またブルベ200kmに参加してきた。
200kmのブルベ挑戦は今回で3回目だ。
まだ200km以上に参加する自信はない。
一週間前から、当日の天気が気になりこまめにチェックしていた。
1月なので寒いのは当たり前だが、雨あるいは雪が降りそう。
ブルベの前日、テレビを付けていたら興味深い内容が流れてきた。
「植物は幾度もの氷河期を乗り越え、遺伝子を強くしながら現在の生物相を形成した」という内容。
もしかしたら人間も冷たい環境に置いて凍えさせた方が強くなるのではないだろうか。
前日カッパや防水スプレーをいそいそと準備し、ついでに身体に良さそうな黒ニンニクをいただく。
初めて食べた黒ニンニク、( ゚Д゚)ウマー。
当日は朝5時起床。
車でスタート地点の近くに行き、駐車場を探していたら時間がかかってしまって、スタート時間ギリギリに到着となってしまった。
スタート地点には昨年六峰街道サイクリングでご一緒したTさんが応援に来られていた。
私が焦って準備をしていたら自転車を持って下さった。ありがとうございます。
本日の参加者は30人くらい。
同じショップの羊の夫婦の旦那さん、okdさんも参加されている。
コースはこんな感じ。(ルートラボを保存し忘れたので、だいたいな感じで再作成しました)
しばらくは平地なので、みんな同じくらいのペースで走る。
信号待ちの時に、「今日は午後から寒くなるから早くゴールした方がいいね」との会話を小耳に挟む。
雨は時折パラつく程度で、走っていれば身体が温まるので寒さも気にならない。
okdさんが、「さっきスタート地点にいたおばさんはブルベの創始者ですよ」と教えてくださった。
その「創始者」がスタート地点で優しい目で微笑んでおられたあの女性の事だとすぐわかった。
そしてその創始者の事をokdさんが「おばさん」と呼んだ事をここに報告する。
途中の信号待ちで、昨年末にheaven's ride2016でお会いした方がおられた。
挨拶をしたら、「あーあの時の!覚えてます」と言われた。
何となくその反応で本当は覚えてないだろうなぁと感じたが、でも覚えている振りをされたこの方は確実にいい人だろう。
30kmくらい走って、上りが始まったらだんだんバラけてきた。
私はリカンベントの方と同じペースだったのでしばらく付かず離れずで走る。
この自転車は上りはキツいらしいけど、空気抵抗が少ないので平地や下りは速いとのこと。
途中からリカンベントの方と離れて、一人となる。
ブルベは正確な距離の把握が大事だが、途中でガーミンが止まっていて、今何km走っているのかわからなくなってしまった。(・Θ・;)アセアセ…
途中のコンビニでブルベライダーが停まっているのを何度か見かけて、「もしかしてあそこがチェックポイント?」とだんだん不安になる。
不安だったので信号待ちで追い付いて来られた方に聞いたら、「第一チェックポイントは後3km先ですよ」とのこと。(〃´o`)=3 ほっ
ほとんど最後尾で、51.4kmの第一チェックポイントに到着。
時刻は9:36。タイムアウトは10:33なのでおよそ56分の貯金。
私が到着するとみなさん中のカウンターに座り何か食べられていた。
羊の夫婦の旦那さんやokdさんがカウンターから手を振ってくれた。
羊の夫婦の旦那さんも確か昨年からブルベデビューされており、私が得ている情報では400km走られている。
もしかしたらもっと走られているかも。
羊の夫婦の旦那さんの自転車。
通勤用の自転車をブルベ用に改造したとのこと。
ブルベ格差社会の底辺に巣くう私には座ってゆっくり食べる資格も余裕もないので、外で立ったままジャンボいなりとコーヒーを飲む。
お弁当のヒライで一番好きなメニューはジャンボいなりだ。
ショップの先輩もジャンボいなりが好きだと言っていた。
第一チェックポイントからはokdさんがゆっくりペースで私の近くを走ってくださった。
悪いので先に行って下さいとお伝えしたが、今回は制限時間いっぱい使ってゆっくり走られるとのこと。
今回のコースは湯の児折り返しだ。
こちら方面に来たのは3回目。
