよ、来年は頼むよ!(まだ3試合残ってるけど)。