ハイタカの同定は、多くの場合容易でないようです。
しかしこの日は、比較的近くで撮影出来て、紛れなく判定できた次第です。
一週間前の月曜日、例によって小山ダムで主役に出逢えず、通行止めの県道を数km遠回りして、里見の牧場に回ってみました。ここには、小山ダムとは別の家族がいるらしい、とは、経験者の話を総合した結果です。
偶に雲が出ましたが、クッキリとよく晴れた日でした。(数日前の雪が結構多く残っているところも有りましたが…。)
こちらの牧場では、その日も放牧していて、大勢で草刈りまでしています。訊いてみると、「一カ月ほど続けた草刈りの最後の日でしたが、クマタカは出ていない」、由。プラトーの支配人に聞いていた話とは少し違い、かなり落胆しました。
若駒の天辺にも入れなかったので、下から見上げて待ちましたが、そろそろ家事のために撤退しようとした時、突如として舞うものが出現しました。
完全な順光で、上下左右の空間一杯に、好く舞います。その激しく動き回る様は、どこかに移動するでなく、自分を誰かに誇示して見せるかのようにも思えました。
撮影中は、対象が何なのか判然としませんでした。遠いのか・小さいのか、主役にしては動きが素早い感じ、…。
撮影中、遠くて小さいのかと思っていましたが、風車(距離約500以内?)よりも手前だと判り、相当に小さいことが判りました。
そして約一分後、スーッと、近くの松の大木に消えたように見えました。まるで、今夜の塒(ねぐら)に入った様子でした。(画面の中心)
この間、約100枚の写真をPC画面で観ますと、主翼の幅、羽の数、胸の縞が赤っぽいことから見て、紛れも無くハイタカでしょう。
(すべて、1/2にトリミング)
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