
8月5日
単独
朝7時半発
遠目に鞍岳の山頂に厚い雲がかかっていたが、今日は鞍岳に行くことにする。
四季の里キャンプ場を過ぎた辺りから風が吹き始め、パラパラと小雨が降ってきた。
雲の中に突入したようだ。
登り始めたのは、朝8時半。この天気のためか誰もいない。
ただびゅーびゅーと吹く風、立ち込める靄、荒れた道。
前日に見たテレビの心霊特集のせいで恐怖心がじわじわ忍び寄る。
誰かが後ろから付いてきてる妄想に襲われ、恐怖のため、登りはじめてすぐに引き返す。
せっかくここまで来たのでいつもの頂上駐車場から登ることにした。
ただ、環境は同じである。
急いで鞍岳と女岳に登った。鞍岳山頂で、一人タイタニックをする。
そして急いで元の駐車場へと引き返した。
ただ下り口を間違ってしまい、山の神の石碑に辿り着いてしまった。
山の神に「どうかどうか無事に下山させて下さい」と必死に頼み、無事に車まで戻ることができた。
視界の悪い日と、怖いテレビを見た後は、山は行かないほうがいいと学んだ。