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県北の不明鳥、二題

2017年08月11日 09時52分20秒 | 67_野鳥一般

今気付いたのですが、1.5ヶ月もご無沙汰してました。 

 

主に男体山に通って、空振りだったことは別稿で書きましたが、「スワ、クマタカ!」と胸躍らせながらシャッターを押し続けたことが、他に2件あります。

 

先ずは数日前、小山ダム、塩釜橋中央部での観察例です。以前、低空を通過され、後ろ姿を逆光で撮影した場所です。

県道脇の林の向こうで、鋭い啼声が数回したので観に行くと、東北方面から北方面へ、ゆっくりと旋回しながら正面(北)方向に移動する飛翔物。

(この啼声は、後で近くに留ったバイクのブレーキ音によく似ていました。)

形状が似ていると思い、夢中で撮影しました(約500枚)。また、正味5分間ほど、全く羽ばたかなかったのも、それと期待させました。

 

そして5分後には、旋回しながら、元来た東北方向へ去って行きました。距離は数百mだったでしょうか…。

 

 

 

 

 

写真を拡大観察して、現在判断するところでは、尾の形状からトビでなく、尾や羽の模様がクマタカのように太くクッキリしてないことから、ノスリの可能性が強い、と考えています。しかも、啼声の様子は、幼鳥を思わせるものでした。ひょっとすると、巣立ちしたばかりのノスリの幼鳥かも…。

 

 

次は、その3日後の「プラトーさとみ」でのことです。最善と思われる位置に構えていると、左手の建造物の先という方向で、幼鳥と思われる甲高く鋭い鳴き声が数回聞こえました。カメラを離れて、100mほど移動して観ていると、谷の左手の林の陰から、鳥が飛び出しました。そこで印象的だったのは、見下ろす姿は背面で、その背が、午後3時近い陽を反射して、新鮮な金属光沢のような茶色に、ヌラリという感じで2度光ったことです。少し模様が見えたように思います。

 

不明鳥は、そのまま数百m右手に移動し、カメラ正面の小高い丘の中腹の一本松の幹の中間辺りの括れた部分に留りました。

印象としては、幹にしがみ付いている、という感じでした。

約20分後に姿を消すまで、210枚ほど撮影しましたが、大部分は、毛繕いをしているようでした。

出来るだけ表情や羽もようの見えるものを選んで掲示しますが、何とも結論できません。(長さ1/2に拡大)

 

 

 

 

 

 

尾羽の内側辺りは白が目立つのですが、特別の縞模様らしきものは見当たりません。

 

  

初め気付かなかったのですが、後半では、左胸上部から腹部にかけて赤く見えるようになり、何か出血しているかもしれない、と心配になって来ました。

 

 

 

 

飛ぶ姿で尾羽の形の印象が無いのですが、尾にも本体にも、縞模様らしきものが殆ど見えないことと、顔の印象からトビかノスリの幼鳥かも知れないと思われますが、結論に苦しみます。

昨年辺りに、風力発電機の近くで戯れるノスリの家族を観たことが有ります。

 

以上2種の不明鳥、コメントででも、御教示下されば幸甚です。

 

 

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