見知らぬ男の生活

某男(ぼうお)の日記

イ-19

2020-10-11 | 1/200 一等潜水艦乙型イ-19
なぜ私は過去に作ったことのあるプラモデルを再製作するのか?
それは長い年月の間に失われてしまった大切な何かを取り戻すための自分探しの旅なのかもしれない。
原点回帰と言ってもよい。
歳をとって活動力が低下し、惰性で毎日を過ごすようになってしまった今、ふと「このままでいいのか?」という焦りを感じる。
子どもの頃の自分は、いつも何かに夢中になってワクワクする日々を送っていた。
ワクワク感を与えてくれたものの一つがプラモ製作だ。
その頃に作ったプラモを眺めてワクワク感を思い出せればいいのだが、かつて製作した数々のプラモは何一つ残っていない。
趣味の変化とともに興味を失って全て捨ててしまったんだ・・・。
ああ・・・なんてもったいないことを・・・と、今になって自分を責める私であった。
また前置きが長くなってしまったが、要は『捨ててしまったプラモの中からお気に入りだったものを再製作してもう一度ワクワク感を味わってみるシリーズ』の第2弾を始めるよっていう話なんだ。
そのプラモこそニチモの《1/200 日本海軍一等潜水艦乙型 イ-19》だ。
前回のUボートのパッケージの絵もよかったけど、このイ-19の絵もうまいんだよね。
これもネットのオークションで中古未組立品を見つけて手に入れたんだ。
前作のUボートと同じ1/200なんだけどイ-19の方が大きいんだ。
こりゃ迫力があっていいね。
私が潜水艦のプラモを作るようになったのには理由がある。
あれは忘れもしない某年某月某日、隣の某市にある某書店の2階の左奥の下から3段目の棚だった。(たしか)
一冊の本を取り出して裏表紙の写真を見たとき、私の体に電流が走った。(たしか)
それは潜水艦の写真だった。
初めて見たその不思議なフォルムの乗り物の写真に当時の私はとてつもない衝撃を受けた。
もちろん本を購入し、私の宝物となった。(今も自宅の本棚にある)
これがきっかけとなって潜水艦に対する興味関心が高まり、潜水艦の写真集まで買ってしまった。
その本に載っていたの潜水艦の一つがイ-19だ。
模型店でイ-19のプラモを見つけたときは再び体に電流が走った覚えがある。(たしか)
購入して製作したんだけど、残念ながらそのプラモも今は残っていない・・・。
あれから約40年以上の歳月が流れ、今再びイ-19と巡り会うことができた喜び。
すぐに作ってしまうともったいないので、しばらくニヤニヤ眺めていよう(笑)。
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