ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

中衛の選手がオーバーカットすると、後衛がレシーブするボールがなくなる?

2010年06月20日 10時01分55秒 | サーブレシーブ
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後衛の選手の意識の持ち方

 サーブレシーブは全員で集中して取り組まねばなりません。
 でも、中衛の選手はその後攻撃参加ということも意識しておかねばなりません。
 中衛はオーバーカットでレシーブしても、その次に攻撃に参加できる体制を維持しておく必要がありますから、例えば、床に倒れてまでレシーブすることは、できれば避けたいわけです(もちろん、やむをえない場合はありますよ・・・。)。
 ですから後衛選手には、中衛選手のレシーブ負担をいかに軽くして攻撃への準備をさせてあげられるかという、大きな役割があると言えます。

守備範囲
 さて、図を見てください。
 中衛の選手4人が低い高速サーブへの対応として、それぞれの選手の正面に来るサーブをオーバーカットしてくれることによって、後衛の選手が受け持つこの種のサーブのコースは3分割され、後衛の選手が受け持つレシーブ範囲の横幅は一人当たり2m10cm~2m30cmくらいになる(図のピンクで示された範囲ですね。)ことが期待できます。それぞれこの3分割された部分を守ればいいのですね。



 ところで、低い軌道の高速サーブに対して中衛選手が正面だけレシーブすれば良しとしていたのに対し、後衛の選手の場合、図のピンクスペースを守るべく、横にも動いてレシーブしなければなりません。

横への動き幅 
 横への動きについては、どの程度動けるかを承知しておく必要がありますが、私が選手に求める横への動きは、一般男子の場合、0.4秒で1m20cmないし1m30cm(守備範囲の幅は3mになります。)、女子の場合0.4秒で1m~1m10cm(守備範囲の幅は約2.5m)です。これは継ぎ足でワンステップ分であり、集中していれば対応可能な範囲です。
 これができれば1秒前後でレシーバーの所に到達するサーブに対しても、その軌道を見極め、正面に移動してレシーブでき、その結果、図のピンクで示されたレシーブ範囲を守れるということになるのですね。

 横幅の動きの計算は昨日の記事「中衛センターと前衛ライトのサーブレシーブ(ポジション取りと意識)」を見て下さい。

終わりに・・・
 
 サーブレシーブではボールが到達する場所に移動できても、その先のレシーブ技術もないと成功するとは言えませんが・・・・ボールの来る場所に移動しないとまず、レシーブできませんからね。まずは、正面に動くってことが大事です。
あとは、とにかく、反復練習です。慣れるしかありません。最初のうちは、この記事に乗せた理論等も見ながら練習したらよいと思います。そして、無意識のうちに体が動くようになるまで、反復練習するのです。頑張りましょう。

以上です。ありがとうございました。

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