H23.6.6(月)
朝6:30に自宅を出発。
7:30に地蔵峠登山口に到着。
駐車場には私の車だけ。
明日も休みなので、
今日は冠ヶ岳から足を延ばして、一度行ってみたかった一ノ峯・二ノ峯まで行く予定だ。
7:45地蔵峠登山口から階段を登り、冠ヶ岳を目指す。
昨日の雨で足元がぬかるんでいるので滑らないように慎重に歩く。
小さな虫がわんわん飛んでいるが、手で払いながら進む。
途中、熊笹で服が濡れたが、すぐに乾いた。
9:30冠ヶ岳に着く。
次に目指す俵山方向を見ると、急な下りだ。
帰りにここをまた登るのかと思うと躊躇したが、まだ時間が早いので先に進むことにした。
急な下りを過ぎるとなだらかな登り、その後、山肌が崩れた急な下りが出現。
捕まるものが何もないので、手をつきながらズリズリ下る。
帰りにここを登れるのか不安になるが、下ってしまったものは仕方がない。
しばらく行くと、分岐部があり、地図的にはここから左へ進めば、一ノ峯・二ノ峯方面だと思われる。
昨日の仕事の疲れと寝不足でいつもより身体が重い。
帰りの事を考えると、ここで引き返そうかと考えたが、せっかくここまで来たので先へ進むことにした。
延々となだらかな登山道を下る。
クモの巣が顔にかかり、木から虫がぶら下がる道を下る。
クモも青虫も嫌いだ。
拾った枝でクモの巣を取りながら、ぶら下がる青虫に触らないように気をつけながら、前へ進む。
どれだけ下っただろうか。
ほぼ藪といっていい道を進み、展望もないまま下り続ける。
1時間ほど下った頃に、視界が開き、目指す山が見えた。
ここで私の体力は80%消費。
だけど、どうしても頂上に立ちたくて、二ノ峯へ登り、次に一ノ峯へ登る。
写真は一ノ峯にある石碑。風鎮の神を祀ったものだそうだ。
頂上でおにぎりとみそ汁を摂る。
だけど、ここで私の体力はほとんど残っていない。
ここまで来たことに後悔した。
現在11:30。
この道をまた帰ると思うとぞっとした。
延々と下った山道を延々と登る。
登りきったら、次は小さなピークをあと3個越えなければ、帰れない。
日差しが暑い。頭を触るといつもより熱い。
無理して登り進めると動悸がする。
頭がぼーっとしてきた。
持ってきた水が少なすぎた。
「登山は自己責任」という言葉が頭をよぎる。
あとは気力だけで、歩き続けた。
手を付きながら滑り下りた場所は、木の枝を掴みながら必死で登る。
すべての登りを終えると、安心した。
あとは下るだけだ。
駐車場に着いたのは、14時。
およそ6時間半歩いた。
股関節が痛い。
今日は誰とも会わなかった。
今回の山行は反省ばかりだった。
途中で引き返す勇気は大切だと学んだ。
それから水は多めに持っていくこと。