「太郎」と付く峠が3つあって、まず「赤松太郎」
「佐敷太郎」を通過する。
もう一つの「津奈木太郎」は復路で通る。
今回のブルベのコースは往路の後半に「広域農道オレンジロード」がある。
広域農道という道はアップダウンの激しい道だと勉強済みだ。
上り坂は苦手なのでokdさんが一緒に走って気を紛らわしてくださった。上りの勾配は8~10%。
ヨロヨロ状態で恥ずかしかったので、「2週間振りの自転車なので許して下さい…」と言い訳する。
曇っているので景色はイマイチだが、天気がいい日は絶景だろうなぁ。
次の通過チェックポイントは広域農道終わり際にある「湯の児スペイン村・福田農園」だ。
「福田農園」の看板があり、左折するとその先もまだ上り坂が続いていた。((;゚Д゚)
もう上りは終わりと思って安心していたが、カーブを抜けても抜けてもまだ上り。
最後のカーブで上り坂が見えた時、心が折れて歩いてしまった。
この坂が今回のコースで一番辛かった。
通過チェックポイントをこんな高台に設定しなくても…。
こちらのパン屋さんでパンを二ついただく。
ブルベを走っているとよく「頑張って下さい」と声をかけてもらえるので嬉しい。
こちらでもお店の方やお客さんに声をかけていただいた。
第二チェックポイントはスタートから106km地点のコンビニ。
13:44に到着。
タイムアウトは14:04なので、貯金は20分。
なぜだかわからないが、走っている時は制限時間とか全然気にしてなかった。
okdさんと一緒だったし、完走する自信があったのだろう。
復路は国道3号線をひたすら走る。
足先の感覚はとうの昔になくなった。
海岸線に出ると結構向かい風が強い。
脚を止めると止まってしまうくらいの風。
okdさんが向かい風区間は前に出て下さるが、私の希望するペースよりやや速いのですぐ離れてしまう。
たまに頑張って追い付いても、okdさんは追い付くと微妙に速度を速める習性があるので、結局離れてしまう。
「うたせ船があるよ」とokdさんが教えてくれた。
幌を広げたうたせ船、「海の貴婦人」と呼ばれているとのこと。(画像は芦北町観光協会HPより)
こちら方面にはあんまり来ないので、せっかくなので景色を見ながら走ろうと気持ちを切り替える。
15時半頃から雪がちらつき始めた。
復路は津奈木太郎峠、佐敷太郎峠を越え、スタートから138km地点の第三チェックポイントのお弁当のヒライに15:50に到着。
タイムアウトが16:16なので、26分の貯金。
中の椅子に座って、もしかしたらもうゴールしている人がいるかもしれんねーと話す。
最後の赤松太郎峠を越えたら、後は平地だ。
八代で最後の休憩をして、残り50km。
八代を抜けた頃日没。
本格的に寒くなる前にゴールしたいので、黙々とひた走る。
(画像は「全日本もう帰りたい協会」より)
okdさんが「残り40kmを時速40kmで走ったら1時間で帰れるよ」と言われた。
速く走れば走るほど早く帰れるんだなぁと当たり前の事だけどなるほどと思う。
でも太ももが強ばって疲れて力が入らず、膝もガクガク。
平地はもう20km/hくらいしか出せないけど、走っていればそのうち着くと思って頑張る。
okdさんが「脚が回ってるねー」と褒めて私の気持ちを盛り上げる。
私は嬉しくて調子に乗る。
途中、止まっている参加者を二人抜く。
助けたいけど、私には助ける体力も知識も技術もない。
okdさんが止まって声をかけられていたので、私は先に進む。
熊本市内に着いた時点で19時。
タイムアウトは20:30。
嫌な予感がして、okdさんに「私たち間に合いますか?」と問う。
この調子で行けば大丈夫との返事。
そして206km地点のコンビニに20:17に飛び込む―。
走行距離:198km+α=206km(スタート押し忘れ)
相変わらず遅くて恥ずかしいけど、なんとか時間内にゴール出来た。
早い方は17時台にゴールしたとのこと。
人が長距離を走った話を聞くと楽しいけど、聞くのとやるのとでは違う。
次は300km挑戦しようと思ったけど、ひとまず春まで待つことにしよう。
