その後、天気さえ許せば、現地通いしていました。
データ通り6~8月は猛禽日照りとしても、9月に入ると偶に出ましたが、遠いし、逆光だし、何より機材一式(7DⅡ+64Ⅱx1.4Ⅲ)を性能確認・修理に出していたので、456のセットでは、遠距離では魅力ある写真が撮れないまま日が経ったわけです。
下の図は、9/4, 9/9, 9/15, 9/22と撮ったうちの、9/15の分です。撮影は 7D+456 で、800m前後離れていましたので、面積比x4~x8に拡大。
次は9/22、帰って来た機材で撮ったもので、7DⅡ+64Ⅱx1.4Ⅲ は、多少は解像度が上がっているように感じます。
次は、9/30に撮った分で、この時は、思いもかけず2羽が絡んでるように離合を繰り返し、私のメモには、”絡みの走りか?”、と有ります。月末とは言え、まだ9月、いかにも時期尚早に思えたのです。
悪天候の所為で少し間が空きましたが、その翌10月に入って、どうやら確認できました。まず、10/20撮影分です。
なお、この日の撮影場所の距離は400~500mと近い方でしたが、さらに距離を稼ごうと、7DⅡ+64Ⅱx2Ⅲ のセットで撮りました。しかし、結果的には、ピントの甘さが目につきました。完全逆光の所為かもしれません。
私は初め、こんなに丁寧に”絡み”を見たことが無かったので、もうそろそろ幼鳥追い出しのころだろう、と思い、それとの区別がはっきりしませんでした。
しかし、9月末の出来事と併せ勘案し、翌日の写真(次図3枚)のように、仲睦まじい飛翔を見ると、既に雌雄合意の”絡み”であり、来春のおめでたを期待させる姿だと思えてきました。
なお、客観的には2羽が対等に絡み合っている姿=”絡み”であり、狭義の”ディスプレイ”=Display=♂が自分の雄姿を♀に誇示する行動、から一歩進んで、♀も♂の申し出でを受け入れて、番(つがい)への道を歩み始めているようですが、広義には、これもディスプレイ、というようですね。そして、餌の受け渡しでもなく、真の追い出し行為でもないこの姿は、”偽攻撃”というのでしょう。
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