しまなみ海道への道②-四国上陸編-からの続き
23日。
朝5時に目覚め、「ここどこかなぁ」と思ったら旅の途中だった。
あー、よく寝た。
他の方がベッドがすごく良かったと言われていたので、なるほどと納得。
6:30に準備を済ませ、朝食バイキングへ。
今まで色んなビジネスホテルに泊まったけど、普通のビジネスホテルにしてはとても豪勢な朝食だった。
次、いつ食べられるかわかないので多めに食べておく。
準備を済ませ、7:30に出発。
本日のコースはこちら。
松山市から今治へ40km走って、そこからしまなみ海道へ突入する。
道に詳しい1008さん、体力のあられるハヂメさんを先頭にして走る。
1008さんは昔自転車で日本一周をしたことがあるので、この辺は走られた事があるそうだ。
朝の通勤ラッシュの中を走り抜ける。
車道に水色の線が引いてあって、それに「今治まで○km」と書いてあり、迷わず行ける。
30km/hペースで走り、猪突猛進で先発隊タイプの1008さんとハヂメさんはだんだん先に行かれる。
私は股がヒリヒリして痛かったのと、向かい風でそんなに速く走れないので、お好み焼きSDさんにペースを落としてもらって一緒に走る。
だいたい22〜25km/h。
微風地帯は30km/h弱くらいのペース。
アンカー星人さんは基本的に最後尾で見守ってくださり、お好み焼きSDさんが弱ってきたら先頭に出て走ってくださる。
海岸線に出ると風が強くて、私一人だったら15km/hくらいしかスピードが出なかったと思うので、一人じゃなくて良かったと思いながら走る。
ハヂメさん達は先でちょいちょい待ってて下さり、「向かい風が涼しくて気持ちよかったねー」の言葉を聞き、唖然とする。
海岸線の写真を撮っていると、旗を持った二人組に遭遇。
旗を見ると「熊本」の文字が見える。
熊本出身で池袋在住の若者が、池袋から熊本まで旗にメッセージを書いてもらいながら歩いて帰っているそうだ。
自転車でも大変なのに、歩きだなんて凄すぎる。
しかも遠廻りしながら帰るとのこと。
Tシャツに「男の娘モデル」と書いてあったので、モデルさんかな。
素敵な方でした。
(写真は1008さんより)
コンビニでちょいちょい休みながら、しまなみ海道入口に到着。
方向音痴な人でも、「自転車専用」の白色の看板と水色の線をたどって走ると間違わずに橋にたどり着ける。
最初の橋でループを描いた近未来的な自転車道と想像以上の景色に圧倒されて、自転車から下りてずーっと景色を眺める。
さすが自転車の聖地と言われるだけあるなぁ。
しまなみ海道のルートから少しそれた所に展望所があると1008さん情報。
相当な激坂らしいけど、今後二度と来ることがないかもしれないので歩く気満々で向かう。
この看板に導かれながら、
8〜10%くらいを2.8km上り、私は限界で1.5kmくらい歩き、あまりの遅さにアンカー星人さんが引き返して様子を見に来てくださった。すみません。
展望所へ到着。
景色を見る前に、藻塩アイスと飲み物補給。
塩分が効いてて、ミネラル補給にちょうどいい。
目的のアイスを食べたら落ち着いたので、展望所へ景色を見に行く。
絶景だけど、この寄り道でかなり体力が奪われる。
余力のない人は行かない方がいいかも。
本線に戻り、
橋を一つ一つ渡っていく。
橋に上るまでに、いちいち上り坂があるので自分がだんだん弱っていくのを実感。
お腹が空いたのか、気分が悪いのかわからない感覚に陥る。
ハヂメさんが最後の2箇所の橋への上りはリュックを押してくださった。
いつもいつもすみません。
最後尾を走られていたアンカー星人さんが時折ネタの仕込みのためか居なくなること数回。
実は密かに暑さでバテているのではないかと疑いの眼差しを向けるが、笑顔で「ハハハ、大丈夫ですよ」と言われる。
展望所に行った時に、急に顔が日焼け止めで真っ白になっていたので、あの辺りから怪しいと睨んでいる。
しまなみ海道を半分まで走り、タイムスケジュールよりかなり遅れている事が発覚。
最初の橋で休憩し過ぎたのと、展望所に寄り道したのが原因だ。
「この後はゆっくりでもいいから淡々と走りましょう」との方針が打ち出され、淡々と走る。
でも暑いからつい休んでしまう。
ガリガリ君三本目。
もちろん伯方の塩アイスも食べた。
1008さんに「この暑さ、堪らんですねぇ」と話しかけると、「えっ、どうもないよ」と澄ました顔で言われる。
1008さんはゴルゴ13みたいな顔をしているだけあって強いなぁ。
そう言えばさっきまで弱っていたお好み焼きSDさんが何故か元気よく先頭を走られている。
なんか復活したらしい。
もしかして弱っているのは私だけ?
