観察地点傍の木々も色づき、秋本番に入って、クマタカの動きも活発になって来るようで、期待できます。
今後、あの”絡みの2羽””を、期待を込めて、敢えて”カップル”と愛称し、その後の様子を報告します。
猶、あのベタベタの幼鳥は、このところあまり確認できていませんし、ひょっとすると既に自立しているのかもしれません。
或いはまた、このカップルの一方が、幼鳥の成長したものかもしれませんが、どちらとも確認できていません。
片方飛来
あの激情の絡み以来、しばらく姿を見ませんでしたが、約一週間後、ようやく姿を見て安心しました。
実は、他所で営巣するのかも…と心配しているのですが、今のところ、トビやノスリの邪魔は殆ど無いようですから、期待をしているのです。
以上の写真は、”大接近”に備えて、小回りが利くよう、456x1.4+7DⅡ on 小型三脚 で撮影し、面積で16倍に拡大展示(紅葉は非拡大)。
次の写真は、機材性能確認のため、翌日殆ど同じ場所に飛来した様子を、64Ⅱx2+7DⅡ 系で撮影し、同じように拡大した画像です。
皮肉なことに、寧ろ小さく写っていますが、距離の違いだろうと思われます。さすがに解像感は大分上がっています。
なおこの日は、雲も大分厚くなり目視しても問題なかったので、NDフィルター代わりに利用して、太陽を撮ってみました(拡大無し);
手土産?
その二日後、不意に大接近されました。運悪く、機材は最大望遠設定で小回りが利きません。
少ない画像を丁寧に見ると、何か小さい足のような物が横向きに見えます。この時、相棒は近所に見えませんでしたから、気を惹くための餌でも持ってきたのかもしれません。その証拠に、木の陰越しを含めて何回か、15分おきくらいに接近したのですが、次の接近時には、友人の画像では、獲物を持ってなかったそうで、カップル相手に渡したものと想像できます。(この時私は、木の陰越しの合焦ができなかったのです。)
実はこのところ、1羽での観察が多いので、”お見合い失敗か?”と心配な面もあるのですが、どうやらカップル継続中と思われます。
上の写真は、1枚目が非拡大、次が4倍、次は獲物観察用に16倍拡大(各、面積比)ですが、ハッキリしません。
カップル確認
カップルを直接的に確認できたのは先月末のことでした。(以後、この項は全て 64Ⅱx1.4+7DⅡ、拡大は、各グループごとに表示。 )
昼過ぎ、1羽、また1羽と順に姿を現し、先の1羽が尾根(約700m)の手前を飛んで、木留まりの様子。(面積比16倍。)
木留まりの様子を撮影すると、太い枝の同じ場所に、我々に背を向けて止まっているのは基本的に変わりませんでしたが、いろいろの姿態が見られました:約50分の間に、右を向いたり、こちらを向いたり、羽繕いをしたり、首を傾げたり…。(16倍)
次は、少し身を屈めた横向きで、気のせいか、冠羽が見えてるような見えないような…。(16倍)
飛翔中から追跡したので木留まりも撮影できましたが、いきなり探すのは困難だったでしょう。次図はノートリで、いわば見事な木遁の術です。
我々の撮影場所から木留まり場所までの距離は約400m。このような近距離に木留まりするのは、成鳥ではあまり経験が無く、あるいは、幼鳥が数か月の間に成長して、♀の役を演じている可能性も考えられます。
さて、後から来た1羽は、木留まりを確認している間に頭上を通過中。(4倍)
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