「専守防衛」(英語:Exclusively Defense-Oriented Policy)
某新聞社の社説に「専守防衛」に関する記載がありました。
週のはじめに考えるー「専守防衛」変質への憂いー
この記載記事を読み終わっての感想は、
今まで、何となくぼやけていた事柄が、鮮明になった感じ。
憲法解釈については、曖昧な状態で放置して来た事柄が多過ぎます。
決して、良い事ではありません。
最近、憲法改正の議論が注目されております。
改憲項目がいろいろありますが、
その中で、憲法9条第2項に「自衛隊」を書き加える改正案です。
何故それが必要なの?
どうするの?
その結果、これからどのようになるの?
単純な疑問に、いろいろな角度からの議論が飛び交わされております。
これから先、その議論がますます白熱化する事、間違いありません。
その時、他人事として、傍観している訳にはいかないでしょう。
最終的には国民投票の一票に判断を託されるのです。
年老いたシニア一族、無党派が多く、議論には加わりません。
無関心派? それは分かりません。
発言の多いのは、護憲派。
いろいろ理屈を並べてのごご発言には、それなりの理論不足でついて行けません。
何処か、違和感を覚える事が多いです。
自分なりの納得行く理論武装が必要だと痛感してます。
「専守防衛」は戦後日本の基本方針とのこと。
国連憲章で認められた自衛権のうち、個別的自衛権しか行使しない、というものです。
先の大戦の反省から戦争放棄と戦力不保持を定めた憲法のもと、
歴代内閣が専守防衛政策を継承し、戦後日本の安全保障政策を形成する
基本方針となっております。
その通りに理解し、何ら疑問すら持たずに、平和裏に暮らしてきました。
ところが、現在の内閣のもと、安全保障関連法が強行成立しました。
この法律により、日本は直接攻撃された場合だけでなく、
日本と密接な関係にある国への攻撃が発生した場合でも、
武力の行使が出来るようになったのです。
つまり、付帯的条件付きながら、集団的自衛権の行使が容認されたのです。
更に、自衛隊が保有する防衛装備も、質的変化をもたらそうとしております。
集団的自衛権の行使に必要とされる装備です。
自衛のための必要最小限のものと理解して来たものが、
その範囲が限りなく広がっているように感じます。
自衛隊の存在を明記する憲法改正が、何を意図しているのか?
それが、今だ理解しにくい所です。
改正後の「自衛隊の任務や権限に変更が生じることはない」と強調されているが、
額面通り受け止めれない心境です。
法律で定める自衛隊のまんまで、良いんではないの?
それが、駄目だというには、何かがあるのでしょうね。
こんな話題で、シニア世代の仲間同士で「憲法講話会」を作ろうと考えております。
「憲法って、何だっけ?」
その呼びかけに、賛同する仲間で十分です。
加入第一号は既に予約済です。
誰だと思いますか? 当然あの方ですよね。
それ以外、ややこしい理屈をこね回す者はお断りします。