200kmのブルベ挑戦は今回で3回目だ。
まだ200km以上に参加する自信はない。
一週間前から、当日の天気が気になりこまめにチェックしていた。
1月なので寒いのは当たり前だが、雨あるいは雪が降りそう。
ブルベの前日、テレビを付けていたら興味深い内容が流れてきた。
「植物は幾度もの氷河期を乗り越え、遺伝子を強くしながら現在の生物相を形成した」という内容。
もしかしたら人間も冷たい環境に置いて凍えさせた方が強くなるのではないだろうか。
前日カッパや防水スプレーをいそいそと準備し、ついでに身体に良さそうな黒ニンニクをいただく。
初めて食べた黒ニンニク、( ゚Д゚)ウマー。
当日は朝5時起床。
車でスタート地点の近くに行き、駐車場を探していたら時間がかかってしまって、スタート時間ギリギリに到着となってしまった。
スタート地点には昨年六峰街道サイクリングでご一緒したTさんが応援に来られていた。
私が焦って準備をしていたら自転車を持って下さった。ありがとうございます。
本日の参加者は30人くらい。
同じショップの羊の夫婦の旦那さん、okdさんも参加されている。
コースはこんな感じ。(ルートラボを保存し忘れたので、だいたいな感じで再作成しました)
しばらくは平地なので、みんな同じくらいのペースで走る。
信号待ちの時に、「今日は午後から寒くなるから早くゴールした方がいいね」との会話を小耳に挟む。
雨は時折パラつく程度で、走っていれば身体が温まるので寒さも気にならない。
okdさんが、「さっきスタート地点にいたおばさんはブルベの創始者ですよ」と教えてくださった。
その「創始者」がスタート地点で優しい目で微笑んでおられたあの女性の事だとすぐわかった。
そしてその創始者の事をokdさんが「おばさん」と呼んだ事をここに報告する。
途中の信号待ちで、昨年末にheaven's ride2016でお会いした方がおられた。
挨拶をしたら、「あーあの時の!覚えてます」と言われた。
何となくその反応で本当は覚えてないだろうなぁと感じたが、でも覚えている振りをされたこの方は確実にいい人だろう。
30kmくらい走って、上りが始まったらだんだんバラけてきた。
私はリカンベントの方と同じペースだったのでしばらく付かず離れずで走る。
この自転車は上りはキツいらしいけど、空気抵抗が少ないので平地や下りは速いとのこと。
途中からリカンベントの方と離れて、一人となる。
ブルベは正確な距離の把握が大事だが、途中でガーミンが止まっていて、今何km走っているのかわからなくなってしまった。(・Θ・;)アセアセ…
途中のコンビニでブルベライダーが停まっているのを何度か見かけて、「もしかしてあそこがチェックポイント?」とだんだん不安になる。
不安だったので信号待ちで追い付いて来られた方に聞いたら、「第一チェックポイントは後3km先ですよ」とのこと。(〃´o`)=3 ほっ
ほとんど最後尾で、51.4kmの第一チェックポイントに到着。
時刻は9:36。タイムアウトは10:33なのでおよそ56分の貯金。
私が到着するとみなさん中のカウンターに座り何か食べられていた。
羊の夫婦の旦那さんやokdさんがカウンターから手を振ってくれた。
羊の夫婦の旦那さんも確か昨年からブルベデビューされており、私が得ている情報では400km走られている。
もしかしたらもっと走られているかも。
羊の夫婦の旦那さんの自転車。
通勤用の自転車をブルベ用に改造したとのこと。
ブルベ格差社会の底辺に巣くう私には座ってゆっくり食べる資格も余裕もないので、外で立ったままジャンボいなりとコーヒーを飲む。
お弁当のヒライで一番好きなメニューはジャンボいなりだ。
ショップの先輩もジャンボいなりが好きだと言っていた。
第一チェックポイントからはokdさんがゆっくりペースで私の近くを走ってくださった。
悪いので先に行って下さいとお伝えしたが、今回は制限時間いっぱい使ってゆっくり走られるとのこと。
今回のコースは湯の児折り返しだ。
こちら方面に来たのは3回目。
