目線の高さを大事にした練習をする。

はじめに
昨日の記事では、サーブレシーブの基本として、レシーバーをサーバーから等距離ならないように配置し、サーブレシーブの個々の選手の守備範囲を縦割りにせず、サーバーからの距離の違いによって前後の別に分けておくと横並びのレシーバーの間に来るサーブボールについての見合いは少なくなるというお話をしました。
ここから、この方法を実際の９人制バレーボールのフォーメーションでどのように取り入れて行くかの話に展開していくわけですが、その前に、今日はこのプレーをより確実にするためのポイントについてお話しします。

目線の高さを一定に保ったまま移動する
実は、ボールの軌道をいち早く察知し、前後の高さを見極めるためにこのことが極めて重要なのです。目線を上下させずに動く練習は、ある程度足腰の強さも必要ですし、正にスッとしなやかに動くという感じで行けるようにしておくことが大事なんです。
ボールの高低を見極めた後は、微調整して自らレシーブする場合がありますし、突っ込んでレシーブする場合もあり、「頼む！」と後ろの選手に頼む場合もあります。
このボールを見極める練習を日ごろの練習の中で行うことが必要です。

上記図はちょっと小さいですが青シャツの選手がサーブを打ち、これを緑シャツ、黄色シャツ、ピンクシャツの３人のレシーバーがサーブレシーブしているわけですが、このサーブボールがそれぞれの選手からどのように見えるのかということを考えていただきたいのです。

一番前にいる緑シャツの選手からは一番左のようにボールがグングン上がっていくように見えます。

真ん中の黄色シャツの選手だと真ん中のとおり、ボールが上がった後、●のとおり止まった状態に見えます。この状況の時自分がレシーブしなければなりません。

一番後ろにいる後衛のピンクシャツの選手から見ると、サーブボーうはいったん上がりますがネットを超える前に上昇が止まり、その後落ちて行くように見えます。このような状態のときボールは自分の位置より前に落ちてしまいます。
このようにボールが自分より前に来るのか、はたまた後ろに来るのかの判断をするために、目線の高さを一定に保ち、サーブの軌道を見抜くということが必要なのです。
これは、少し練習が必要ですが、目線を一定に保ちつつ動き、軌道を見極めるのは、練習してなれるのが一番です。
その練習方法を明日御紹介します。

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