私は水色の線に書いてある、「尾道まで○km」の文字ばかりを見て走る。
このまま永遠に尾道までたどり着かないのではないかと思い始める。
水色の線の表示が「尾道まで2km」になった時に船乗り場に到着。
船に乗って船を降りたら尾道駅の真ん前に着いて、いつの間にかしまなみ海道の旅は終了していた。
時刻は17時。
全員揃って無事にゴール。
(写真はハヂメさんより)
時間がないので、駅のすぐ近くのお店で尾道ラーメンを食べる。
尾道ラーメンは醤油ベースで、背脂をスープに浮かしてあるのが特色とのこと。
走っている時はお腹が空いているのか具合が悪いのかよくわからない感覚だったが、ラーメンを食べると胃に染み込んで凄く美味しかったので、お腹が空いていたんだと気付く。
今まで食べたラーメンの中で一番美味しかったかも。
尾道駅の隅で自転車をバラして輪行袋に入れ、
お土産を買って、
在来線で福山駅まで戻って、鹿児島行きの新幹線に乗り込む。
福山駅で黄色い新幹線を見かけた。
1008さんが滅多に見られない新幹線だと教えて下さった。
良いことありますように…。
暑かったので今度行くなら涼しい季節に行こう、しまなみ海道はずっと向かい風だったから今度は逆から走ってみようとか考えながら、バリィさんと伴に熊本に到着。
熊本駅には参加メンバーの奥さんのきくえさんとちあきが迎えに来られていた。
独身で一番堪えるのは、こう言う時に誰も迎えに来ない時だ。
解散式を行い、各々家に帰る。
お好み焼きSDさんはお土産がたくさん入った紙袋を下げて、自転車で帰られる。
私はもう自転車に乗る元気がなかったので、タクシーで家まで帰る。
翌朝ちあきさんからメールが着ているのに気付く。
「さっきは言えなかったけど」でメールは途絶えていた。
私何か悪いことしたかなぁとビクつき、思い当たる節を色々考える。
何も悪いことはしていないと思うけど、思い当たるとしたらハヂメさんが甘いものを食べ過ぎたことくらいかなぁ。
続きのメールが着ていて、「みんなやり遂げた顔で清々しかった。怪我なく無事に帰ってきてくれてありがとう」という内容だった。
そんな素敵な言葉をもらえるなんて思わなかったので、じーん。
走った距離:124km
もしまた行くとしたら、今度は秋か春に行きたいなぁ。
熊本~全工程346km。
23日。
朝5時に目覚め、「ここどこかなぁ」と思ったら旅の途中だった。
あー、よく寝た。
他の方がベッドがすごく良かったと言われていたので、なるほどと納得。
6:30に準備を済ませ、朝食バイキングへ。
今まで色んなビジネスホテルに泊まったけど、普通のビジネスホテルにしてはとても豪勢な朝食だった。
次、いつ食べられるかわかないので多めに食べておく。
準備を済ませ、7:30に出発。
本日のコースはこちら。
松山市から今治へ40km走って、そこからしまなみ海道へ突入する。
道に詳しい1008さん、体力のあられるハヂメさんを先頭にして走る。
1008さんは昔自転車で日本一周をしたことがあるので、この辺は走られた事があるそうだ。
朝の通勤ラッシュの中を走り抜ける。
車道に水色の線が引いてあって、それに「今治まで○km」と書いてあり、迷わず行ける。
30km/hペースで走り、猪突猛進で先発隊タイプの1008さんとハヂメさんはだんだん先に行かれる。
私は股がヒリヒリして痛かったのと、向かい風でそんなに速く走れないので、お好み焼きSDさんにペースを落としてもらって一緒に走る。
だいたい22〜25km/h。
微風地帯は30km/h弱くらいのペース。
アンカー星人さんは基本的に最後尾で見守ってくださり、お好み焼きSDさんが弱ってきたら先頭に出て走ってくださる。
海岸線に出ると風が強くて、私一人だったら15km/hくらいしかスピードが出なかったと思うので、一人じゃなくて良かったと思いながら走る。
ハヂメさん達は先でちょいちょい待ってて下さり、「向かい風が涼しくて気持ちよかったねー」の言葉を聞き、唖然とする。
海岸線の写真を撮っていると、旗を持った二人組に遭遇。
旗を見ると「熊本」の文字が見える。
熊本出身で池袋在住の若者が、池袋から熊本まで旗にメッセージを書いてもらいながら歩いて帰っているそうだ。
自転車でも大変なのに、歩きだなんて凄すぎる。
しかも遠廻りしながら帰るとのこと。
Tシャツに「男の娘モデル」と書いてあったので、モデルさんかな。
素敵な方でした。
(写真は1008さんより)
コンビニでちょいちょい休みながら、しまなみ海道入口に到着。
方向音痴な人でも、「自転車専用」の白色の看板と水色の線をたどって走ると間違わずに橋にたどり着ける。
