●五体俳句377・髪20・鈴木六林男7・2018-5-1(火)
○「五月の夜未来ある身の髪匂う」(『谷間の旗』1955)(→鈴木六林男7)
○季語(五月・初夏)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「髪20回記念」は、匂いたつ未来ある身の若い黒髪です。立夏数日前の五月の始まりの日に。
■鈴木六林男『谷間の旗(1955刊)』5句
「麦踏の遠き背後をわが通る」(麦踏・初春)(1948作)
「遮断機へ青春去りし胸並ぶ」(無季)(1949作)
「死が近し黒く小さき櫛さして」(無季)(1949作)
「猫の子として存在す痛烈に」(子猫・晩春)(1950作)
「春もまた痩せては眼鏡おもたかり」(春・三春)(1951作)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます