主役を待って数日、ふと身近で、パタパタと小さ目の脇役が動くのが目に入りました。その明るい茶系の色具合で、サシバ、と直感しました。村内の谷津田周辺で、私一人で数年間、具(ツブサ)に観察して以来、十年位経過したでしょうか、その雰囲気は忘れません…。
一本の電線に留り、何やら食餌のようです。距離は31m。
周囲や空にまで素早く目を配りながら、そそくさと食べています。食べてる途中の移動だったらしく、得物の全体像は必ずしもはっきりしません。喰いちぎる際に相当に伸びがよさそうだったり、指らしきものが5本有るらしいことなどが判りましたが…。(下図のみ、サイズ縮小のため、長辺640ピクセル。)
約10分で殆ど食べ終わったらしく、素早く飛び立ちましが、間髪を容れぬタイミングで入れ替わるようにカラスが同じ所に留りましたが、何も残っていなかったらしく、すぐ飛び去りました。
念のため、彼らが留った電線の下まで見に行きましたが、下には何も生々しいものは落ちていませんでした。
約7分後、再びサシバです。今度は、ボサボサと、相当に羽がやつれた様子です。そのボサボサはすぐに治まりました。
ふと飛び去って約1分後、距71mの電柱の避雷針らしきもの留りました。見ると、片足でヒキガエルを掴んでいます。田の土手で捕まえたようです。(最後の図は、像確認のため、長さ1/2倍にトリミング。)
その後の観察から、幼さの残る個体を含めて、2羽で組んでいるようでした。
しかし、翌日以後その姿を見ていませんので、南国から来日途中のようで、もう少し北へ移動したようです。
懐かしい出会いでした。
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