最初の橋でループを描いた近未来的な自転車道と想像以上の景色に圧倒されて、自転車から下りてずーっと景色を眺める。
さすが自転車の聖地と言われるだけあるなぁ。
しまなみ海道のルートから少しそれた所に展望所があると1008さん情報。
相当な激坂らしいけど、今後二度と来ることがないかもしれないので歩く気満々で向かう。
この看板に導かれながら、
8〜10%くらいを2.8km上り、私は限界で1.5kmくらい歩き、あまりの遅さにアンカー星人さんが引き返して様子を見に来てくださった。すみません。
展望所へ到着。
景色を見る前に、藻塩アイスと飲み物補給。
塩分が効いてて、ミネラル補給にちょうどいい。
目的のアイスを食べたら落ち着いたので、展望所へ景色を見に行く。
絶景だけど、この寄り道でかなり体力が奪われる。
余力のない人は行かない方がいいかも。
本線に戻り、
橋を一つ一つ渡っていく。
橋に上るまでに、いちいち上り坂があるので自分がだんだん弱っていくのを実感。
お腹が空いたのか、気分が悪いのかわからない感覚に陥る。
ハヂメさんが最後の2箇所の橋への上りはリュックを押してくださった。
いつもいつもすみません。
最後尾を走られていたアンカー星人さんが時折ネタの仕込みのためか居なくなること数回。
実は密かに暑さでバテているのではないかと疑いの眼差しを向けるが、笑顔で「ハハハ、大丈夫ですよ」と言われる。
展望所に行った時に、急に顔が日焼け止めで真っ白になっていたので、あの辺りから怪しいと睨んでいる。
しまなみ海道を半分まで走り、タイムスケジュールよりかなり遅れている事が発覚。
最初の橋で休憩し過ぎたのと、展望所に寄り道したのが原因だ。
「この後はゆっくりでもいいから淡々と走りましょう」との方針が打ち出され、淡々と走る。
でも暑いからつい休んでしまう。
ガリガリ君三本目。
もちろん伯方の塩アイスも食べた。
1008さんに「この暑さ、堪らんですねぇ」と話しかけると、「えっ、どうもないよ」と澄ました顔で言われる。
1008さんはゴルゴ13みたいな顔をしているだけあって強いなぁ。
そう言えばさっきまで弱っていたお好み焼きSDさんが何故か元気よく先頭を走られている。
なんか復活したらしい。
もしかして弱っているのは私だけ?
私は水色の線に書いてある、「尾道まで○km」の文字ばかりを見て走る。
このまま永遠に尾道までたどり着かないのではないかと思い始める。
水色の線の表示が「尾道まで2km」になった時に船乗り場に到着。
船に乗って船を降りたら尾道駅の真ん前に着いて、いつの間にかしまなみ海道の旅は終了していた。
時刻は17時。
全員揃って無事にゴール。
(写真はハヂメさんより)
時間がないので、駅のすぐ近くのお店で尾道ラーメンを食べる。
尾道ラーメンは醤油ベースで、背脂をスープに浮かしてあるのが特色とのこと。
走っている時はお腹が空いているのか具合が悪いのかよくわからない感覚だったが、ラーメンを食べると胃に染み込んで凄く美味しかったので、お腹が空いていたんだと気付く。
今まで食べたラーメンの中で一番美味しかったかも。
尾道駅の隅で自転車をバラして輪行袋に入れ、
お土産を買って、
在来線で福山駅まで戻って、鹿児島行きの新幹線に乗り込む。
福山駅で黄色い新幹線を見かけた。
1008さんが滅多に見られない新幹線だと教えて下さった。
良いことありますように…。
暑かったので今度行くなら涼しい季節に行こう、しまなみ海道はずっと向かい風だったから今度は逆から走ってみようとか考えながら、バリィさんと伴に熊本に到着。
熊本駅には参加メンバーの奥さんのきくえさんとちあきが迎えに来られていた。
独身で一番堪えるのは、こう言う時に誰も迎えに来ない時だ。
解散式を行い、各々家に帰る。
お好み焼きSDさんはお土産がたくさん入った紙袋を下げて、自転車で帰られる。
私はもう自転車に乗る元気がなかったので、タクシーで家まで帰る。
翌朝ちあきさんからメールが着ているのに気付く。
「さっきは言えなかったけど」でメールは途絶えていた。
私何か悪いことしたかなぁとビクつき、思い当たる節を色々考える。
何も悪いことはしていないと思うけど、思い当たるとしたらハヂメさんが甘いものを食べ過ぎたことくらいかなぁ。
続きのメールが着ていて、「みんなやり遂げた顔で清々しかった。怪我なく無事に帰ってきてくれてありがとう」という内容だった。
そんな素敵な言葉をもらえるなんて思わなかったので、じーん。
走った距離:124km
もしまた行くとしたら、今度は秋か春に行きたいなぁ。
熊本~全工程346km。