「太郎」と付く峠が3つあって、まず「赤松太郎」
「佐敷太郎」を通過する。
もう一つの「津奈木太郎」は復路で通る。
今回のブルベのコースは往路の後半に「広域農道オレンジロード」がある。
広域農道という道はアップダウンの激しい道だと勉強済みだ。
上り坂は苦手なのでokdさんが一緒に走って気を紛らわしてくださった。上りの勾配は8~10%。
ヨロヨロ状態で恥ずかしかったので、「2週間振りの自転車なので許して下さい…」と言い訳する。
曇っているので景色はイマイチだが、天気がいい日は絶景だろうなぁ。
次の通過チェックポイントは広域農道終わり際にある「湯の児スペイン村・福田農園」だ。
「福田農園」の看板があり、左折するとその先もまだ上り坂が続いていた。((;゚Д゚)
もう上りは終わりと思って安心していたが、カーブを抜けても抜けてもまだ上り。
最後のカーブで上り坂が見えた時、心が折れて歩いてしまった。
この坂が今回のコースで一番辛かった。
通過チェックポイントをこんな高台に設定しなくても…。
こちらのパン屋さんでパンを二ついただく。
ブルベを走っているとよく「頑張って下さい」と声をかけてもらえるので嬉しい。
こちらでもお店の方やお客さんに声をかけていただいた。
第二チェックポイントはスタートから106km地点のコンビニ。
13:44に到着。
タイムアウトは14:04なので、貯金は20分。
なぜだかわからないが、走っている時は制限時間とか全然気にしてなかった。
okdさんと一緒だったし、完走する自信があったのだろう。
復路は国道3号線をひたすら走る。
足先の感覚はとうの昔になくなった。
海岸線に出ると結構向かい風が強い。
脚を止めると止まってしまうくらいの風。
okdさんが向かい風区間は前に出て下さるが、私の希望するペースよりやや速いのですぐ離れてしまう。
たまに頑張って追い付いても、okdさんは追い付くと微妙に速度を速める習性があるので、結局離れてしまう。
「うたせ船があるよ」とokdさんが教えてくれた。
幌を広げたうたせ船、「海の貴婦人」と呼ばれているとのこと。(画像は芦北町観光協会HPより)
こちら方面にはあんまり来ないので、せっかくなので景色を見ながら走ろうと気持ちを切り替える。
15時半頃から雪がちらつき始めた。
復路は津奈木太郎峠、佐敷太郎峠を越え、スタートから138km地点の第三チェックポイントのお弁当のヒライに15:50に到着。
タイムアウトが16:16なので、26分の貯金。
中の椅子に座って、もしかしたらもうゴールしている人がいるかもしれんねーと話す。
最後の赤松太郎峠を越えたら、後は平地だ。
八代で最後の休憩をして、残り50km。
八代を抜けた頃日没。
本格的に寒くなる前にゴールしたいので、黙々とひた走る。
(画像は「全日本もう帰りたい協会」より)
okdさんが「残り40kmを時速40kmで走ったら1時間で帰れるよ」と言われた。
速く走れば走るほど早く帰れるんだなぁと当たり前の事だけどなるほどと思う。
でも太ももが強ばって疲れて力が入らず、膝もガクガク。
平地はもう20km/hくらいしか出せないけど、走っていればそのうち着くと思って頑張る。
okdさんが「脚が回ってるねー」と褒めて私の気持ちを盛り上げる。
私は嬉しくて調子に乗る。
途中、止まっている参加者を二人抜く。
助けたいけど、私には助ける体力も知識も技術もない。
okdさんが止まって声をかけられていたので、私は先に進む。
熊本市内に着いた時点で19時。
タイムアウトは20:30。
嫌な予感がして、okdさんに「私たち間に合いますか?」と問う。
この調子で行けば大丈夫との返事。
そして206km地点のコンビニに20:17に飛び込む―。
走行距離:198km+α=206km(スタート押し忘れ)
相変わらず遅くて恥ずかしいけど、なんとか時間内にゴール出来た。
早い方は17時台にゴールしたとのこと。
人が長距離を走った話を聞くと楽しいけど、聞くのとやるのとでは違う。
次は300km挑戦しようと思ったけど、ひとまず春まで待つことにしよう。