近鉄南大阪線&道明寺線「道明寺(どうみょうじ)」駅。
菅原道真(すがわらのみちざね)ゆかりの寺「道明寺」や「道明寺天満宮」が、駅名の由来。
真言宗の尼寺「道明寺」には、道真の伯母の覚寿尼がいて、道真が大宰府に左遷され九州へ旅立つ際にも、この寺を訪ねたとされている。
「鳴けばこそ別れも憂けれ鶏の音の鳴からん里の暁もかな」
道真が、伯母との別れを急かすように鳴くニワトリを詠んだ歌のお陰で「ニワトリは天神さんが嫌いな鳥」とされ、祭りの料理にも鶏肉を避けるなどの気遣いが残っているとか。
また道真が大宰府へ発った後、覚寿尼が毎日お供えしていたご飯のお下がりが、やがて病に効くと評判が広がり、乾燥貯蔵された糒(干し飯)が、現在も桜餅などの和菓子の材料としても使われている「道明寺粉」の原点のようである。
道明寺天満宮では、毎月25日が縁日。小規模ながら出店や骨董市なども開かれている他、1月25日の「うそかえ祭」もちょっと変わっていて面白いし、梅園は梅の名所としても名高い。
……と、偉そうに紹介している私も、学生時代、何人かの友人や先輩後輩の住まいを訪問した際に、この駅を何度か利用していたものの、天神さんに参拝したのは、実は大学を卒業してから、ずっとずっと年月が過ぎてからのこと。
ご近所にこんな名所があったとは、まさに灯台下暗しであった。
菅原道真(すがわらのみちざね)ゆかりの寺「道明寺」や「道明寺天満宮」が、駅名の由来。
真言宗の尼寺「道明寺」には、道真の伯母の覚寿尼がいて、道真が大宰府に左遷され九州へ旅立つ際にも、この寺を訪ねたとされている。
「鳴けばこそ別れも憂けれ鶏の音の鳴からん里の暁もかな」
道真が、伯母との別れを急かすように鳴くニワトリを詠んだ歌のお陰で「ニワトリは天神さんが嫌いな鳥」とされ、祭りの料理にも鶏肉を避けるなどの気遣いが残っているとか。
また道真が大宰府へ発った後、覚寿尼が毎日お供えしていたご飯のお下がりが、やがて病に効くと評判が広がり、乾燥貯蔵された糒(干し飯)が、現在も桜餅などの和菓子の材料としても使われている「道明寺粉」の原点のようである。
道明寺天満宮では、毎月25日が縁日。小規模ながら出店や骨董市なども開かれている他、1月25日の「うそかえ祭」もちょっと変わっていて面白いし、梅園は梅の名所としても名高い。
……と、偉そうに紹介している私も、学生時代、何人かの友人や先輩後輩の住まいを訪問した際に、この駅を何度か利用していたものの、天神さんに参拝したのは、実は大学を卒業してから、ずっとずっと年月が過ぎてからのこと。
ご近所にこんな名所があったとは、まさに灯台下暗しであった。