ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

速攻対策(その5・・・守備に生じる事情)

2012年03月22日 07時05分02秒 | 戦術

守備側チーム事情
守備する側の状況について考えてみますと、ブロックやレシーブのポジショニングについて大まか申し合わせはできていると思いますが、通常は各自の判断でブロックに行くということになっていると思います。
そういうところに、攻撃する側は速攻で時間差攻撃や移動攻撃を仕掛けて来るわけです。
この時の状況というのは、攻める側がコンビネーションを使って連携を保って攻めて来るのに対し、守る側は個人個人の判断で対応するのがやっとで、それも難しい判断を短時間に迫られる上、チームとしての判断をして動くことができないまま、いわば、チームの連携のないバラバラの状態で選手は対応しなければならないのです。
どう考えても、攻撃側が圧倒的に有利なのです。

守備側選手個々の事情
センターでブロックする選手はブロックをするに当たって、Aクイックの選手とセッターの様子を見ながら、同時に、その後ろに回り込んでレフトセミのトスをスパイクしようとする中衛センターの動きにも注意します。

平行にトスが回ったら、1歩でも2歩でも下がってレシーブしようとも考えます。
そういうことを考えるうちにボールはセッターに入り、「アッ!」という間にAクイックのトスが上げられたりするわけです。

で、慌ててブロックに行きますが、一瞬遅れ、あるいはしっかりした方向にジャンプできず、その結果、ブロックがネットから離れてしまい吸い込み等のミスを犯してしまうのです。

レシーバーにしても同様の事情が生じます。
レシーバーにしてみれば、ブロックの後ろを守るのか、それとも隙間を守るのかということで、ポジションも意識も変えたいところですが、このブロックがどのような状況になるのか分からないわけですから、スパイクされてみないと、どこをどう守るのかは分からないという状況になってしまいます。
その結果、レシーバー同士で隙間が空いたり、重なってお見合いしたりということになり、ややもすると当たりそこないのチャンスボールのようなスパイクに対してでさえ、レシーブミスしてしまうようなことになったりするのです。

当ブログのCM
付録1・・・・当ブログ応援のお願い

blogramランキング参加中! ←応援(クリック)していただくと嬉しいのですが・・・。
こちらでは当ブログの見どころやバレーボールの人気ブログを紹介中です。どうぞ、ご覧ください。

にほんブログ村 その他スポーツブログ バレーボールへ
にほんブログ村
付録2・・・・当ブログの特徴について
宮崎県出身の転勤族です。鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々としながら、今年宮崎県に戻ってまいりましたが、宮崎県をはじめ各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等を紹介しています。
カラーシャツ(白シャツ、青シャツ、赤シャツ等色違いのシャツ)の棒人間の図面や動画で分かりやすく説明することにベストを尽くします。

いいスパイクを打ちたい、いいサーブを打ちたい、ブロック上達したい、レシーブ上達したい、とにかくバレーボールで上達したい,ベストを尽くしたいという方のために、色々な情報交換の場にしたいのです。
日本を代表する格闘技である柔道の選手が柔道着をバレーボールのユニフォームに着替えて活躍した事例等、
上達したいという皆さんの期待に沿う記事をアップします。現在5つのカテゴリでトップを採っているほか、お盆や「格闘技(お盆や格闘技の記事は少ないですが・・・)のカテゴリでもランクインしています。

皆さんには、山本愛さんのように夫婦仲良くベストなバレーを続けられるような環境を目指ざしていただきたく、また、マラソンの有森裕子さんのように、地道に頑張る大器晩成、勝負どころでベストを出せるタイプの選手を目指していただきたく、初心者向けの記事や初心者が頑張っている記事をアップしたいと思います。

その他、夏休みの避暑地としてベストな宮崎県と鹿児島県境の霧島、日本一の焼酎会社霧島酒造等で有名な霧島、温泉や観光でベストな霧島の記事をアップアさせていただきます。







 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
その通りです (ポテ吉)
2012-03-22 16:23:51
丁寧な図と分かりやすい説明を有り難うございます。
わがチームのことなのになるほど、なるほどと思いながら改めて第3者の立場で見れています。
磯野さんの言われるとおり、相手の攻撃パターンはわかっているのに、ブロックが割れたり、遅れたりで、レシーバーも今ひとつポジションを確定できずにあわてて処理すると言う状況があります。たいていそのような状況で失点を重ねていると思います。ラリーが続けば続くほどそのような状況に陥りやすいと思います。
なんとなく対処の方向性が浮かんでくるようですが、よろしくお願いします。
返信する
ポテ吉さんへ (磯野)
2012-03-22 22:59:58
コメントありがとうございます。
ちょっと回りくどい感もありますが、問題点を良く整理しておいたほうが対策を講じる時、応用が利き、この方法は我チームではできないけど、あの方法で対策を講じることができるなどと、いろいろ検討できると思いますので、復讐のつもりで問題点について確認してくださいね。

問題点を把握したら、選手の特徴等チーム事情を考慮しながら想像力を発揮して、対策を講じ、シュミレーションしながら練習していくことになります。

対策や練習方法まで御紹介してみたいと思いますので、また不明な点など生じましたら、御質問ください。
返信する

コメントを投稿